建築再構企画・佐久間悠が、2019年6月25日施行の「改正建築基準法」について解説した記事が、佐久間のブログに掲載されています。佐久間は建築の法律家としての活動が注目を集めていて著書も発売されています。
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アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/6/17-6/23)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
1、石上純也の設計で完成した、今年のサーペンタイン・パヴィリオンの写真
2、佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・中央区日本橋本町の「武田グローバル本社 インテリアデザイン」
3、玉上貴人 / タカトタマガミデザインの内装デザインによる(外装デザイン:松本零士)、水上バス「エメラルダス」
4、竹中工務店の建築設計、商業空間デザインの基本構想をBenoy、レストランフロアのデザインを藤本壮介が手掛ける、2019年11月開店予定の「渋谷PARCO」のパースや概要を説明したPDF
6、二俣公一 / ケース・リアルによる、富山のセレクトショップ「CÔTE À CÔTE(コータ・コート)」
7、山本理顕を中心とした様々な分野の審査員が選考する「LOCAL REPUBLIC AWARD 2019」が開催。賞金総額は270万円。
8、様々な分野の建築関係者・建築家が審査・企画に関わり、1万㎡超えの敷地を対象とした実施に近い学生コンペ「未来の風景をつくる」が開催
9、藤本壮介らによる、フランス・モンペリエの、大きく張り出したベルコニーの連なりが特徴的な集合住宅が竣工
10、「隈研吾さん設計、21年開館へ 村上春樹ライブラリー」(47NEWS)
11、坂牛卓+O.F.D.A.による、東京の住宅「坂牛邸」の動画
12、石上純也の設計で建設が進められ6/21から公開される、今年の「サーペンタイン・パヴィリオン」の公式の現場写真
13、【特別寄稿】西澤徹夫による、3つのトム・サックス展のレビュー「Tom Sachs」
14、石上純也が今年のサーペンタイン・パヴィリオンを設計することに
15、玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、大阪の、賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド南港DC2 KLÜBB エリア」
16、石上純也によるサーペンタイン・パヴィリオンの様子と、本人のインタビューを収録した動画
17、竹原義二・岸和郎が企画に名を連ねる、関西の40歳以下の建築家30人の建築展「住まいをデザインする顔」が開催
18、佐藤可士和 / SAMURAIによる、福岡のスタジオ「beauty experience fukuoka studio」
19、アトリエ設計事務所に寄り添い成長してきた施工会社「ルーヴィス」が、新規案件の相談を募集中
20、佐藤可士和 / SAMURAIによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」


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Yatsu Chahal Architectsの、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
Yatsu Chahal Architects(YCa)では現在、設計スタッフを募集しています
国内外の様々な規模、種類の建築プロジェクトが進行中です。
中東地域では主にヴィラの設計とやオフィスビルの改修設計やマスタープラン、また現地の施工チームと協働してドバイ万博の施設の設計にも携わっています。国内では個人住宅の設計や美術展の展示計画などの建築・空間デザインを進めています。YCaは、共に磯崎新アトリエで研鑽を積んだ谷津健治と砂原カリム(レバノン出身)によって2012年に設立された建築設計事務所です。前職では両名とも海外の様々な規模、ビルディングタイプの建築プロジェクトを担当し、リードアーキテクトして現地の協力事務所や各種コンサルタントと連携しながら仕事を前に進めるためのスキルと知識を身につけました。数々のプロジェクトを通して両名が得た実務経験とネットワークを糧に、YCaは日本国内はもとより積極的に海外に活躍の場を広げています。また実務経験だけでなく、多くの国または地域の文化的背景や気候風土に触れることで得た身体的な感覚、感性、論理的思考を活かして、新たな建築空間の表現を実践しています。
常時4~5名の少数精鋭で意匠設計に特化した仕事をしています。スタッフの特徴や得意な事柄を建築表現に反映させることができるよう、プロジェクト担当制ではなく、タスク担当制をとっています。いくつかのプロジェクトに同時に関わるため、勉強量は増えるかもしれませんが、常に幅広い分野の知識を得ることができます。それぞれのスタッフがある仕事で得た知識をまた別の仕事に生かすことで、多層的なプロセスが生まれ、結果として豊かな建築空間の実現を可能にすると考えています。
ARCHICADとAutoCADをメインにその他各種3Dソフトを使用しています。海外の仕事が多く、また外国人のスタッフもいますので日常的に業務の中で日本語と英語でコミュニケーションを取っています。英語の語学力に自信のある方を優先して先行しますが、学ぶ意欲と興味をお持ちの方は是非ご応募ください。


