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隈研吾らが2014年に完成させた「東京大学大学院 情報学環 ダイワユビキタス学術研究館」のVR動画

隈研吾らが2014年に完成させた「東京大学大学院 情報学環 ダイワユビキタス学術研究館」のVR動画です。設計者の正式クレジットは「東京大学キャンパス計画室(隈研吾)・同施設部 隈研吾建築都市設計事務所」。

以下は動画の解説テキスト。こちらでは写真と解説も見ることができます

隈研吾の代表作を最新の3DVRカメラで納めた映像作品集です。
隈の手掛けた建築をその場にいるかの様に立体的に体感できる映像を、無償で全世界に発信し、特にアカデミックな教育コンテンツとして広く活用されることを目指す、世界的にも前例のない先進的な取り組みです。一作品あたり10分ほどの映像には隈研吾自身による音声解説がつきます。

協賛 大和ハウス工業株式会社、株式会社LIXIL
制作 NHKエンタープライズ

こちらは隈による作品解説テキスト。

東京大学、情報学環の新分野(ユビキタスコンピューティング)のための、研究棟。コンクリート、金属、石といった硬質な素材で作られてきた従来のキャンパスのイメージをこわし、木と土でできたやわらかな建築をめざした。自然素材(木、土)で作られたウロコ状のパネルが、ゆるやかにうねりながら、スムーズで生物的なファサードを構成する。

建物の中心には、やわらかな、皮膜で覆われた内臓的な孔がうがたれて、前面の路地空間と、裏側の日本庭園を接続し、グリッド状の配置が支配するキャンパスの中に、有機的でやわらかい、光と風の流れを生成する。

El Croquisでも特集されている、6A・アーキテクツのトム・エマーソンへのインタビュー「素材とディテール」(日本語)

El Croquisでも特集されている、6A・アーキテクツのトム・エマーソンへのインタビュー「素材とディテール」が窓研究所のサイトに掲載されています。

ロンドンをベースに活躍する建築設計事務所、6a architects。写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)のフォト・スタジオで英国の最も優れた建築に贈られる建築賞RIBAスターリング賞にノミネートされ、雑誌エル・クロッキーで特集が組まれるなど、アートや教育の分野を中心に活動の幅を広げている。
創立者のひとりで、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)で研究室をもつトム・エマーソン氏に、これまでのプロジェクトとその根底にあるものについて聞いた。

内藤廣による、神戸・六甲山に建つ「住居No.40」内のギャラリーで、アート展「有馬晋平展」が開催。会期中には内藤も参加するトークも開催。

内藤廣が設計した、神戸・六甲山に建つ「住居No.40」内のギャラリーで、アート展「有馬晋平展」が開催されます。会期は2019年11月2日~17日(正確な開催日は、2019年11月2日(土)、3日(日)、4日(祝・月)、8日(金)、9日(土)、10日(日)、16日(土)、17日(日) 計8日間)。会期中には内藤も参加するトークも開催されます(2019年11月9日、要予約)。建物写真はこちらで閲覧できます
「住居No.40」は建築作品として発表された際の名前で、ギャラリーは「DOKI ROKKO」という名前で運営されているようです。

DOKI ROKKOは、内藤廣氏の設計による建築で、六甲山の頂近くに在ります。太古からそこにある遺跡を思わせるような錆び御影石の壁が 、木造のギャラリーや住居を抱いています。心安らかに周囲の美しい自然を感じられ、豊かな時間が流れる空間です。

建物内にあるギャラリーは一般社団法人文化振興ネットワークが運営しています。我々はその天井の美しい木組みに、人間が築き上げる文化的営みへの希望をみました。この場所で、人の心の根源に触れる文化の振興に寄与していきたいと願っています。どうぞこの機会に、懐かしくて新しい場所へ、お出かけください。

