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21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ロビー 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、マックス・ビルの展示風景 撮影:木奥恵三
21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る会場風景、ギャラリー2、ディーター・ラムスの展示風景 撮影:木奥恵三

21_21 DESIGN SIGHTでの展覧会「デザインの先生」です。
ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスを“デザインの先生”と捉えて、活動の軌跡を改めて振り返る内容です。
展示会期は、2026年3月8日まで。展覧会の公式ページはこちら

21_21 DESIGN SIGHTでは2025年11月21日(金)より企画展「デザインの先生」を開催します。

展覧会ディレクターには、デザインジャーナリストの川上典李子と、キュレーター、ライターの田代かおるを迎えます。
さまざまな出会いのなかに、生活や社会の今後について考えを巡らせるヒントがあります。多くの情報が迅速に行きかい、価値観が大きくゆれ動いている今日だからこそ、デザインを通して多様な視座を示してくれた巨匠たちの活動を振り返ってみたいと考えました。

今回フォーカスするのは次の6名、本展では彼らを「デザインの先生」として紹介します。
ブルーノ・ムナーリ(イタリア生まれ、1907–1998 年)、マックス・ビル(スイス生まれ、1908–1994 年)、アキッレ・カスティリオーニ(イタリア生まれ、1918–2002年)、オトル・アイヒャー(ドイツ生まれ、1922–1991年)、エンツォ・マーリ(イタリア生まれ、1932–2020年)、ディーター・ラムス(ドイツ生まれ、1932年–)。デザイン教育の現場で未来を担う人材を育んだ人物も含まれますが、それだけでなく、信念と希望を胸に活動することで各時代の先を探り、社会の新たな局面をもたらした人物であるという点で共通しています。本展ではまた、マックス・ビルやオトル・アイヒャーに学び、後に生涯にわたって親交を深め、日本におけるデザイン学の礎を築いた向井周太郎(1932–2024年)の視点にも触れていきます。

考え、つくり、伝えつづけるデザインの行為は、生きることと切り離せません。代表作をはじめ、残されたことば、記録映像などを通して各氏の人間性に迫りそれぞれのデザイン活動に目を向けるとき、彼らは皆、私たち一人ひとりが考え、主体的に行動し、進んでいくことをまさに期待していたのだということも知るでしょう。

社会のこの先に向けて、デザインの視点に基づき「問い」そのものを投げかけることがこれまで以上に期待されているいま、デザインが担う役割もより広く、より深くなっています。忘れてはならない先人たちの活動の軌跡を改めてふり返ったうえで、この先をどう探り、社会に対してどのようなメッセージを投げかけていけるのか、そのことの重要性についても多くの皆さんと考えていければ幸いです。とてつもない好奇心と探究心と勇気の持ち主であり、魅力に満ちた先生たちに出会ってください。

リリーステキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/11/24-11/30]
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/11/24-11/30]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/11/24-11/30)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」。市内の商業エリアでの計画。既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向。内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いる
  2. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  3. 谷口吉生と高宮真介による、静岡・掛川の「資生堂アートハウス」(1978年) が、2026年6月末で閉館へ。1979年度の日本建築学会賞 (作品) 受賞作品。アート支援活動は銀座の “資生堂ギャラリー”に集約
  4. 竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる
  5. 小林敬政による、大阪市の「K邸」。施主家族が40年以上暮らした住まいの建替。既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向。旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起する
  6. マリーナ・タバサム・アーキテクツによる、TOTOギャラリー・間での建築展「People Place Poiesis」。バングラデシュを拠点とする建築家の展示。地域の材料や技術を重視した建築実践に加え、自然災害や貧困等で苦しむ人々の支援活動にも尽力。様々なアワードの受賞に加えて欧米の複数の大学でも教鞭を執る
  7. 【ap Masterpiece】OMAによる、フランスの「ボルドーの家」(1998年)
  8. アーキテクチャーフォト®について
  9. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る
  10. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の実施設計概要
  11. 磯崎新の、水戸芸術館での展覧会「磯崎新:群島としての建築」。没後国内初となる大規模回顧展。単一の領域にとどまらない活動を、模型・図面・スケッチ・インスタレーション等を通して俯瞰的に紹介。会場設計は日埜直彦が手掛ける
  12. MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る
  13. ハンス・ウェグナーの展覧会が渋谷ヒカリエで開催。入場チケットをプレゼント。多くの名作椅子を手掛けたデザイナーの、国内最大規模となる大回顧展。会場構成は田根剛が手掛ける
  14. 貝島桃代と能作文徳の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第11回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、斉藤助教授の家、谷川さんの住宅、上原通りの住宅、ハウス・グミュールの写真を題材に議論
  15. パナソニックが運営する、東京・新橋の“BRIDGEHEAD Shimbashi”を会場に「『現し』を考える。展ver.3.0」が開催。スキーマ建築計画出身の西原将が企画監修手掛ける、“現し”をテーマとした展示。次なる展開として“壁”と“床”に注目し、“配線方法”を検討。ver.2.0で製作した“現し天井標準化マニュアル”等も出品
  16. MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案
  17. 西沢立衛・妹島和世・藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画。2025年10月に万博会場で行われたもの
  18. 京都・八幡市の「(仮称) 南ケ丘こども園」設計プロポで、キノアーキテクツが受注候補者に選定。二次審査には、無有建築工房・ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ JV、芦澤竜一・水原建築事務所・VANS JV、榊原・吉村・創都 JV、日比野設計・吉村靖孝・EL3 JVが名を連ねる。各者の提案書も公開
  19. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦・ドバイの「ザ・シンフォニー・タワー」。集合住宅などが入る42層の高層ビル。金属糸を用いる地域の伝統織物工芸から着想を得て、三次元格子構造の“外骨格”を特徴とする建築を考案。ファサードに独自のリズムと質感を与えると共に快適な屋外空間も創出
  20. 青柳創と青柳綾夏による、岩手の「金ケ崎の家」。寄棟屋根や左官真壁の採用が必須な地域。意思と無関係に“外形が決まる”状況に対し、通常と異なり“内部の空洞”の支え方を思考せざる負えない設計過程に着目。空洞を実態に変質させるべく極細列柱の構造体を考案

磯崎新の、水戸芸術館での回顧展「磯崎新:群島としての建築」を取り上げた地元のニュース動画。2025年11月に公開されたもの

磯崎新の、水戸芸術館での回顧展「磯崎新:群島としての建築」を取り上げた地元のニュース動画です。2025年11月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、この展覧会の様子を特集記事として掲載しています。

西沢立衛・妹島和世・藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画。2025年10月に万博会場で行われたもの

西沢立衛妹島和世藤本壮介が登壇して、宮田裕章がモデレータを務めたトークセッション「共鳴と森 – 突き破る塔 (1970) から開かれる空 (2025) へ」の動画です。2025年10月に万博会場で行われたもの。

永山祐子による書籍『建築というきっかけ』をプレゼント。大阪・関西万博のパヴィリオン等を手がけた建築家による初の新書。仕事術や課題を乗り越える極意も明かす。自身の半生を辿りながら、手掛けた作品のエピソードについても綴る
永山祐子による書籍『建築というきっかけ』をプレゼント。大阪・関西万博のパヴィリオン等を手がけた建築家による初の新書。仕事術や課題を乗り越える極意も明かす。自身の半生を辿りながら、手掛けた作品のエピソードについても綴る永山祐子による書籍『建築というきっかけ』

永山祐子による書籍『建築というきっかけ』を抽選でプレゼントいたします。
大阪・関西万博のパヴィリオン等を手がけた建築家による初の新書です。仕事術や課題を乗り越える極意を明かしています。また、自身の半生を辿りながら、手掛けた作品のエピソードについても綴ります。
プレゼント企画の応募締切は、2025年12月19日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

「諦めなかったことだけが実現する」。
世界が注目する建築家が初めて明かす、その半生と仕事術!
タブーを打ち破り、課題を乗り越え、「波」をつかむ極意とは――。

万博パビリオン、東急歌舞伎町タワーなど次々と話題の設計・デザインを手がけ、今、もっとも世界的に注目されている建築家による初の新書。
自身の半生を辿るとともに、手がけた作品やプロジェクトにまつわる知られざるエピソードをドキュメンタリー的に綴る。

