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泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集中。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場
泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集中。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場

泉幸甫を含む著名な住宅作家たちが講師を務め、日本建築学会教育賞も受賞した「家づくり学校」が第15期の受講生を募集しています。実務者を対象とした、実際に建てるための知識を学び、自分らしく生きる道を見つける場です。主催は「NPO法人家づくりの会」です。申込締切は2023年5月12日(金)。応募者多数の場合は先着順との事。【ap・ad】

NPO法人家づくりの会では、良質な住宅設計を目指す人のための「家づくり学校」を運営しています。

この学校では、座学中心の第1学年素材や技術の見学による第2学年幅広い知見を身につけるための演習を行う第3学年、そして、建築家のスタジオに配属されその建築家の設計術を習得する第4学年を設けており、月に1回のペース計4年間の受講をもって完結します。

住宅の設計は楽しい。でも勉強しなければならないこと、また苦労もたくさんあります。

大学で教わる内容も大事ですが、実際に住宅の設計をするとなると、施主や施工者がいて、また現代に即した現実的で新しい知識も必要です。

現実の仕事はどのようにして進めるのか、大学では教えてもらえない知識と能力について、これから住宅設計をやりたいと思っている学生、設計事務所や工務店勤務の人、また設計事務所を立ち上げて間もない人たちを対象に伝えていこうと考えています。

本当の意味での良質な住宅が少しでも多く生まれていくことが私たちの目的です。

小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之
小野晃央 / シグマ建設+ONOによる、埼玉・深谷市の「House-K」。周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地。“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案。窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況も作る photo©田畑信之

小野晃央 / シグマ建設+ONOが設計した、埼玉・深谷市の「House-K」です。
周囲からの距離が生む“バッファー”を持つ敷地に計画されました。建築家は、“家族全員の生活が中心”の家との要望に、明るい光を取り込む“余白”としてのリビング空間を考案しました。そして、窓を介し環境と接続して内部のみで“完結しない”状況を作る事も意図されました。

実家の敷地を分筆・農地転用する事で市街化調整区域の中に生まれた、前面道路から約40mのアプローチを持つ旗竿敷地。
隣地は元々地元の公園であったが現在は使われずに原っぱとなっている。

建築家によるテキストより

そんな敷地に、父・母と子供2人の為の住宅を依頼された。
クライアントからの要望は、各個室よりも、家族全員での生活が中心となる家としたい。平屋を基本としつつ、一部2階にプレイスペースを設け子供たちが遊ぶ様子が感じられる構成としたいという2点であった。

建築家によるテキストより

余裕の無い敷地面積の中でも最大限平屋の面積を確保する為、形状はシンプルな矩形の切り妻形状をベースとした。
一方、屋根の一部を空へ向け片流れとする事で一部2層分の空間をつくり、その片側に個室を納める事で立体的に連続する「余白」をつくり出した。

2階から注ぎ込む光が片流れの天井面で拡散される事で、室内全体が明るく解放感の有る余白となり、そこに生活の中心となる機能を配置する事で「余白=生活の中心』」とした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中

東京と沖縄を拠点に、住宅からリゾート施設までを手掛ける「山﨑壮一建築設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

山﨑壮一建築設計事務所では、設計スタッフを募集しています。明るく楽しみながら、建築について語り合える仲間を探しています。(東京スタッフ急募)

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山﨑壮一建築設計事務所は、住宅・ホテル・保育園・幼稚園・店舗・リノベーションなど、様々な建築の設計業務を行います。設計スタッフには夫々プロジェクトを担当して頂きますので、設計から現場監理 まで、建築の知識をトータルに習得できる設計事務所です。

近年、関東圏でのプロジェクトの他、沖縄県でプロジェクトが増えています。今年は、沖縄県伊良部島でリゾートホテルが完成。今後もリゾートホテル・住宅等、数件のプロジェクトが控えており、東京・沖縄両地域で、業務に力を入れていきます。

