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建築雑誌『エル・クロッキー』の最新号(205号)がSANAAを特集。書籍収録の妹島・西沢と大西麻貴の対話パートが無料公開中

スペインを拠点とし高品質なモノグラフを刊行することで世界的に知られている建築雑誌『エル・クロッキー』の最新号(205号)がSANAAを特集しています。2015年から2020年までの作品を収録。本書籍に併せて収められている、妹島和世・西沢立衛と、o+hの大西麻貴との対話パート「Architecture and Environment as One. A Conversation with Kazuyo Sejima and Ryue Nishizawa, by Maki Onishi」がPDFで無料公開中です。

デイビッド・チッパーフィールドによる、ドイツ・パーダーボルンの、オフィス「Jacoby Studios」の写真。17世紀に修道院として建てられ、その後病院に転用された既存建築をさらに改修

デイビッド・チッパーフィールドのウェブサイトに、ドイツ・パーダーボルンの、オフィス「Jacoby Studios」の写真と図面が18枚掲載されています。17世紀に修道院として建てられ、その後病院に転用された既存建築をさらに改修した建築です。

The former ‘St. Vincenz hospital’ is situated in the medieval town centre of Paderborn next to the western tributary of the Pader Springs. The hospital moved out in 2013 and the existing complex has been converted into a new headquarters for a family-run company designed by David Chipperfield Architects Berlin.

The existing ensemble originates from a former seventeenth century Capuchin monastery. The buildings, which were used as a hospital from 1841 onwards, were severely damaged during the Second World War. Subsequently, the complex underwent several changes and extensions through reconstruction and later modifications. The conversion for the Jacoby Studios involved the removal of the post-war additions, exposing the historic building fabric of the monastery once again. In particular, the chapel façade, the cloister, the east building wing and the seventeenth century cellar were preserved and restored, creating a picturesque ruin structure made of quarry-stone masonry with the former cloister at its heart. The complex of monastery and annexes is embedded into a garden designed by Wirtz International.

New extension wings, ranging from two to three-storeys, are arranged in accordance with the orthogonal structure to the north, west and south of the original buildings. Through the historic entrance gate and the former chapel, visitors access the entrance foyer.

Echoing the historic situation, the ensemble appears once again in the cityscape as a well-balanced composition of different volumes. In the urban landscape of the Pader Springs, the new complex has its own sense of identity, while maintaining historic continuity.

ジャン・ヌーベルが計画している、サウジアラビアの、アルウラ砂漠にある砂岩の中に埋設されるホテルのCG動画 桐山啓一 / Airhouseによる、愛知・瀬戸市の住宅「瀬戸の家」
桐山啓一 / Airhouseによる、愛知・瀬戸市の住宅「瀬戸の家」 photo©矢野紀行
桐山啓一 / Airhouseによる、愛知・瀬戸市の住宅「瀬戸の家」 photo©矢野紀行
桐山啓一 / Airhouseによる、愛知・瀬戸市の住宅「瀬戸の家」 photo©矢野紀行