独自のダイナミックな建築論、過去から現在、そして未来をつなげる都市論であると同時に、タブーを打ち破りながらプロフェッショナルであり続けるための仕事論としても役に立つ。
著者をよく知る研究者や企業人が横顔を語る貴重なコラムも収録。

リリーステキストより

以下に、書籍の目次を掲載します。

MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案
MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案 photo©Finbarr Fallon
MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案 photo©Finbarr Fallon
MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案 photo©Finbarr Fallon
MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」。同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画。繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案 photo©Finbarr Fallon

MVRDVによる、シンガポールの集合住宅「アーウェル・ヒル・レジデンス」です。
同国で普及する“プレハブ型モジュール建築”をアップデートする計画です。建築家は、繰り返しで単調になりがちなファサードを変える為に、各ユニットを“1つのピクセル”として扱って金属フレームで凹凸をつくるデザインを考案しました。ベースとしているプレハブ建築は、ADDPアーキテクツによるものです。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

MVRDVのピクセル状ファサードデザインが、シンガポールのプレハブ型モジュールタワーに多様性と個性をもたらす

シンガポールのアーウェル・バンク・ロードにおいて、MVRDVによって提供された活気あるピクセル状のファサードデザインを備えた36階建ての住宅タワー2棟が完成しました。シンガポールを拠点とするADDPアーキテクツによる高効率なプレハブ型モジュール建築デザインを基にして、MVRDVの多様なファサードは建物の外観に活気を与え、24番目のフロアと屋上にある緑豊かな共用スペースを際立たせています。このデザインは、効率性とコスト効果が個性や独自性と喜んで共存できることを示すための、MVRDVの作品群における最新作です。

シンガポール証券取引所に上場する大手不動産会社シティ・ディベロップメンツ・リミテッド(CDL)によって開発されたアーウェル・ヒル・レジデンスは、MVRDVがシンガポールの都市中心部にある建物に初めて協働したことを示すものです。この開発は、シンガポールを拠点とする建築事務所ADDPアーキテクツによって設計され、PPVC(プレハブ化された仕上げ済み立体構造)という工法が用いられました。これは、仕上げ済みの内装や外装を含む部屋全体を工場で建設し、現場で積み重ねるタイプの建設方法です。PPVCは、シンガポールで広く採用されている建設技術です。この工法は、現場での施工作業の負担、必要な建設作業員の数、および工期を削減します。これらはすべて、高密度な都市環境における混乱を軽減するための有効な手段です。また、この工法は、輸送・重機の使用・現場作業を最小限に抑えることで、廃棄物を削減し、建設に関連する二酸化炭素排出量を低減します。これらの利点を踏まえ、シンガポール建築建設庁(BCA)は、生産性を向上させる建設手法において業界の能力を高めるため、特定の規制、枠組み、認証制度を導入しています。

しかし、PPVCは建物の外観が繰り返し的で単調になりがちであるため、デザイン上の工夫を加えるためにMVRDVがプロジェクトに参加し、繰り返しのあるフロアプランの中に変化があるような錯覚を生み出しながら、タワーに個性と視覚的魅力の両方を与えました。MVRDVのデザインは、PPVCシステムの特性を活かして「ピクセル状」のファサードを生み出しており、各プレハブユニットが1つのピクセルを構成しています。ユニットは金属フレームを用いて引っ込められたり突き出されたりしており、さまざまな形状のバルコニーを生み出すことで、建物の外観に深さと興味を与えています。この凹凸は、ゴールドとダークブラウンの配色と組み合わさり、つる植物の有機的な形状に着想を得た抽象的なパターンを建物全体のファサードに形作っています。

貝島桃代と能作文徳の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第11回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、斉藤助教授の家、谷川さんの住宅、上原通りの住宅、ハウス・グミュールの写真を題材に議論
貝島桃代と能作文徳の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第11回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、斉藤助教授の家、谷川さんの住宅、上原通りの住宅、ハウス・グミュールの写真を題材に議論左:西牧厚子(モデレーター)、中:能作文徳、右:貝島桃代 許可を得て掲載