ご興味をお持ちの方は、ご応募下さい。

伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史
伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsによる、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」。海の景色を望む旅館客室の改修。既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案。“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える photo©植村崇史

伊藤隆一+伊藤彩香 / itoto architectsが設計した、愛知・蒲郡市の「西浦グランドホテル吉慶 客室WAN」です。
海の景色を望む旅館客室の改修されました。建築家は、既存の二部屋をまとめ、広々とした中に“海の気配”を感じ“思いに耽る”静寂の場を複数持つ空間を考案しました。また、“景色の移ろい”に染まる素材を選定して宿泊客に様々な感覚を与える事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

愛知県蒲郡市の西浦半島の先端に建つ旅館、吉慶。
部屋からは美しい三河湾の景色を望むことが出来る。

建築家によるテキストより

約50年前に建てられたこの部屋は元々2部屋だったが、間の壁を取り払い、およそ100㎡の広々とした客室が生まれた。

客室内は海の気配を感じつつ、思い思いに耽ることのできる静寂な空間を随所に散りばめている。海の様子は日々変化し、波の音や匂い、空気が変化する。同じように客室の中も毎日移ろい、日々の変化を楽しませてくれる。

建築家によるテキストより

内装材はシンプルで色味の静寂な素材を選定した。シンプルな素材は景色の移ろいに染まり、晴れの日や曇りの日、その時々によって風合いが異なり宿泊客の感じ方も異なる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報を募集中F邸@軽井沢

別荘をメインとした、全国のリゾート建築を手掛ける「エムズ・アーキテクツ」の、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)と秘書兼広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

別荘をメインにリゾート建築を設計している意匠設計事務所です。

軽井沢が多いですが、他にも伊豆、八ヶ岳、仙台、石垣島等日本全国にリゾート建築を設計しております。
弊社の仕事はまず、リゾートとしての敷地の特性を読み取り、空間を構成し、素材を厳選、ディテールを検討します。
建築を通してリゾートにおけるライフスタイルをデザインします。

事務所はお台場にあるSOHOビルの10階にあり、海や夜景を一望できるので、イマジネーションを高めながら設計業務が出来ます。
リゾート建築をメインに設計する弊社のコンセプトに合った環境です。
事務所内の家具やインテリアも自分たちで設計し、働く環境を常に豊かにしたいと考えております。

質の高いクライアントと密度高くディスカッションを繰り返し、質の高い建築を創り上げていきます。
私達はクリエイティブなマインドを重要視します。
また、デザインを現実の形にする為の知識、テクニック、コミュニケーション能力、持続性も重要です。
実力さえつけば経験、年齢に関係なくチャンスをつくりたいと考えます。

同じ志しや目標をもつ方、今まで学んだ、経験した力を発揮して、エムズ・アーキテクツの建築を一緒に作っていきませんか?
意欲ある方からの応募をお待ちしております。

藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太

藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designが設計した、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」です。
壁式RC造の団地での計画です。建築家は、間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向しました。また、入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る事も意図されました。

築40年を過ぎた団地の1室のリノベーションである。

壁式RC造のため間取りの変更は難しく、躯体に仕切られた4つのスペースのなかでいかに生活を更新するかを考えた。4つのスペースはそれぞれ、水回り・寝室・キッチン・リビングに当てがわれることになり、広さは十分でないものもあるが、与えられたスペースの中でそれぞれの諸機能を再構成していった。

建築家によるテキストより

例えば、水回りはサニタリーの広さを確保できなかったため、最小限の洗面台を設けて玄関ホールと一体の水回りにすることになった。キッチンは、1つのスペースを全てキッチンとして利用することにして、壁付けのキッチンと大きな作業台兼収納台を設けている。なお、冷蔵庫と冷凍庫もここに納められている。
寝室は、収納を枕上部にコンパクトに納めている。子供がまだ小さいことから一室にしているが、将来的に仕切れるようにしている。

