
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、兵庫・淡路島の「淡路のBBQテラス」です。
「3角と屋根」
BBQ と洗車をするための最小限の空間が求められた。
最小限の原初的な空間と言えば、テントや竪穴式住居ようなものが思い浮び、テントのように軽やかで竪穴式住居のように屋根だけで、最小限の空間を作れないかと考えた。
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、兵庫・淡路島の「淡路のBBQテラス」です。
「3角と屋根」
BBQ と洗車をするための最小限の空間が求められた。
最小限の原初的な空間と言えば、テントや竪穴式住居ようなものが思い浮び、テントのように軽やかで竪穴式住居のように屋根だけで、最小限の空間を作れないかと考えた。
書籍『リノベーションからみる西洋建築史 歴史の継承と創造性』がamazonで発売されています。著者は、伊藤喜彦・頴原澄子・岡北一孝・加藤耕一・黒田泰介・中島智章・松本裕・横手義洋。
こちらは出版社による概要。
西洋建築史を様式変遷史ではなくリノベーションの重層としてとらえ、リノベーションの創造性という視点から西洋建築史を再考する。ローマ神殿の円柱の入手に奔走した司祭、小城館に王統の継続性を託した王……。時間が積み重なった建築に人が介入するとき、そこには意味と意志がある。現代のリノベーションのコンセプトワークにも参考となる1冊。
[主な目次]
第1章:都市組織の中に生き続ける古代建築
第2章:再利用による創造、改変がもたらした保全
第3章:古代末期から中世へ
第4章:歴史的建築の再利用と建築家の創造性
第5章:近世ヨーロッパ宮殿建築のスクラップ・アンド・ビルドと建築再生
第6章:線的な開発と面的な継承の都市再生
第7章:「過修復」から「保全」・「保護」へ
第8章:建築が紡ぐ人々の意志
COBEが設計した、デンマーク・コペンハーゲンの、床を曲面にし盛り上げた設計にすることで、公園機能と2000台の駐輪場を両立した公共広場「Karen Blixens Plads Public Square」の写真と図面が23枚、archdailyに掲載されています。
田中裕之建築設計事務所による、広島市の、病院をコンバージョンしたホテル「KIRO HIROSHIMA by THE SHARE HOTELS」です。施設の公式サイトはこちら。
広島市中心部に建つ、病院をコンバージョンしたホテルである。
広島を含む、瀬戸内海の美しい海や島々を巡る旅は海外の旅行者の間でも定着してきている。
このホテルでは、ローカルでディープな人や場所の情報を発見できたり、そのためのきっかけを提供し、旅人とローカルを交差させ、その交差点から旅を「分岐」させていくことをここのホテルでは目指している。
そのためホテル名も文字通り、瀬戸内周遊の旅の「分岐路」になることを込めてKIRO HIROSHIMAを名付けられた。
トラフのウェブサイトに、リーガロイヤルホテル広島の、エグゼクティブフロアの客室と3Fロビーの改修計画の写真が10枚掲載されています。
創業65周年を迎える、リーガロイヤルホテル広島のエグゼクティブフロアの客室と3Fロビーの改修計画。ホテルは広島市内中心部に位置し、高層階客室からは広島城、瀬戸内海をはじめ、広島の街並みを一望できるランドマークになっている。
エグゼクティブフロアの客室改装では、各部屋にひとつ設けられた、眺めの良い大きな窓を、ピクチャーウィンドウとして額縁のように木枠で縁取った。木枠に一体化されたソファベンチには、ローテーブルとフロアランプを組み合わせることで、窓辺を居場所としてしつらえた。この窓辺に導かれるようにカーペットが窓に向かって伸び、ソファベンチの下で立ち上がって間接照明を柔らかく受け止める。
3Fのロビーは、漆芸や鯉に見られる、広島の文化を代表する朱色をベースとしたデザインのカーペットに張り替えた。ラインだけで構成された柄は、ホテル1Fロビーに創業当初からある彫刻家、多田美波氏によるデザインの照明にみられる菱形の造形をモチーフとし、ラインの粗密によって、空間に抑揚を与えている。