一般社団法人 文化振興ネットワークでは、11月2日(土)~11月17日(日)のうち<計8日間>の会期で神戸市六甲山にある「DOKI ROKKO」を会場とし、『有馬晋平展 「雲」』を開催いたします。
有馬氏は、オブジェ「スギコダマ」をはじめとした、杉の木をテーマに作品を制作する造形作家で、東京やパリなどにおいて、数々の個展や展覧会を行ってきました。
会場にたたずむ小さな「こだま」や大きな「こだま」を五感で感じてください。
11月9日(土)には、有馬氏とDOKI ROKKOの設計を手がけた建築家 内藤廣氏によるトークイベントも開催いたします。(詳細は後日配信いたします)
本展覧会は、現代美術家 安部泰輔氏をアドバイザーとして、また手仕事研究家 石田紀佳氏もチームのメンバーとしてお迎えし、有馬氏の作品を新たな視点で捉える展示構成となっています。

『新しい都市の姿「再考」 磯崎新氏インタビュー』(大分合同新聞) メキシコの女性建築家 タチアナ・ビルバオのインタビュー動画「Architecture and Nature」 高田博章建築設計による、東京・港区の「白金の保育園 / 見上げるもの見守るもの」
高田博章建築設計による、東京・港区の「白金の保育園 / 見上げるもの見守るもの」 photo©山口伊生人

高田博章建築設計が設計した、東京・港区の「白金の保育園 / 見上げるもの見守るもの」です。

東京都では待機児童問題は深刻で、保育園の増設が急務となっていることは周知の通りです。新規開設は、民間による認可保育園などに頼るのが現状ですが、児童福祉施設として各種法令や、条例に適合することや、周辺環境など、条件を満たす物件が乏しく、まだまだ解消には至っていません。
更に、昨今では園児の声が騒音問題になることや、送迎時の保護者のマナーなどが、近隣トラブルとなるケースもあります。こうした保育園を取り巻く社会問題が、多岐に渡っています。

保育園の新設が望まれていた東京都港区白金。その商店街に面した集合住宅の1階に、東京都内で最小級の認可保育園を設計しました。

児童福祉法や条例により、ほふく室、保育室等の面積基準として、机や椅子、吊り戸棚などを除く、常時保育室内に配置される家具類は、有効面積に含めることができないと規定されています。

そのため、限られた床面積を最大限に活用するために、受付カウンターとパーティションを兼ねた造作キャビネットや、安全対策を講じた吊り戸棚を数多く設えることで、安心して遊戯できる保育面積を確保しました。

建築家によるテキストより
京智健・伊藤立平・前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催
京智健・伊藤立平・前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催

京智健伊藤立平前田茂樹によるトークセッション「木造建築の新しいかたち」が大阪で開催されます。開催日は2019年10月26日、会場は「大阪駅・中央口前 うめきたシップホール」。リンク先での事前申し込みが必要です。
京は隈研吾建築都市設計事務所出身、伊藤は日建設計・SPACESPACE出身、前田はドミニク・ペロー建築設計事務所出身の建築家です。詳細は各者のウェブサイトでどうぞ。【ap・ad】

今、木造建築を取り囲む環境が大きく変容しています。
 技術革新により、今まで鉄筋コンクリート造や鉄骨造で建てられてきた中高層・大規模建築物や、箱型に留まらない自由なデザインが木造で実現可能に。人と環境にやさしい「木造都市」づくりがいよいよ本格化しています。
 当イベントでは建築家の先生とのトークセッションを始め、最新木造事例のパネル展示等を行います。
 この機会にぜひご参加ください。

日 時:2019年10月26日(土) 13:00~17:00 (12:30開場)
会 場:大阪駅・中央口前 うめきたシップホール
入場料:U-35 展覧会入場料(1,000円)が必要です。
定 員:約30名(事前申込制)

ギャラリー間の2020年の展示ラインナップが公開。増田信吾+大坪克亘展、SANAA展、アンサンブル・スタジオ展、中川エリカ展が開催。

ギャラリー間の2020年の展示ラインナップが公開。既に情報公開されていた増田信吾+大坪克亘展に続き、SANAA展、アンサンブル・スタジオ展、中川エリカ展が開催されるとの事です。各展覧会の会期はリンク先でどうぞ。