建築家によるテキストより

このように躯体に仕切られたスペースの広さに応じて、必要諸室のあり方を再構成している。
その手掛かりとして、生活の要素が少ないことで得られる気持ち良さを優先したいという施主の希望を尊重し、躯体に合わせて生活のあり方を再検討していった。自分たちに必要なモノを再度見直してもらい、各室でのモノのレイアウトを入念に行った。

建築家によるテキストより
伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現
伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現炊事棟 photo©小川重雄
伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現炊事棟 photo©小川重雄
伊原慶と和久田幸佑による、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」。森林公園のキャンプ場の整備。景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計。規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現炊事棟 photo©小川重雄

伊原慶 / TA+A和久田幸佑 / 和久田幸佑建築設計事務所が設計した、高知・土佐町の「湖と山と弧 さめうらテントパーク全体整備」です。
森林公園のキャンプ場の整備計画です。建築家は、景観と渾然一体となる“場所性”を求め、山々と連続して湖をフレーミングする二枚屋根を持つ“炊事棟”などを設計しました。また、規格合板を用いて予算と工期の中で“60mm厚”の軽やかさを実現しています。施設の公式ページはこちら

高知県土佐町にあるさめうら森林公園キャンプ場のリニューアル整備計画である。中心的な役割を担えず置き去りだった旧炊事棟を建替え、急勾配だった構内道路は迂回路を整備した。

建築家によるテキストより

“湖の駅”として段階的に域内を整備する過程で、園内の既存景観に手を加える手立てを探していた際、遊具や鳥居が広大なフィールドの中に点在し各々の近傍に場所性が生み出されていることに気付いた。

建築が立ち現れ、その内部に機能を与えるという事ではなく、一つの事物として園内で振る舞いながら、同時に炊事ができる場所性が自然景観と渾然一体となるように設計を進めた。

建築家によるテキストより

互い違いにズレを生じた2枚の屋根は、外部として空間に架かる要素であり、地盤面から僅かに上部を円の中心とした“弧”を描く。
ある時は周囲の山々と連続する風景として同調し、別の視点では渇水時に湖から現れる波型の山肌や山々をフレーミングする屋根として、また下から見上げた際は軒裏の部分が大きく見え木々や雲と連関する。眺める場所や季節で異なる印象や性質を持つ場所となる。