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株式会社長谷工コーポレーションでは、意匠設計スタッフ(正社員)を募集しています。
長谷工コーポレーションは、マンションに特化した建設事業を展開する、日本一のマンション施工実績を誇るゼネコンです。マンション事業において、用地取得から設計・施工・販売・管理まで総合的に手掛けるビジネスモデルを構築しています。また賃貸・高齢者住宅やホテル・商業施設等の設計施工も行っています。
手掛けるマンションは、一つとして同じデザインはありません。意匠設計の仕事は、事業主と共にグランドデザインを描くことから始め、プロジェクトのリーダーとして竣工まで推進します。自由度の高い環境で、若手でも裁量を持って設計が出来る環境です。ビル、戸建、オフィス、商業施設など物件経験の詳細は問いません。ご経験を是非弊社で存分に活かしてみませんか。

山本理顕を中心とした様々な分野の審査員が選考する「LOCAL REPUBLIC AWARD 2019」が開催されます
山本理顕を中心とした様々な分野の審査員が選考する「LOCAL REPUBLIC AWARD 2019」が開催されます。賞金総額は270万円、応募締め切りは2019年6月30日23:59です。
選考は「A3横一枚」の提出資料による一次審査、と上位9組のプレゼンによる最終審査で行われます。【ap・ad】
「世帯主が65歳以上の高齢者世帯は21年後の2040年に2200万世帯を突破し、このうち一人暮らしが占める割合は、東京、神奈川、大阪、兵庫、京都など15都道府県で40%以上となる」と国立社会保障・人口問題研究所が将来推計を公表した。「人口が多い団塊ジュニアが65歳以上になり高齢者数が3900万人超とピークに近づく一方、少子化の影響で社会保障の支え手となる現役世代が激減。高齢者の社会的孤立を防ぎ、どう支えていくか大きな課題となる」(「東京新聞」2019年4月20日)。高齢者だけではない。現役世代の貧困・孤立化がその背景にある。
最早、社会保障制度が崩壊してしまっていると言っていい。社会保障制度は国家の根幹である。それが崩壊してしまっている。これはわれわれ自身の問題である。「お互いに助け合う」そのような住み方ができないだろうか。もしそんなことが可能だとしたら、「一つの住宅に一つの家族が住む」という従来までの住み方とは決定的に異なる住み方を考案する必要がある。「1住宅=1家族」という住み方は、そこに住む家族のプライバシー、その内側の幸福を大切にするためには良くできた住宅の形式だが、それがいくつも集まってお互いに助け合うようなコミュニティーをつくることはできない。
私たちは「1住宅=1家族」に代わる新たな住み方を提案してほしいと切に願っている。いや、すでにそのような生活の仕方を実現している人たちがいる。勇気を持って行動しているそうした人たちに出会いたいと思う。そしてその勇気を多くの人たちに分け与える手伝いをしたいと思う。
住むことは単に住宅の内側に住むという意味ではない。たとえばエネルギーの生産システムと消費のシステムとを見直すことである。遠いプラントから送られる電気エネルギーはなく、地域固有の生産方法と効率的な消費システムによって、エネルギーの地産地消が実現されるはずである。あるいはゴミ、あるいは交通システム、そうしたインフラと一緒に住み方を考えることが、地域社会の人々の活動を活性化させるはずである。そして最も重要なのは経済である。「1住宅=1家族」は単なる消費の単位でしかない。
小さなお店と一緒に住む場所を考える。それは単に利潤のためだけではなく、それだけでも地域社会の人々の生活に貢献するはずである。前回最優秀賞の「鹿沼の路地からはじまる小さな経済−祭り衆がつなげるTerritorialshipとTrustship−」は正にその実践であった。あるいは農産物を単に一次産業と位置づけるのではなく、それを加工し、販売するという六次産業化もまたその場所を一つの「地域社会圏」として活性化させる試みである。前回優秀賞の「歓藍社 -藍染めを中核に福島の里山の暮らしを組み立て直す-」はその最も成功した例である。
こうした人々を応援したい、それが「LOCAL REPUBLIC AWARD」の主旨である。


玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、大阪の、賃貸型物流施設の託児所・休憩ラウンジ・売店「レッドウッド南港DC2 KLÜBB エリア」です。本体設計は、前田建設工業。
2016年に竣工した賃貸型物流施設「レッドウッド南港DC1」に続き2期工事として隣地に建てられた「レッドウッド南港DC2」である。DC1同様、通販会社や運送会社をはじめメーカー等様々な業態が入居需要として見込まれている。
eコマース市場の急成長により物流施設へのニーズが高まる中、クライアントは効率重視、物中心の施設づくりから舵を切り、「HUMAN CENTRIC DESIGN」の理念を掲げた。人に優しい快適な労働環境として託児所や売店、休憩ラウンジの整備を進めKLUBBエリアという名称でブランディングしている。その空間設計をDC1同様我々が設計を手がけた。
藤本壮介らによる、フランス・モンペリエの、大きく張り出したベルコニーの連なりが特徴的な集合住宅が竣工しています。共同設計者には、ニコラス・レネ・アーキテクツ(nicolas laisné architectes)、ドリーム、OXO・アーキテクツが名を連ねています。施工中のクオリティ高めの写真はこちらで閲覧可能。
モンペリエの集合住宅
集合住宅の歴史の中で新しいタイポロジーを切り拓くことができたと思う pic.twitter.com/xLmIm07OM6— Sou Fujimoto 藤本壮介 (@soufujimoto) 2019年6月19日
竹中工務店の建築設計、商業空間デザインの基本構想をベノイ(Benoy)、レストランフロアのデザインを藤本壮介が手掛ける、2019年11月開店予定の「渋谷PARCO」のパースや概要を説明したPDFが公開されています。
坂牛卓+O.F.D.A.が設計した、東京の住宅「坂牛邸」の動画です。
石上純也による、イギリス・ロンドンの今年(2019年)のサーペンタイン・パヴィリオンの様子と、本人のインタビューを収録した動画です。日本語で収録されています。
「隈研吾さん設計、21年開館へ 村上春樹ライブラリー」という記事が、47NEWSに掲載されています。


佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・中央区日本橋本町の「武田グローバル本社 インテリアデザイン」です。
武田薬品工業が東京・日本橋本町に建設した新グローバル本社のインテリアデザインのクリエイティブディレクション。
常に患者さんを第一に考え、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献するという創業以来引き継がれてきた同社の思いを汲み、人間の「生きる力」をオフィス全体の空間デザインコンセプトに設定した。
エントランスから受付、ワーキングエリアまでの一連の流れを人間の生命を育むストーリーと捉え、『生』『水』『光』『土』『木』『人』『絆』『未来』という8つの漢字のモチーフを洗練された現代的なアイコンで表現。それらを、日本企業らしい「和」を感じさせるあしらいで、壁面のアートワークやカーペット、照明などに展開した。
「生きる力」をサポートする日本発のグローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業のアイデンティティを発信すると同時に、そこで働く多様な人たちが、同社の目指す明るい未来を共有できる空間にすることを目指したスペースブランディングプロジェクトである。