地域性や立地、建築の特徴などを最大限に引き出しながら、ホテルのアイデンティティを改めて見出し、訪れる宿泊客の体験をアップデートする感覚でデザインをした。
中村浩士 / 中村工務店㈱の設計・施工による、埼玉・越谷市のアトリエ「atelier N」です。
敷地は埼玉県越谷市、農地の残る長閑な場所である
そこに建てた自社アトリエ。
一般木造で採用することが多い、所謂柱と梁・筋交・合板で耐力壁を設置して構造を成立させるのではなく
斜めの米松材でトラスを組み耐力壁ゼロでガラスの外壁を実現した。
森清敏+川村奈津子 / MDSが設計した、神奈川の住宅「鎌倉浄明寺の家」です。
考えの原点は「竪穴式住居」。さらに土間の上に床を一枚加えて屋根を大地より少しもち上げ、立体的な空間へと変化させた。2層部分は軒先側にいくほど天井が迫り、反対に中央は遥かに高い。方形屋根の架かる四辺それぞれは、山と谷、集落、そして空が広がる恵まれた環境で、それに呼応するように軒先をめくり上げ、景色の違う4つの間をつくった。めくり残した軒先四隅は、床を切り欠いて土間からの吹抜けとし、上下階を繋いでいる。
元木大輔 / DDAA LABによるフルーツボウルをまとめたZINE「FRUIT BOWL」です。またZINの刊行に合わせて展覧会も開催されました。その情報等も掲載します。
「FRUIT BOWL」は、フルーツの置き場がなかったために事務所にある素材を使い作ったフルーツボウルの記録集。
素材もポリエチレンフォームと輪ゴムやクリップという最小限のもので、毎日形を変えて100日分、100種類のフルーツボウルが記録されている。
フルーツが置かれ、並べられ、包まれ、分けられ、曲線を描き、そして時には隠され…
ボウルのシンプルな形状の変化でフルーツの見え方もまた変化する。遊び心にあふれた、ささやかな探求の記録。
工藤浩平+小黒日香理 / 工藤浩平建築設計事務所が設計した、群馬・高崎市の「プラス薬局みさと店」と、実際にこの建築を訪問した6組の建築家たち(西澤徹夫・宮内義孝・榮家志保・澤田航・森純平・竹内吉彦)による感想を掲載します。
病院を含む医療・福祉系の施設はクロス、塩ビシートといった清潔感があるとされている設えがあたりまえの世界のなかに、外のようなラフであっけらかんとした空間をつくったり、薬局建築では無駄なものとされがちな大きな気積のある空間をどうつくるかという課題があった。結果、モノをとても合理的に経済的につくることでなし得たが、振り返るとそれは偽りの合理性、または免罪符に近いかもしれないと思ったりもした。地元ゼネコンに1.5倍の金額を提示されたとき、カタチを出すということは装飾的な一部なのかもしれないとも思ったし、透明な空間がいい環境をつくれているのかということにも私たちを立ち返らせてくれた。そういった思いを自分たちの中で払拭したいという気持ちで、必死にエンジニアリングやコストコントロールを行い、つくり手側に介入もしていった。その手続きは「私たちの」空間をつくりたいエゴなのかもしれないという迷いもあったが、立ち上がったモノの強さを目の当たりにして、そんなちっぽけな心配は消えていった。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/4/20-4/26)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
※現在、トップページのランキングが不調の為、大元のアクセス解析からデータを抽出しています
澤田航+橋村雄一 / Sawada Hashimuraのウェブサイトに、東京・渋谷PARCO内の、ファッションブランド kolorの店舗の写真とドローイングが11枚掲載されています。澤田は能作文徳建築設計事務所出身の建築家で、橋村は、Tony Fretton Architects・Carmody Groarke・新素材研究所出身の建築家。
坂茂の大分県立美術館での建築展「仮設住宅から美術館まで」が、開幕延期に伴い設営の様子を伝える動画を5つ公開しています。
こちらは展覧会公式の概要。
大分県立美術館では、開館5周年を記念し、当館の設計者である世界的建築家、坂 茂氏の展覧会を開催します。