短工期と限られた予算を満足するため、12mm厚の3×6版の規格材合板をそのままの形で3枚積層し湾曲させる最小限の手立てを施し屋根の強度を担保した。経年変化を考慮して9mm厚の合板で両側から挟み、軒裏に6mm厚のラワン合板で仕上げ、総厚60mmの軽やかな屋根とした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/13-3/19]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/3/13-3/19]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/3/13-3/19)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 原田将史+谷口真依子 / ニジアーキテクツによる、東京の「段庭の家」。都心の旗竿地に計画。建て込む環境下で“陽の光を目一杯浴びる家”を目指し、建物を徐々に後退させ“階段状のヴォリューム”として“全てが庭となる”構成を考案。家全体で受けた日光が室内の下階まで降り注ぐ
  2. 西久保毅人 / ニコ設計室による、東京・世田谷区の「未来食堂 / 縁舞台の家」。商店街の角地の敷地。将来的に飲食店を開きたいとの要望に、地上階に家族の食卓も兼用する“街との繋がりを楽しめる”空間を備えた住宅を考案。“今”を少し棚上げして施主の“未来”と並走する建築を作る
  3. 伊原洋光+伊原みどり / hm+architectsによる、愛知の「蒲郡の店舗併用住宅」。地上階に菓子店のある家。“店”の存在感と“住居”のプライバシーの両立を求め、基壇の上に家形の量塊が飛び出る外観と外に閉じ内に開く構成を考案。異なる要素を1つの建築に重ね合わせ固有の存在感を示す
  4. 五十嵐理人 / IGArchitectsによる、沖縄・糸満市の「一本足の家」。遠くに海を臨む敷地。要望や風土への応答を“複合的に解決”する在り方を求め、中央の1本柱が屋根と垂れ壁を支えて大きく開放できる建築を考案。変化を受容する“しなやかさ”と不変の“強度”持つ空間を作る
  5. 大阪の鴨谷台団地の6住戸を対象とした改修コンペ「公社鴨谷台団地住戸改善事業 事業提案競技」が、大阪府住宅供給公社の主催で開催
  6. 山田優+小阿瀬直+大嶋励 / SNARK Inc.による、新潟市の「矢代田のモデルハウス」。地域の工務店の為に計画。若い世代への“郊外での豊かな暮らし”の提案を意図し、街に光風を通す低いヴォリュームの中に豊かな内部空間が広がる建築を考案。風土と地方の需要に呼応する“プロトタイプ”を作る
  7. 齋藤隆太郎+椿進之介 / DOGによる、東京・杉並区の店舗「HONAN LOCAL GOOD BREWERS」。地域活性化と障がい者雇用も目的とした醸造所の計画。ガラス張りの“奥行きのある”ファサードで、専有空間でありながら“商店街に歩み寄る”交流スペースを生成。多様な人々に開かれた場所を志向
  8. へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案
  9. 九州大学岩元真明研究室とICADA / 岩元真明による、福岡市の「九州大学ペーパーラボ」。折紙の実験室の為の内装計画。機器作業の場所を間仕切るという与件に、依頼者開発の“折紙の数理を応用した”素材を用いる設計を志向。“ハニカムパネル”で製作した“フスマ”は複雑な視覚効果も生み出す
  10. 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計
  11. 松本光索 / KOSAKUによる、大阪・茨木市の住戸改修「うちの遊び場」。大きな庭を持つ物件を改修。新たな暮らしを受容する“公園の様な大らかさ”を求め、ワンルームに“機能的要素”と“余白”がフラットに存在する構成を考案。“過去と未来の途中にある媒体”として空間を設える
  12. 芦沢啓治・乾久美子・手塚貴晴+手塚由比・永山祐子・平田晃久・藤本壮介が参加する「建築のための香り展」が、東京・西麻布で開催。昨年開催され好評を博した展覧会が、新たな会場にて“予約不要”で公開。其々の建築の為にアットアロマが制作した“香り”等を展示
  13. 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、熊本・八代市の店舗兼住宅「閉合の家」。田園と住宅地の境界にあり高架線を望む敷地。風景に“向き合う”在り方を追求し、高架の軸線と呼応して知覚心理にも働きかけるテラス空間を持つ建築を考案。身体から土木までが一つに繋がる場を作る
  14. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  15. トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現
  16. 久保秀朗+都島有美 / 久保都島建築設計事務所による、神奈川・足柄下郡の宿泊施設「水鏡の離れ」。温泉街の中心から離れた山深い敷地。変化する自然風景を“最大限生かす”在り方を目指し、周囲を写し込む“鏡の様な”天井と“川に向かい開く”平面構成を考案。仕上げや設備等も川の景色を際立たせるよう選定
  17. 2023年のプリツカー賞を、デイビッド・チッパーフィールドが受賞
  18. 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・調布市の「深大寺の家」。隣地の木々が特徴的な敷地。“赤土”をイメージした家の要望に、“ベンガラ”を用いて環境と対比させ“場所”への“意味合いを強める”設計を志向。バイヤーの施主の活動拠点にもなる“ギャラリーの様な”空間も内包
  19. 今津康夫 / ninkipen!による、大阪市の「STILE LATINO」。ナポリのブランドの為の店。製品特徴を引継ぐ様な在り方を目指し、敢えて“細分化”した部材を組み上げた“ハンガーラック”を備えた空間を考案。境界のガラスに装飾を施して回遊の中に“ライブ感”も生み出す
  20. 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、神奈川・川崎市の住宅「河童の家」。建面と法規で縦動線が空間の全てを決めるような条件に、中央配置した階段に椅子等の機能と構造的役割も担わせ45mmの薄床を可能とし、立体的で回遊性のある連なりの空間をつくる

2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画。
2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画。Sir David Alan Chipperfield photo courtesy of Tom Welsh