二俣公一 / ケース・リアルによる、富山のセレクトショップ「CÔTE À CÔTE(コータ・コート)」です。
老舗ブランドから新進気鋭のブランドまでを揃えるセレクトショップの計画。
区画はアーケード沿いにある4.8mという天高が特徴的な大空間で、既存空間を見た我々はこの高さを最大限に生かしたショップにしたいと考えた。
そこで店内は多彩なセレクトの背景となるような真っ白な漆喰壁をベースに、天井から吊り下げたステンレスのV字型ハンガーを整列させたシンプルな構成とした。さらに天井は、ハンガーレイアウトに合わせて空調や照明などの設備機器を徹底して整理。ステンレスと相性の良い亜鉛メッキ仕上げの既製配線ラックを用いて、ライン照明やスポットライトなどのレイアウトを行った。
また店内と同じく全面白色で仕上げたファサードは、アーケードからそのままエントランスへと流れる緩やかなアール壁を取り入れている。一方で通りと少し距離を取った構えとすることで、店内に入る瞬間に感じる世界感を強めている。


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株式会社ofaの、設計スタッフ(正社員)・アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社ofaは設計スタッフ(正社員)・アルバイトを募集します。
私たちは建築設計を軸に、インテリアから住宅、公共建築、みちづくりやまちづくり、新築やリノベーションなど、多様な規模と方法で環境のデザインを行う建築設計事務所です。
特定の用途に偏らず、住宅から保育所、温泉施設、図書館、サイクリングロードまで、多様なプロジェクトに取り組んできました。これからも、ありうべき都市や地域、社会に向かって、建築を通して何が創造できるかを考え、デザインを通して実現したいと思っています。
コンペやプロポーザルにも積極的に参加しています。ワークショップなど設計プロジェクトへの住民参加支援も行い、地域とともに進めるプロジェクトデザインにも取り組んでいます。事務所は少人数体制で、早い段階から建築設計の全体像をつかみながら、プロジェクトの核に携わり、計画から設計、監理まで一貫して取り組めるように考えています。小規模だからこそ誰もが責任ある担当者であり、得られる経験は設計業務全体にわたります。
プロジェクトのスタート期からスタッフや協力専門家と議論しながら設計を進めます。スケッチや模型、3Dによるスタディを重ね、建築としての技術、社会性など幅広い視野を持ってデザインを行います。ビジョンの整理からクライアントと一緒に考え、提案することもあります。
構造設備や照明、ランドスケープ、グラフィック、住民活動支援など様々な専門家との協働を通して、プロジェクトの魅力や価値を高める機会を大切にしています。大きくても小さくても、どんなプロジェクトでも、建築を通して社会に新しい価値を提案し、実際に立ち上がった空間によって暮らしや地域が変わっていくことに、ダイレクトに携われることがofaでの仕事の魅力です。建築設計をベースに、プロジェクトの企画や作り方、デザイン、将来の地域や都市、社会の姿まで、一緒に考えて、提案して、デザインを形にして、実現したい方を募集します。

玉上貴人 / タカトタマガミデザインの内装デザインによる(外装デザイン:松本零士)、水上バス「エメラルダス」です。
隅田川を航行、浅草~お台場を繋ぐ水上バスである。本船は銀河鉄道999などを手掛けた漫画家・松本零士氏による船体デザインのシリーズ3隻目となる。船体同様これまでの船舶に無い新しい価値観を内装デザインに求められた我々は、整然と並べられた座席という固定概念を覆すことで応えた。
前方客室の床面が水面の高さに等しいことに気づいた我々は水辺に足を浸すような川と一体感のある親水空間を思い描いた。そして風景が目まぐるしく変化する水上バスでは乗客の自由な移動を促すほうがワクワクする気持ちを喚起する空間にできると考えた。
石上純也の設計で完成した、イギリス・ロンドンの今年(2019年)のサーペンタイン・パヴィリオンの写真です。一般公開は2019年6月21日だそう。