貝島桃代と能作文徳の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第11回」の動画がLIXILのウェブサイトで期間限定で無料配信されています。
其々が選んだ、斉藤助教授の家、谷川さんの住宅、上原通りの住宅、ハウス・グミュールの写真を題材に議論されています。視聴申込期間は、2025年12月21日(日)まで。また、本記事では、テーマとなった写真と語られた内容のキーワードも掲載します。【ap・ad】

LIXILと「新建築住宅特集」は、これまで「穴が開くほど見る──建築写真から読み解く暮らしとその先」と題し、名作住宅の建築写真を隅々まで掘り下げて読み取る企画を展開してきました。

1枚の写真から時代背景、社会状況、暮らし、建築家の思いなど、読み取る側の想像も交えながら細部まで紐解くことで、時代を超えた大切なものを見つめ直し、未来に向けた建築のあり方を探ります。

今回は、「新建築住宅特集」25年10月号に掲載された、本企画 第11回目の貝島桃代氏と能作文徳氏の対談動画を、期間限定で配信いたします。ぜひご登録のうえ、ご視聴ください。
(2025年8月18日 東京都港区 SHIBAURA HOUSEにて収録)

能作文徳が冒頭で語った、自身に影響を与えた写真(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

自身は塚本由晴先生に学んだので建築雑誌などの写真をよく見ていた / 研究室で作品研究・構成論を行う時に戦後から現代までの作品を見る / 東工大に入学する切っ掛けは、雑誌に載っていたアトリエワンの「ミニハウス」の写真 / 篠原一男の「上原通りの住宅」を雑誌で見て建築が面白いと思うようになった / その他

貝島桃代が冒頭で語った、自身に影響を与えた写真(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

写真よりも図面が好きで、子供のころから不動産広告の間取りを見て、想像を膨らませていた / 大学時代に高橋公子先生のレポート課題で、建築雑誌の中から好きな物を選んで説明するものがあり、毎月雑誌を見るようになった / 妹島和世さんの「PLATFORM」でレポートを書いたが、丘の上の佇まいにショックを受けた / マリオ・ボッタの「カサ・ビアンキ」を見て、ここに住みたいと思った / その他

 
能作文徳が冒頭で語った、どのような写真を撮ってほしいか? / 惹きつけられるような写真とは?(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

「高岡のゲストハウス」では、屋根をクレーンで吊り上げるプロセスを残しておきたかった / 建築雑誌に掲載されたとき見開きに使われたので驚いた / その他

貝島桃代が冒頭で語った、どのような写真を撮ってほしいか? / 惹きつけられるような写真とは?(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

アニハウスの見開きで、建物を設計したというより隣地との間の庭を設計した表現にしたかった / 隣との境界線を左右対称にしたいと言った / その他

アーキテクチャーフォト編集部が抜粋
【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中
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リノベる株式会社の、デザイン・設計パートナー(業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

【デザイン・設計パートナー募集】

月1~2件のデザインを、コンスタントに。
「リノベる。」のお客様に向けた、オーダーメイドのリノベーションデザインを手がけて頂きます。

担当していただくのは、ご契約後のお客様のみ。
デザイナー自身が営業活動を行う必要はなく、お客様へのデザイン提案に集中頂けます。

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る鳥瞰、全景 photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る俯瞰、全景 photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る俯瞰、全景 photo courtesy CRLand
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図るスタジアム photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図るスタジアム photo©Seilaojiong

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」です。
スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設です。建築家は、伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案しました。また、デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図っています。
アーキテクチャーフォトでは、本建築の建設中の様子も特集記事として掲載しています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

グレーターベイエリア・スポーツセンターが初のイベントを開催
中国・南沙

グレーターベイエリア・スポーツセンターは、2025年12月5日から始まる4回の完売コンサートによって、初の大規模イベントを開催します。

この新しいスポーツセンターは、広州、深セン、香港、マカオを含む珠江デルタ内の都市に対応しており、これらはグレーターベイエリアを構成しています。グレーターベイエリアは世界最大の都市圏であり、その人口は2030年までに1億人に達すると見込まれています。