2023年のプリツカー賞を受賞したデイビッド・チッパーフィールドへの、公式インタビュー動画を掲載します。プリツカー財団が制作したものです。アーキテクチャーフォトでは、チッパーフィールドの代表作や審査講評などを特集記事として公開しています。


Architecture: A Societally-Engaged Product

Cities: Records of History

Architecture as a Collaborative Process

MADのマー・ヤンソンによる、中国・南海市のインスタレーション「Timeless Beacon」。国際文化祭の為に制作。川沿いの廃墟となった旧市場を会場とし、布やフィルムで建物全体を覆い周囲の景観と呼応して影響を与える作品を考案。歴史と未来の時間軸を並行させて人々の想像力を呼び起こす
MADのマー・ヤンソンによる、中国・南海市のインスタレーション「Timeless Beacon」。国際文化祭の為に制作。川沿いの廃墟となった旧市場を会場とし、布やフィルムで建物全体を覆い周囲の景観と呼応して影響を与える作品を考案。歴史と未来の時間軸を並行させて人々の想像力を呼び起こす photo©Tian Fangfang
MADのマー・ヤンソンによる、中国・南海市のインスタレーション「Timeless Beacon」。国際文化祭の為に制作。川沿いの廃墟となった旧市場を会場とし、布やフィルムで建物全体を覆い周囲の景観と呼応して影響を与える作品を考案。歴史と未来の時間軸を並行させて人々の想像力を呼び起こす photo©Tian Fangfang
MADのマー・ヤンソンによる、中国・南海市のインスタレーション「Timeless Beacon」。国際文化祭の為に制作。川沿いの廃墟となった旧市場を会場とし、布やフィルムで建物全体を覆い周囲の景観と呼応して影響を与える作品を考案。歴史と未来の時間軸を並行させて人々の想像力を呼び起こす photo courtesy of MAD

MADのマー・ヤンソンによる、中国・南海市のインスタレーション「Timeless Beacon」です。
国際文化祭の為に制作されました。建築家は、川沿いの廃墟となった旧市場を会場とし、布やフィルムで建物全体を覆い周囲の景観と呼応して影響を与える作品を考案しました。そして、歴史と未来の時間軸を並行させて人々の想像力を呼び起こす事が意図されました。

こちらはリリーステキストの翻訳です

Timeless Beacon – マー・ヤンソンの新作は、廃墟と化したマーケットを再生させる。

マー・ヤンソンは、広東省南海アートフィールドの招きで、中国広東省南海市の太平洲に「Timeless Beacon」というアートインスタレーションを完成させました。

太平洲最大の廃墟として知られる太平市場をリノベーションしています。この場は、かつては明朝末期に設立され、1980年代まで漁師やビジネスマン、村人たちが交易のために集まり、数百年にわたって栄えていました。

しかし、都市化ブームの到来がすべてを変え、若者たちは次第に村の外に活躍の場を求めていくようになりました。一方、インターネット時代の到来で実店舗の必要性が薄れ、かつての賑やかな見本市は徐々に廃れていきました。太平のさびれた通りの脇には、古いレンガ造りの建物に混じって、コンクリートの家が時折顔を出します。そこでは、老夫婦が玄関先に座って談笑しており、今は朽ち果ててしまった繁栄の時代を描いています。

マーヤンソンは言います。
「廃墟の隙間から、たくさんの植物が太陽に向かって伸びているのが見えます。私たちは、廃墟から活気と再生を感じ、人々が古い構造物から新しいエネルギーと知覚を感じ、この地域全体に時間の新しい理解をもたらすことを望んでいます」

静かな村と、川向こうの急成長する都市の現代的な背景が対照的です。その場所の機能が重要でなくなったとき、そこに宿る感情やインスピレーションが、建物に残された価値となる。MADは、デザインを通じて歴史と未来の時間軸を並行させ、人々に想像力を呼び起こすシュールな光景を形成することを意図しています。