坂氏は、中国の伝統的な竹編み帽子から発想を得た屋根の構造を持つ「ポンピドー・センター-メス」(2010年、フランス)や、パリ郊外セガン島の音楽ホールを中心とした複合音楽施設「ラ・セーヌ・ミュジカル」(2017年、フランス)など、世界中で建築設計に携わっています。その一方で、1995年の阪神淡路大震災の「紙のログハウス」や「紙の教会」、2011年の東日本大震災に活用された「避難所用間仕切りシステム」、2008年の中国・四川大地震の復興支援では「成都市華林小学校紙管仮設校舎」を建てるなど、災害支援活動も続けられています。これら多方面に及ぶ活動が高く評価され、2014年に建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞されました。
本展は、坂 茂氏自らが設計した美術館での大規模個展です。坂氏が35年に渡りおこなってきた設計活動を、写真や図面、映像だけでなく、多数の実物大モックアップ(模型)でご紹介します。離れた場所にある建築を臨場案あふれるダイナミックな展示で、子どもから大人まで楽しんでいただける内容です。また25年に渡り世界各地で行ってきた災害支援活動についてもご紹介します。
その多角的な創作や活動とあわせて、当館を設計する中で考えた建物のフレキシビリティや、街に開かれた美術館への構想など、当館のコンセプトを体験できる会場構成もご覧いただけます。
その他の4つの動画は以下に掲載します。
植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスが設計した、群馬・安中市の住宅「安中の家」です。
計画地の南に、ぽっかりと空いた場所がある。
国道の拡幅工事の着工を待っている場所である。
まちは大きな時間の流れでとらえても刹那的に見ても、変化し続ける動的なものの集積でかたちづくられている。
この動的なものの切れ間にあり、それとは無関係にただ空いているこの空白地は、誰のものでもなく、待つという受け身の態度でもって「今だけ」という一時的な利用を許容するおおらかさがある。
またここに身を置くことにより、周りの流れているものを客観的に見ることができる。そしてそれは、流れるものと「ぽっかり」の関係を俯瞰する視点により見出される。
このような場所のあり方を発見した時、住宅の中に「ぽっかり」をつくる可能性を考えた。
岩橋翼建築設計事務所による、大阪の既存事務所ビルの3フロアの改装「広場のあるオフィス」です。
事務所ビルの7,8,10階の改装です。
設備の整理を図るために、天井と間仕切りを取り除いたところ、
小さな部屋に仕切られていたために隠れていた、連窓のカーテンウォールが様子を現しました。
初めてその大きな窓をみて、自然の光に包まれて打合せや作業ができる場所にしたいと考えました。
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureによる、京都・下京区の、元社員寮を、アートを体験できる宿泊施設への改修プロジェクト「朱雀宝蔵町のホテル」です。
この施設の公式サイトはこちら。
京都市丹波口駅南周辺には卸売市場が建ち並び、さまざまな食材が集まる場所がある。
朝は市場の活気であふれ、今も職住一体の文化が色濃く残っている。
今回の計画地であった建物はそんな卸売り市場で働く人のための社員寮であった。
クライアントからはこの社員寮をアートを体験できるホテル・レジデンスとすることを求められた。
カウンタースペースが手掛ける今年(2020年)のサーペンタイン・パヴィリオンが、来年(2021年)に延期されることが発表されています。カウンタースペースは、南アフリカを拠点とする1990年生まれの女性建築家3人(Amina Kaskar、Sumayya Vally、Sarah de Villiers)による建築設計事務所。2020年2月段階では「2020年6月11日~10月11日」の会期が発表されていました。掲載画像は建設が予定されてたパヴィリオン。彼女らは過去のサーペンタインギャラリーの設計者としては最年少です。そしてこのパヴィリオンを起点に、ロンドン全体にパブリックプログラムを展開することを計画していたようです。
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