T-Square Design Associatesによる、兵庫・芦屋市の住宅「風棲家」の動画

T-Square Design Associatesが設計した、兵庫・芦屋市の住宅「風棲家」の動画です。建築家のサイトには写真が6枚掲載されています。

以下は建築家によるコンセプトテキストです。

計画地は3方が道路に面しており、自ずと周辺環境との関わり方を考えさせられる。そこで、敷地外周部を緑地帯とし、誰もが楽しめる緑地道へと変え、街の魅力を向上させた。建築と一体的に計画することで、建築と街との密接な関係性を作っている。そして、これを可能にしているのが、緑地帯と室内を曖昧に繋ぐ中間領域である。この中間領域は2重の建具により仕切られ、それらを開け閉めすることで自然環境をコントロールし、エアコンのない生活を実現させている。このように季節に応じて室内環境が日々変化する建築はまるで生き物のようであり、「もの」とは対極にある存在となる。「もの」と化した建築に「生命」は感じられず、味わいも出ない。ただ古びるだけである。昔、建築は古美なければならないと教わった。綺麗な建築よりも美しい建築を作る。これは「綺麗なもの」で溢れかえる芦屋の住環境に対するシニカルなメッセージでもある。

畝森泰行建築設計事務所による「東京の住宅」の動画 最も注目を集めたトピックス [期間:2019/10/14-10/20]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/10/14-10/20]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/10/14-10/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催
  2. イギリスの大手一般新聞ガーディアンが選んだ、21世紀最高の建築25作品が公開
  3. 鈴木了二+吉村昭範による、香川の「物質試行59 官舎プロジェクト」(鈴木と中尾寛によるトーク情報も掲載)
  4. 金山大+小泉宙生 / SWINGによる、大阪の、訪問看護ステーション「ポプラ」
  5. 島田陽 / タトアーキテクツの建築展が、神戸の、安藤忠雄設計のリランズゲート内・ギャラリー島田で開催
  6. nendoが、カップヌードルの専用フォークをデザイン。コンセプト動画も公開。
  7. トラフによる、東京・芝の、広告代理店のオフィス「大広オフィス」の写真
  8. 横浜にある3つの小学校に関する建替えプロポーザル結果と提案書が公開
  9. 山口貴司建築設計事務所による、東京・中央区の「銀座の画廊兼蕎麦屋」
  10. ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で2018年に完成した、ロシアの「スコルコボ研究所」の内外を撮影した動画
  11. テオ・ハルトナー+伊藤和志 / ヘアトナー・イトウ・アーキテクテンによる、ドイツ・バイエルンの幼稚園
  12. 南木隆助の空間設計・展示ディレクション・映像脚本による「とらや 和菓子の原理展」
  13. 倉俣史朗による椅子「How High the Moon」が復刻、展示会で公開
  14. 田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」
  15. 王立英国建築家協会による、イギリス内の年間最も優秀な建築を決めるアワード・スターリング賞2019を、ミハイル・リッチズ+キャシー・ホウレーによる集合住宅「Goldsmith Street」が受賞
  16. アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代が、丹下健三の「国立代々木競技場」と、隈研吾らの「新国立競技場」を案内している動画
  17. ピーター・ズントーによる、イギリス・デヴォンの休暇用住宅「The Secular Retreat」の動画
  18. TAB / 河合啓吾による、岐阜・郡上市の住宅「SLBH4」(10/19・20に内覧会開催)
  19. 古澤大輔 / リライト_D+日本大学理工学部古澤研究室による、東京・杉並区の住宅「 古澤邸」の高クオリティな動画
  20. SN Design Architects / 佐野剛史による、静岡・浜松市の「えんのき保育園」

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代が、丹下健三の「国立代々木競技場」と、隈研吾らの「新国立競技場」を案内している動画