【ap job更新】 建築設計と並行して自社所有の里山整備を行い、職業の枠組みの拡張も目指す「株式会社MuFF」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築設計と並行して自社所有の里山整備を行い、職業の枠組みの拡張も目指す「株式会社MuFF」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 建築設計と並行して自社所有の里山整備を行い、職業の枠組みの拡張も目指す「株式会社MuFF」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中pucapuca comune

建築設計と並行して自社所有の里山整備を行い、職業の枠組みの拡張も目指す「株式会社MuFF」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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株式会社MuFFでは設計スタッフ(正社員)を募集します。

現在、公園施設・商業施設・オフィス・複合施設・旅館・社会福祉施設などの設計プロジェクトに加えて、公共空間のコンセプト策定業務が進行中です。

代表を務める今津修平は、組織設計事務所やアトリエを経て2005年に東京で起業、2011年から株式会社MuFFの代表として活動しています。2014年に神戸へ会社を移転し、現在は神戸を中心に活動しています。

建築やその空間を取り巻くものの設計・デザインを主に、プロジェクトの企画段階から関わり、課題の抽出から地域課題・社会課題の解決などにも取り組んでいます。
多様な用途や規模のプロジェクトを通して、企業との連携や外部パートナーとのプロジェクトチームの組成を積極的に行い、人を含めた生きものの居場所や風景の醸成を目的として活動しています。

なお、弊社は2020年から神戸都市部から車で40分程度の場所にある里山を購入し整備しています。
森や野原の中で、様々な生きものと共生し「生きる知恵」を身に着けること、また、そこでの整備体験を通して「発見、問い、仮説設定、創作」のサイクルを学ぶことを目的に、様々なプログラムを検討中です。
その場所にあるものでつくる。どんどん企画を出して、実践していく。
里山の風景とともに体験の記憶が次の世代へ継承されていくことを目指しています。

今回の募集では、建築設計という職種の枠組みを拡張することや、幅広い視野をもつことに興味がある方の応募をお待ちしています。
作品づくりではなく、常にプロジェクトの最適解を面白がりながら探求できるチームを目指しています。
また、同時に美しいものを作るために細部までこだわり考える姿勢も持ち、マクロ・ミクロそれぞれの視点を持って活動していきたいと考えています。

新しい建築のあり方、コミュニケーションのあり方、そして、建築だけではなく、建築を取り巻く様々な領域に一緒に踏み込んでいってくれる仲間を募集しています。
事務所のスタッフだけでなく、いろいろなプロフェッショナルが出入りする活気のある事務所です。ご応募をお待ちしています。

へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案
へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案イントロ展示 photo©architecturephoto
へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案セクション1「ひとつになる」 photo©architecturephoto
へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案セクション2「みんなとつながる」 photo©architecturephoto
へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」。世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプル等で紹介。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案セクション3「彫刻的空間を体感する」 photo©architecturephoto

へザウィック・スタジオの、森美術館での展覧会「共感する建築」をフォトレポートします。
世界中でプロジェクトを手掛けるファームの日本初の展示です。主要プロジェクト“28作”を模型や素材サンプルで紹介しています。会場構成は同スタジオが日本の“暖簾”等に着想を得て考案されました。会期は2023年3月17日~2023年6月4日。展覧会の公式ページはこちら

1994年にロンドンで設立されたヘザウィック・スタジオは、ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛ける、現在、世界が最も注目するデザイン集団のひとつです。創設者トーマス・へザウィック(1970年、英国生まれ)は、子どもの頃、職人が作った小さなものに宿る魂に心を躍らせていたといいます。

建築という大きな建物や空間にも、その魂を込めることはできるのか。この問いがヘザウィック・スタジオのデザインの原点となりました。すべてのデザインは、自然界のエネルギーや建築物の記憶を取り込みつつ、都市計画のような大規模プロジェクトもヒューマン・スケールが基準となるという信念に基づいています。その根底には、プロダクトや建築物というハードのデザインよりも、人々が集い、対話し、楽しむという空間づくりへの思いがあるのかもしれません。