広州市南沙区の南部、三角州の西岸に位置するこのスポーツセンターは、グレーターベイエリアの中心部において、新たな行政、ビジネス、住宅エリアの核となります。

地域住民に最高水準のスポーツ施設を提供するこのセンターは、主要な国内外のスポーツイベントや文化公演の多様なプログラムを開催できるように設計されています。これらは、広州地下鉄18号線や新設の深セン・中山ブリッジを利用することで、グレーターベイエリアのすべての住民が容易にアクセスできます。

南沙の地元の学校やスポーツクラブが利用できる優れた施設を提供することに加えて、このセンターは中国の地域および国家レベルで進行中のスポーツ振興プログラムを継続します。すべての陸上競技に参加する選手を含む競技アスリートに不可欠なインフラを提供するこのセンターは、南沙の温暖な冬の気候を活かした設計となっており、将来の遺産を築くための理想的な屋外トレーニング施設と環境をつくりだしています。

このセンターの70ヘクタールの公園は、南沙の住民に川沿いでスポーツやレクリエーションのための多様な造園空間を提供するとともに、6万人収容のスタジアム、バスケットボールなどの屋内イベント用の2万人収容アリーナ、さらにトレーニングや競技のための50メートルプールと飛び込み用プールを備えた4,000人収容のアクアティックセンターを備えています。

このスポーツセンターは、選手用宿泊施設をはじめ、屋外トレーニングピッチやランニングトラックなどの充実した支援施設も備えており、地域の若い世代の健康増進を目的に、学校でのスポーツ参加を促進する地方政府のプログラムを支援します。

広東省の亜熱帯モンスーン気候に位置するこの70ヘクタールのウォーターフロントパークは、地域の洪水対策の重要な要素として設計されており、極端な海面変動時に過剰な水を調整する湿地を含む予定です。このセンターの建築の流れるような形状は、約千年前の宋代に初めて設計された、この地域の伝統的な帆船の船体に明確に見て取れる先細りの形状を反映しています。これらの歴史的な船は、珠江を中国の世界への玄関口として確立しました。

【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、広報職と設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、広報職と設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 荒木信雄 / アーキタイプが、広報職と設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中Ginza Sony Park 写真提供:Ginza Sony Park、写真:高木康行

荒木信雄 / アーキタイプの、広報職と設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

アトリエ事務所には珍しく、幅広い年齢層のスタッフが在籍しており、若い世代のフレッシュな力や考えを取り入れると共に、上の世代の経験や知識を受け継いでいくことができる環境です。

住宅、オフィス、ギャラリー、ショップなど幅広いプロジェクトが常に進行しておりますので、今までのご経験やスキルを十分に活かしていただき、やりがいを感じながら更なるスキルUPが望める職場です。

吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」。市内の商業エリアでの計画。既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向。内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いる
吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」。市内の商業エリアでの計画。既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向。内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いる © ISSEY MIYAKE INC. Architecture and Space design: TOKUJIN YOSHIOKA + TYD
吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」。市内の商業エリアでの計画。既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向。内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いる © ISSEY MIYAKE INC. Architecture and Space design: TOKUJIN YOSHIOKA + TYD
吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」。市内の商業エリアでの計画。既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向。内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いる © ISSEY MIYAKE INC. Architecture and Space design: TOKUJIN YOSHIOKA + TYD

吉岡徳仁による、京都市の店舗「HaaT / KYOTO」です。
市内の商業エリアでの計画です。デザイナーは、既存町家を継承しつつ、“異なる時間の融合と対比”でつくりあげる空間を志向しました。また、内部ではアルミニウム金属を日本の伝統を感じさせる“桜色”に染め上げて用いています。店舗の場所はこちら(Google Map)。

