architecture archive

SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京・渋谷のショールーム・イベントスペース「SONY SQUARE SHIBUYA PROJECT」
SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京・渋谷のショールーム・イベントスペース「SONY SQUARE SHIBUYA PROJECT」 photo©Joshua Lieberman

SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎が設計した、東京・渋谷のショールーム・イベントスペース「SONY SQUARE SHIBUYA PROJECT」です。

ソニー製品を体験するためのショールーム兼イベントスペースの内装計画。
数ヶ月に一度展示が更新される企画展示エリアと、ラウンジエリアの2つのエリアによって構成される。

企画展示エリアは、ソニー製品やコンテンツによる体験型のイベントスペースで、展示ごとに一新するギャラリーのような空間を必要とし、ラウンジエリアは、最新の製品に触れることができるショールーム機能をもち、滞在する中での居心地のよいスペースが求められた。

渋谷の街に、ソニーが製品を販売しない実店舗を持つ意味。
若い世代をターゲットに据える空間づくりと共に、文化を牽引していく力を空間の中に備えておくことが大事だと考えた。

ニュートラルな形式性のなかに広がる、素材、色味、形のバランスと、既存の街や周辺店舗と新規施設の関係性。
これらを意識的に扱うことで生まれる多様な個性が、それぞれ引き立つような空間を目指した。

選考委員長を五十嵐太郎が務める「(仮称)豊田市博物館」設計プロポの概要

選考委員長を五十嵐太郎が務める「(仮称)豊田市博物館」設計プロポーザルの概要が公開されています。

ズントー事務所プロジェクトリーダーの杉山幸一郎が、メルクリとズントーに学んだ経験を語る最新エッセイ「拠って立つ土台」

ピーター・ズントー事務所プロジェクトリーダーの杉山幸一郎が、ペーター・メルクリとズントーに学んだ経験を語る最新エッセイ「拠って立つ土台」が公開されています。

唯島友亮建築設計舎+木組による、千葉の住宅「勝浦の家」
唯島友亮建築設計舎+木組による、千葉の住宅「勝浦の家」 photo©金田幸三
唯島友亮建築設計舎+木組による、千葉の住宅「勝浦の家」 photo©金田幸三
唯島友亮建築設計舎+木組による、千葉の住宅「勝浦の家」 photo©金田幸三

唯島友亮建築設計舎+木組による、千葉の住宅「勝浦の家」です。

房総半島の東、太平洋の地平線を見わたせる澄みきった風景がひろがるこの家の敷地は、海からの暴風がダイレクトに建物をおそい、既存の家の瓦や雨戸が嵐のたびに吹きとばされてしまうほどの、猛烈な風雨がふき荒れる場所でもあった。

「風雨に対して強く、それでいて自然にむかって開かれた、光と影に満ちたすまいをつくりたい。」

そんな建主からの要望をうけて、ここでは厳しい風雨をうけとめる防御的なかたく閉ざされた外殻と、おおらかに開かれた明るい内部とが、ひとつの屋根の下に共存するありかたを模索した。

大工の手刻みによる小屋組みは、架構の要素をぎりぎりまで削ぎ落としたミニマルで原初的な構成とし、垂木のせいの半分を天井内に隠して軽やかにならべることで、おおらかな秩序と凛とした緊張感をあわせもった空間がうまれることを期待した。

また、梁と垂木の規則的な架構のリズムに、板厚に変化をもたせた天井板の小さな凹凸の反復を重ね合わせることによって、木漏れ日の射す深い森の中のような、淡い陰影に満ちたやわらかい幾何学模様をぼんやりと頭上に浮かびあがらせることはできないかと、試行錯誤をくりかえした。

この場所では、小手先の意匠や新しさは、激しい風雨にいとも簡単にふき飛ばされてしまう。だからここでは、自然の試練に耐えて建ちつづける建築の根源的な骨格を、おなじように過酷な自然に晒されてきた名もない古びた建物たちのなかに探すこと、そして、そこに刻まれた小さな秩序や幾何学の跡をみつけることを、強く意識しながら図面を引いた。

「建築家の青木淳さんが新館長に 京都市美術館」(共同通信)

「建築家の青木淳さんが新館長に 京都市美術館」という記事が、共同通信に掲載されています。
2015年8月に、青木淳・西澤徹夫設計共同体が、京都市美術館再整備設計プロポーザルで受託候補者に選ばれていて現在改修が進められています。
以下は、青木が就任に関してtwitterに投稿したコメントです。

千田建築設計(最優秀作品)・コンテンポラリーズ・御手洗龍・篠崎弘之・坂茂が参加した「木曽町役場本庁舎・防災センター」2次審査公開ヒアリングの動画

千田建築設計(最優秀作品)・コンテンポラリーズ・御手洗龍・篠崎弘之・坂茂が参加した「木曽町役場本庁舎・防災センター」2次審査公開ヒアリングの動画です。建築家達のプレゼンする様子が収められて興味深いです。各者の提案はこちらで閲覧可能です。結果の発表は2017年12月でした(タイムラグがありますが有益な動画と判断し紹介しています)。