モノやその土地の歴史を学び、多様な素材を研究し、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら、最新のエンジニアリングを駆使して生み出される空間は、誰も思いつかなかった斬新なアイデアで溢れています。新型コロナウイルスのパンデミックを経て、わたしたちが都市や自然環境との関係性を見直すなかで、ヘザウィック・スタジオのデザインは、来る時代に適う、これまで以上に豊かな示唆を与えてくれることでしょう。

本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を天空の大空間で紹介する日本で最初の展覧会です。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。

リリーステキストより
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市の店舗「SITEN」。ヘアサロンの計画。カットで“視点を変え人生を変える”という店の想いの象徴を意図し、交互に異なる傾きを持たせて視線を操作する“ミラー”を考案。新設の間仕切りは既存壁の曲面に合わせて一体感を作る
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市の店舗「SITEN」。ヘアサロンの計画。カットで“視点を変え人生を変える”という店の想いの象徴を意図し、交互に異なる傾きを持たせて視線を操作する“ミラー”を考案。新設の間仕切りは既存壁の曲面に合わせて一体感を作るインフォメーションエリア photo©太田拓実
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市の店舗「SITEN」。ヘアサロンの計画。カットで“視点を変え人生を変える”という店の想いの象徴を意図し、交互に異なる傾きを持たせて視線を操作する“ミラー”を考案。新設の間仕切りは既存壁の曲面に合わせて一体感を作るカッティングエリア photo©太田拓実
荒尾宗平 / SIDES COREによる、大阪市の店舗「SITEN」。ヘアサロンの計画。カットで“視点を変え人生を変える”という店の想いの象徴を意図し、交互に異なる傾きを持たせて視線を操作する“ミラー”を考案。新設の間仕切りは既存壁の曲面に合わせて一体感を作るカッティングエリアよりシャンプーエリアを見る。 photo©太田拓実

荒尾宗平 / SIDES COREが設計した、大阪市の店舗「SITEN」です。
ヘアサロンの計画です。建築家は、カットで“視点を変え人生を変える”という店の想いの象徴を意図し、交互に異なる傾きを持たせて視線を操作する“ミラー”を考案しました。また、新設の間仕切りは既存壁の曲面に合わせて一体感を作る事が意図されました。店舗の公式サイトはこちら

ヘアデザインでその人自身の「視点を変え人生を変える」

コンセプトを象徴する空間体験として視線をずらすことで気づきが生まれる多面的なセットミラーをデザインした。
交互に異なる傾きを持たせたミラーにより隣席でも視線が交わりにくく4席それぞれのプライバシーも確保している。

建築家によるテキストより

直線的デザインのミラーとは対照的に躯体の既存壁面は曲面で構成されており、新設の間仕切りも同じ曲面をモチーフとして空間に溶け込ませた。曲面壁のスリットには寛げる個室のアイケアルームを設置した。フルハイトの窓からの自然光を受けて柔らかく豊かな表情を生む曲面の壁は、シルバー箔が薄く蒸着された窓のカーテンとともにソリッドなセットミラーへと映り込む。

建築家によるテキストより

軸をずらしたことで生まれたセットミラーの側面は4階ではあるが大通りの交差点からも見えるシンボルとなり、視点視野視座を象徴した店舗のロゴともシンクロしている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 リノベや戸建新築の設計を主体とし、不動産から施工までもフォローする「株式会社エキップ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト(設計補助・広報)を募集中
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【ap job更新】 リノベや戸建新築の設計を主体とし、不動産から施工までもフォローする「株式会社エキップ」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト(設計補助・広報)を募集中軽井沢の別荘 / 新築・木造戸建

リノベや戸建新築の設計を主体とし、不動産から施工までもフォローする「株式会社エキップ」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト(設計補助・広報)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