町家建築の屋根や構造を継承しながら、新たな建築をデザイン。

日本の伝統を感じさせる「桜色」を、未来的な質感をもつアルミニウム金属に染め上げることで、表現しています。

歴史と現代という、異なる時間の融合と対比が生み出す、新たな空間です。

デザイナーによるテキストより
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる外観、西側の道路より見る。 photo©Satoshi Asakawa
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる外観、敷地内の南側より見る。 photo©Satoshi Asakawa
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる2階、「天空のテラス」 photo©Satoshi Asakawa
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、さいたま市の「双恵幼稚園」。“子供が世界に触れる場所”として構想された施設。思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案。子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめる2階、ギャラリーから吹抜越しに1階への階段を見る。夜景 photo©Satoshi Asakawa

竹山聖 / 設計組織アモルフが設計した、埼玉・さいたま市の「双恵幼稚園」です。
“子供が世界に触れる場所”として構想された施設です。建築家は、思い掛けない出会いの創出も意図し、保育室群の中心に“外と内の二つの中庭”を配置する構成を考案しました。また、子供達の可能性の拡大を願って宇宙を感じる要素も散りばめられました。

幼稚園は子供が世界に触れる場所だ。
この世の中には家族や自分以外の人々が生きていて、一緒に何かをするためにはルールがあって、でもそんな約束事に則って一緒に何かを達成したら、自分一人でやるよりはるかに大きな喜びがある。自身の可能性もまた広がる。そんなこんなをそれなりに幼な心に刻みつけながら、別の誰かと一緒にいることの戸惑いと喜びのなかに、出会いと出来事のステージを見出していけるような場所、それが幼稚園だ。

建築家によるテキストより

幼稚園は教育施設である、そのようなイメージを大切に考えてほしい、と園長夫妻から最初に要望を受けた。このことを受けて、保育室の配置はグリッド上に規則的に配列された柱による秩序を基本とすることにした。

それら保育室群の中心にアトリウム(内の中庭)および天空のテラスと大地のテラス(外の中庭)を配して、思いがけない出会いがもたらされる場が生まれることを期待した。楕円形の吹き抜けには階段が置かれて、これはみごとに上と下の視線が交錯する立体的な出会いの場となってくれたと思う。アトリウムの天井には、さまざまな思考と試行の果てに、北極星の方向に向かう天窓が置かれることになった。

グリッドからやや逸脱する形をもつ遊戯室にはグレースホールという名称があらかじめ与えられていて、十字架の位置や天井の高さ、光の入り方などに配慮を重ねながら、子供たちの未来の記憶に残る空間ができたのではないかと考えている。遊戯室空間の矩形のボリュームを切り取るように南西側に大きく開かれた高窓には、旧園舎にあって卒園生たちの記憶に残っているというステンドグラスを、そのスケールを拡大してより光の印象を強めるようにデザインしCosmological Garden(宇宙の庭)と命名した。

建築家によるテキストより

すでに気づかれているように、この幼稚園の空間構成や部位の形にはその端々に宇宙のメタフォアが用いられている。
これは出会いの場の形として構想された外と内の二つの中庭に、やや角度をずらした二つの楕円形を配したことにはじまっている。双恵はDouble Graceの訳語であり、この二つの慈愛の心を二つの楕円で表象してみたらどうかと考えたからなのだが、楕円は惑星軌道を想起させ、そうか、幼稚園が世界と出会う場所であるなら、宇宙に思いを馳せる場所であってもいいわけだ。

世界と出会い、宇宙という大自然の秩序の存在に触れることによって、子供たちの未来はより豊かなものになるのではないか、その時は気づかなくても、あとになって振り返って、人生の折々にその可能性を広げる契機を与えてくれるようになるのではないか。そんな祈りのような気持ちをこめて、幼稚園空間のあちこちに宇宙の物語を感じさせるエレメントを散りばめることにした。

建築家によるテキストより
小林敬政による、大阪市の「K邸」。施主家族が40年以上暮らした住まいの建替。既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向。旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起する
小林敬政による、大阪市の「K邸」。施主家族が40年以上暮らした住まいの建替。既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向。旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起する外観、南側の道路より見る。 photo©多田ユウコ写真事務所
小林敬政による、大阪市の「K邸」。施主家族が40年以上暮らした住まいの建替。既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向。旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起する2階、階段側からリビングを見る。 photo©多田ユウコ写真事務所
小林敬政による、大阪市の「K邸」。施主家族が40年以上暮らした住まいの建替。既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向。旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起する2階、キッチンからダイニングを見る。 photo©多田ユウコ写真事務所