アトリエ・ワンの塚本由晴と貝島桃代が、丹下健三の「国立代々木競技場」と、大成建設梓設計隈研吾建築都市設計事務所共同企業体の「新国立競技場」を案内している動画です。日本語での解説と英語字幕付き。

田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」
田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIOと山翠舎による、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」 photo©森田純典

田中亮平+許光範 / G ARCHITECTS STUDIO山翠舎が設計した、東京・大田区の「糀谷の和食屋さん」です。

糀谷商店街に脇に建つ和食店。このお店の目玉料理は熟成魚を扱った料理だという。英訳すると「エイジングフィッシュ」となるとのこと。今回はそれをヒントに目玉料理になぞらえ、エイジングさせた銅を主役に設計することにした。

店内はカウンター席のみのシンプルな構成で、既存壁面を黒く塗りつぶした店内の突き当りに銅の壁を配置。銅の壁は屋根や樋の補修用として利用される0.035mm厚の銅箔テープを利用した。極端に薄いテープの継ぎ目を自然に見せる為、予め皺をつくったテープを張り巡らせた後に、調合した薬剤を吹きかけて緑青を発錆させている。

建築家によるテキストより
南木隆助の空間設計・展示ディレクション・映像脚本による「とらや 和菓子の原理展」
南木隆助の空間設計・展示ディレクション・映像脚本による「とらや 和菓子の原理展」 photo©Yas Kojima

南木隆助の空間設計・展示ディレクション・映像脚本による「とらや 和菓子の原理展」です。
東急プラザ銀座6階にて2019年10月27日まで開催中(詳細は本記事下部を参照ください)。

銀座で年に一度、街ぐるみで茶会を様々な場所で行う「銀茶会」に合わせて、また東京各地でデザインの催しとなるDesignartTokyoのオフィシャルイベントとして、とらやの四季の和菓子を取り上げ、その成り立ちや作り方などを分解し、和菓子の原理までを伝えることをコンセプトとした展示を行うことになった。

展示に合わせ、和菓子と原理を同じくした空間をデザインすることを考えた。

建築家によるテキストより
安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催
安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が開催

安藤忠雄が手掛けた建築を自身で撮影した写真による展覧会「安藤忠雄 ― 光を求めて」が、GINZA SIX 6F銀座 蔦屋書店、内開催されます。会期は2019年10月23日~11月4日(「10月23日10:00~16:00は招待者限定レセプションのため、一般のお客様はご入場いただけません」との事)。

今回のポートフォリオ集『ANDO BOX VI』は、安藤忠雄氏が手掛けた建築を自身で撮影した写真を、⾼精細のプラチナプリントで制作しています。今回選ばれた15枚の写真は、安藤氏が求める「建築の光」を自らの目で写しとったもので、単なる建築写真や特定の建築作品の表層的な断片にとどまらず、安藤建築の普遍性を伝える写真群と言えます。

本展では、この15枚の写真に加え、同ポートフォリオに含まれている安藤氏の描いたオリジナルドローイング3点と、直島にある地中美術館のコンセプト模型を展示します。さらにはオープニングレセプションにて安藤氏が展示壁画に直接スケッチを描き、展示が完成するという特別な仕立てになっています。

この機会に、安藤忠雄氏のポートフォリオ最新作をお楽しみください。

プレスリリースより
NPO法人建築思考プラットホームが、倉俣史朗などの著名デザイナーの関係者にデザインアーカイブの実態を聞いたインタビュー

NPO法人建築思考プラットホームが、倉俣史朗などの著名デザイナーの関係者にデザインアーカイブの実態を聞いたインタビューが、公開されています。建築思考プラットホームのメンバーには太田佳代子・関康子・白井宏昌・小林恵吾が名を連ねています。

デザイナーや建築家、その親族や関係者に対し、デザインアーカイブの実態調査(ヒヤリング)を行い、テキストデータ化しWEBに公開、また報告書を作成し配布する。

以下が調査対象となってる人物のリストです。

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