エキップではプロジェクトを担当する設計スタッフ(正社員)及びアルバイト(設計サポート、広報)を募集します。


2011年に設立して今年で12年が経ちましたが、当初から不動産も絡めたビジネスを展開しており、注文住宅やリノベーション住宅の土地・物件探しから関わっています。
主にリノベーションの設計監理がメインとなりますが、家を建てることに関して不動産から施工までフォローしておりますので、設計のスキルだけではなく、色んな視点(不動産や施工、環境、経済性など)から考える力が必要となり、未来の設計者として有効なスキルや知識が身につき、ストック活用の時代に合った設計者として活躍出来ることと思います。
また、新築戸建、キャンプ場施設や別荘などの設計も増えてきており、多様なプロジェクトに関わることが出来ます。小規模な事務所なので一度にたくさんのプロジェクトは回せませんが、じっくりと担当プロジェクトに取り組めます。

スタッフは現在基本的にテレワークで作業したり、また週2日の休日はほぼ確実に休んでおり、各自の裁量で仕事を行っています。
もちろんオフィスに来たいときは来たりして仕事の仕方を使い分けています。そのためには、各自業務のスケジュール管理が重要になってきますが、そのためのフォローはいたします。子育てしながら働くのも可能かと思います。

エキップのオフィスは港区白金の古い小さな建物をリノベーションし、人通りの比較的多めな通りに面しているので、たまにはフラっと立ち寄った近所の方から棚の設置から所有アパートの活用法など、設計とはあまり関係ない話も相談されますが、住まいのことなら何でも相談できるような設計事務所を目指していたりもします。

前向きで明るく、そして人と話すのが好きで向上心のある方からのエントリーをお待ちしております。

【ap job更新】 小川晋一都市建築設計事務所が、東京オフィスでの 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 小川晋一都市建築設計事務所が、東京オフィスでの 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 小川晋一都市建築設計事務所が、東京オフィスでの 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中

小川晋一都市建築設計事務所の、東京オフィスでの 設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

小川晋一都市建築設計事務所 / 東京オフィスでスタッフを募集します。

【プロジェクト内容】
国内外の住宅、別荘、集合住宅、ホテル、クリニック、店舗等の建築設計監理を行います。

【仕事の内容】
基本設計・実施設計・設計監理・建築パース作成・模型製作まで、一貫してプロジェクトを担当していただきます。

トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現
トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現エントランス photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現ワークスペース photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現ラウンジスペース photo©阿野太一
トラフ建築設計事務所による、東京・丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」。古いRC造建物のフロアを改修。“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向。躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性も表現ミーティングスペース photo©阿野太一

トラフ建築設計事務所が設計した、東京・千代田区丸の内の「博報堂コンサルティングオフィス」です。
古いRC造建物のフロアを改修する計画です。建築家は、“共創の場”への回帰との要望に、照明の演出等で用途に応じた居場所を作り“交流”と“くつろぎ”を両立する空間を志向します。また、躯体現しで更新の余白を持たせ企業の創造性の表現も意図されました。施主企業の公式サイトはこちら

企業のブランディング、BtoBマーケティングを得意とする博報堂グループのコンサルティング会社、博報堂コンサルティングの新オフィス内装計画。リモートワークの増加に伴いオフィスそのものの意義が問われる中、社員同志が集まり、語り、共に過ごす共創の場としての機能に回帰するオフィスが求められた。

建築家によるテキストより

築約60年のRC造建築の天井とOAフロアを解体し、元の躯体の表情をあらわした。未完の状態を保つことで、常にアップデートされていくような余白を持たせ、同社のクリエイティビティを体現している。

レイアウトは一段上がったラウンジスペースを中心に、個室を周囲に配置するシンプルな構成とした。真っ白でニュートラルなエントランスを抜けると、コールテン鋼で仕上げた円形の壁面がオフィス内へと自然に動線を誘導する。

建築家によるテキストより

働く場の選択肢として自宅がありながら、もうひとつの魅力的な選択肢としてのオフィスの在り方を考え、ホテルのラウンジのように、交流とくつろぎを両立しつつも非日常性も備えた場を提案した。

建築家によるテキストより

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