小林敬政が設計した、大阪市の「K邸」です。
施主家族が40年以上暮らした住まいの建替です。建築家は、既存を建物を超えた“記憶の器”と捉え、刷新ではなく“継承”する設計を志向しました。そして、旧家屋の間取りを参照して“再構築”した平面構成で“空間体験”を通して記憶を喚起します。

当初は愛着のある住まいに住み続けるべく耐震改修を検討したが、耐震診断の結果躯体の老朽化が著しいことが判明し建替えることとなった。施主は計画地に隣接する金属研磨工場を長年営んでいる。家の想い出を語る施主の表情を見て、毎日この家をながめながら仕事を行う施主にとって、この家は住まい以上の大切な記憶の器なのだと感じた。

そこで40年以上の記憶が蓄積されたこの住宅を全く新しいものにするのではなく、建物の立姿や内部の空間体験といった諸要素を受け継ぎながら、耐震性能や快適性に優れたこれからも住み続けて行ける、住まいという記憶の器の再構築を目指した。

建築家によるテキストより

住まいの記憶は階段の上り下りや部屋と部屋の行き来などの空間体験を通して身体的に想起される。
そこで既存家屋の平面計画を参照し、それらを中間階に設けたリビングを中心に再構築することで、新しい家での空間体験を通じて長年身体に蓄積された記憶が思い起こされるよう計画した。

建築家によるテキストより

かつての住宅の立姿は家族にとって帰宅時にホッとできる大切なあたりまえの風景であった。
そこでその立姿を継承すべく、施主要望である駐車スペースを計画地内で確保すること、地震による浸水対策としての床上げの2点をヒントに、駐車スペースの天井高さを絞りスキップフロア形式とすることで建物高さを既存家屋と同程度に抑えた。また屋根形状も既存と同じ平入とすることで、住み手だけでなく周辺住民からも見慣れた立姿を継承した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 吉祥寺と西荻窪を拠点に、働く人へのサポートや多様な働き方への対応も進める「角田佳瑞彰建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺と西荻窪を拠点に、働く人へのサポートや多様な働き方への対応も進める「角田佳瑞彰建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺と西荻窪を拠点に、働く人へのサポートや多様な働き方への対応も進める「角田佳瑞彰建築設計事務所」が、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)を募集中梅郷の家1

吉祥寺と西荻窪を拠点に、働く人へのサポートや多様な働き方への対応も進める「角田佳瑞彰建築設計事務所」の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

一級建築士事務所 角田佳瑞彰建築設計事務所株式会社では事業拡大に伴い設計スタッフを募集しています。

東京吉祥寺と西荻窪を拠点に活動を行う設立5年目のまだまだ小さな設計事務所です。
個人住宅、共同住宅、商業施設、オフィス、飲食店舗の設計、小規模なリノベーションなど幅広いプロジェクトが進行しております。

現在は4名のスタッフ(正スタッフ、アルバイト)に働いていただいております。
建築からインテリアまで様々な分野の設計スキルを習得しながら設計担当者として活躍することができます。

ご自身のスキルを発揮していただくのはもちろんのこと、スキル以上の業務が求められた場合も先輩スタッフの指導のもとサポートしていきます。働き方も比較的自由ですのでリモートワークや勤務時間の調整など柔軟に対応しております。

建築が好き、責任感やこだわりをを持って業務に取り組める人、コミュニケーションの取れる素直な人材を募集しています。

ハンス・ウェグナーの展覧会が渋谷ヒカリエで開催。入場チケットをプレゼント。多くの名作椅子を手掛けたデザイナーの、国内最大規模となる大回顧展。会場構成は田根剛が手掛ける
ハンス・ウェグナーの展覧会が渋谷ヒカリエで開催。入場チケットをプレゼント。多くの名作椅子を手掛けたデザイナーの、国内最大規模となる大回顧展。会場構成は田根剛が手掛ける展覧会ポスター image courtesy of Bunkamura