メキシコの建築家マイケル・ロイキンドが、BIGのビャルケに続き、WeWorkに参画

メキシコの建築家マイケル・ロイキンドが、BIGのビャルケ・インゲルスに続き、WeWorkに参画するそうです。シニア・バイス・プレジデントという役職だそう。ビャルケはチーフアーキテクト。ロイキンドは、近年メキシコの文化施設「Foro Boca」など印象的な造形の大規模施設を手掛けいています。

チッパーフィールドが、1930年代にアルフォンソ・ビアレッティが発明したエスプレッソメーカーを、アレッシィ社の為にリデザイン

デイビッド・チッパーフィールドが、1930年代にアルフォンソ・ビアレッティが発明したエスプレッソメーカーを、アレッシィ社の為にリデザインしています。リンク先に写真などが9枚掲載されています。

BIGによる、NY・ブルックリンの、高速道路・BQEを地下化し公園化する計画案の画像

BIGによる、NY・ブルックリンの、高速道路・BQEを地下化し公園化する計画案の画像が7枚、dezeenに掲載されています。

元木大輔 / DDAAが設計して、創造系不動産がコンサルした、東京・青山の小さな私道の改修プロジェクトの写真

元木大輔 / DDAAが設計して、創造系不動産がコンサルした、東京・青山の小さな私道の改修プロジェクトの写真が6枚、創造系不動産のサイトに掲載されています。元木のサイトではより多くの写真を見ることができます

固定資産は建築や土地だけではありません。住宅地の小路や階段の中には、個人(民間)が所有している固定資産としての道があります。そのほとんどは所有者の通行に供するために存在していますが、中には公道と変わりなく不特定多数の人が自由に利用するような、扱いとして限りなく「公道」に近い「私道」も存在しています。建築・不動産はそこにどのようにアプローチできるでしょうか。

南青山のブティックなどが並ぶ通りを脇に入った小道に、長い年月で擦り減った小さな大矢石の階段があります。
それは近隣の住民の生活の一部であり、通り抜けでき、裏道として多くの人が利用している「私道」の一部です。

フェイルデン・ファウルズによる、イギリスのヨークシャー彫像公園に新築された、ギャラリー・ショップ・飲食施設のあるヴィジターセンターの写真

フェイルデン・ファウルズ(Feilden Fowles)が設計した、イギリスのヨークシャー彫像公園に新築された、ギャラリー・ショップ・飲食施設のあるヴィジターセンターの写真が12枚、dezeenに掲載されています。

レンゾ・ピアノの設計で建設が進む、ウガンダの小児病院の現場写真

レンゾ・ピアノの設計で建設が進む、ウガンダの小児病院の現場写真と図面が10枚、dezeenに掲載されています。

ミースの作品と人生が、スペインで漫画化

ミース・ファン・デル・ローエの作品と人生が、スペインで漫画化されたそうです。dezeenに画像が8枚掲載されています。正確には記事中ではグラフィック・ノベルと紹介されていて、これを単純に漫画と言ってよいのかは議論があるようです

オープン・アーキテクチャーが、上海の旧竜華空港の航空燃料タンクをコンバージョンしたアート施設「Tank Shanghai」の写真

オープン・アーキテクチャーが、上海の旧竜華空港の航空燃料タンクをコンバージョンしたアート施設「Tank Shanghai」の写真が8枚、dezeenに掲載されています。こちらのブログに当該施設完成前の旧空港の様子が日本語で紹介されていて敷地の歴史を知ることができます。オープン・アーキテクチャーは地中に埋設された洞窟のような美術館「UCCA Dune Art Museum(2018)」が話題になったりもしていました。

八束はじめ・市川紘司・連勇太朗による、建築分野における平成を振り返る鼎談「平成=ポスト冷戦の建築・都市論とその枠組みのゆらぎ」

八束はじめ・市川紘司連勇太朗による、建築分野における平成を振り返る鼎談「平成=ポスト冷戦の建築・都市論とその枠組みのゆらぎ」が、10+1websiteに掲載されています。

フリーダ・エスコベドによる、ニューヨーク・ブルックリンの、メキシコの土で作られた煉瓦を使用したイソップの店舗の写真

フリーダ・エスコベドによる、ニューヨーク・ブルックリンの、メキシコの土で作られた煉瓦を使用したイソップの店舗の写真が5枚、dezeenに掲載されています。フリーダはメキシコを拠点とする建築家で2018年のサーペンタンパヴィリオンの設計者に選定され世界的に注目を集めました。過去の作品も興味深いです。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。