「織田コレクション ハンス・ウェグナー展 至高のクラフツマンシップ」が渋谷ヒカリエで開催されます。
入場チケットを抽選でプレゼントいたします。多くの名作椅子を手掛けたデザイナーの、国内最大規模となる大回顧展。会場構成は田根剛が手掛けます。
展示会期は、2025年12月2日から2026年1月18日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年12月12日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

ハンス・ウェグナー(1914-2007)は、ミッドセンチュリー期のデンマークデザインの範疇にとどまらず20世紀の家具デザイン史における代表的な存在として語られています。代表作である《ザ・チェア》(1949)や《Yチェア》(1950)は高い人気を誇り、多くの人が目にしたことがあるでしょう。家具職人として類まれなる才能と素材に対する深い洞察を併せ持つウェグナーは、生涯で実に500脚以上の椅子を世に送り出しました。本展は、世界的な椅子研究家であり北欧を中心とした近代家具のコレクターでもある織田憲嗣氏のコレクションを有する北海道東川町の協力を得て、椅子約160点、その他家具などを一堂に集めた、国内でかつてない規模のウェグナー大回顧展となります。デザイン界の巨匠と目され、今日まで愛され続けるウェグナーの魅力とは何か。世界で活躍する建築家・田根剛氏(ATTA)による会場構成のもと、豊富な作品群と関連資料を通してその功績とデザイン哲学を振り返ります。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る
MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る image©MVRDV
MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る image©MVRDV
MVRDVによる、台湾の集合住宅「ザ・アイランド」。密集した商業地域での計画。“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の植栽スペース付きのバルコニーなどを備えた建築を考案。緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得る image©MVRDV

MVRDVによる、台湾・台中市の集合住宅「ザ・アイランド」です。
密集した商業地域での計画です。建築家は、“都市の中への緑のオアシスの創出”を目指し、ファサードに多数の“植栽スペース付きのバルコニー”などを備えた建築を考案しました。また、緑と統合する有機的形態はガウディの建築からも着想を得ています。


こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)

MVRDVの住居プロジェクト「ザ・アイランド」は、有機的な形状と緑豊かな垂直のランドスケープによって、都市に自然をもたらします

MVRDVは、台湾・台中市にある21階建ての住居用タワー「ザ・アイランド」の建設許可を取得しました。この設計は、都市に緑と自然をもたらすこと、そして最大限の住みやすさのための共用スペースの提供に重点を置いています。こうした目標を反映し、このタワーは有機的な表現をまとっています。多数のバルコニーや植栽スペース、そして建物の縁や開口部は柔らかな曲線で形作られ、ファサードはアントニ・ガウディの作品に着想を得て不規則なセラミックタイルのモザイクで仕上げられています。

このプロジェクトでは、商業スペースと共用のダイニングルーム、ラウンジ、カラオケスペースを備えた2フロアの上に、販売用の住戸76戸が設けられています。この開発は中間層の住民、特に若いカップルを主な対象としており、共用エリアが設計上の重要な要素となっていて、多様な屋外の共有スペースが設けられています。屋上には共用のガーデンテラスがあり、それは重層的な緑のクラウンを囲むように配置されており、そのクラウンには住民のための多機能な共用スペースが設けられています。5つの共用バルコニーが建物の21フロアに分散して配置されており、それぞれが3層分のくぼみをファサードに刻むことで、開放感を生み出しています。

ザ・アイランドは、屋外スペースや緑地の拡充を促進する台中市の住みやすさに関する建築規制に対応しています。台中市の北区と北屯区の境界に位置するこの敷地は、21世紀になるまでは都市の端に近い場所にありましたが、現在では北屯区の都市化の波を受けて、密集した商業地域の中心に位置しています。

この状況に対抗するために、本プロジェクトは都市の中に緑のオアシスを創出しています。前述の屋上や共用バルコニーに加えて、この設計では、街路レベルの植栽、植栽スペース付きの専用バルコニー104戸、独立したファサードプランター38基が導入されており、台中全域の自然の多様性を反映した植物の選定がなされています。

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