桐山啓一 / Airhouseが設計した、愛知・瀬戸市の住宅「瀬戸の家」です。

愛知県瀬戸市における住宅の計画。敷地は高台で南に森、西と北には眺望を得られる立地であった。

暮らしの中心となるLDKをまず2階レベルに配置し高さを確保して、3方向の景色に正対するよう大きな開口を設けた。そしてそれらに跳ね出しのバルコニーを備えた構成とし、LDKからはそれぞれの眺望を獲得することができるとともに外部との連続性を生み、それぞれの景色を内部でも外部でも楽しむことができる空間となった。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/10/19-10/25]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/10/19-10/25]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/10/19-10/25)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. “建築と今” / no.0002「乾久美子」
  2. 長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」が開催。東京・千駄ヶ谷のスキーマの事務所1階が会場
  3. 興津俊宏による、大阪市の住宅「みんか2020」
  4. 空間構想による、東京・丸の内の、期間限定店舗「獺祭バー」
  5. 宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」
  6. 中村竜治建築設計事務所による、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」
  7. 日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第4回 加藤幸枝・前編 「色彩を設計するということ」
  8. 坂野由典 / 坂野由典建築設計事務所による、山口・下松市のカーディーラー「CAROLLA YAMAGUCHI NOZOMICHO」
  9. 興津俊宏+内田哲広による、福岡・朝倉郡の住宅「みんか2013」
  10. 長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展」の会場写真とレポート。建築現場で見られるディテールとスキーマの創造性が融合した不思議な感覚のプロダクトを展示
  11. 山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」
  12. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京・北区の「四寸角の写真スタジオ」
  13. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、岐阜・恵那市の住宅「ドーマー窓の家」
  14. “建築と今” / no.0001「青木淳」
  15. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、埼玉・越谷市の、集合住宅の一住戸の改修「垂木の住宅(西川材)」
  16. 吉岡徳仁による、東京メトロ銀座駅に設置された、636個のクリスタルガラスを使用した作品「光の結晶」
  17. 越膳博明 / 乃村工藝社による、東京・港区の店舗「トレーディングポスト青山本店」
  18. 山口陽登 / YAPによる、京都の、集合住宅の住戸リノベーション「一乗寺の住宅」
  19. BIGの設計で、ヴァージン・ハイパールーフ社が次世代交通ハイパーループの認証センターを建設へ。商業展開する高速輸送システムをテストし、認証するための施設
  20. コム デ ギャルソンのデザイナーで経営者の川久保玲が、ニュースメディアの質問に答えているインタビュー動画。コロナ禍での心境も語る

福山博之による、山梨の、地質調査等を手掛ける企業のオフィス「GEEBEC 甲府支店」の写真。レベル差を設け動線と執務スペースを混在させつつも均整のとれたデザインが特徴的

福山博之のウェブサイトに、山梨の、地質調査等を手掛ける企業のオフィス「GEEBEC 甲府支店」の写真が15枚掲載されています。内部空間における、レベル差を設け動線と執務スペースを混在させつつも均整のとれたデザインが特徴的な建築です。

広島の「県営引野住宅4号館ほか5棟建替その他工事」設計プロポで、村田相互・UID設計共同体が特定者に。提案書も公開

広島の「県営引野住宅4号館ほか5棟建替その他工事」設計プロポーザルで、村田相互UID設計共同体が特定者に選ばれています。提案書も併せて公開されています。

技術提案書

令和2年10月4日(日)に行われた県営引野住宅4号館ほか5棟建替その他工事に伴う基本設計及び1期実施設計委託の公募型建築プロポーザルに係るプレゼンテーション・ヒアリング及び審査部会において特定者及び次点者を次のとおり決定しました。

五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の12回目「前川國男のまち、弘前」

五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の12回目「前川國男のまち、弘前」が公開されています。

【ap job更新】 田井勝馬が主宰する「Tai and Associates」が、横浜オフィスの設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 田井勝馬が主宰する「Tai and Associates」が、横浜オフィスの設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中
【ap job更新】 田井勝馬が主宰する「Tai and Associates」が、横浜オフィスの設計スタッフ(正社員・アルバイト)を募集中

田井勝馬が主宰する「Tai and Associates」の、横浜オフィスの設計スタッフ(正社員・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

Tai and Associates がスタッフを募集します。

Tai and Associates 株式会社田井勝馬建築設計工房 は2001年の創業から20年を迎えます。
これまで住宅建築を中心に実績を重ねて参りましたが、急速に変化する社会環境の中、私たちの暮らしは目まぐるしい変化を続けており、建築業界もまた同様です。

それに応じて、建築家のあり方も当然ながら変化します。
建築家が建築家として在り続けたいと望むならば、世界の変化に呼応できる柔軟さを持ちながら、未来の建築家像を自ら模索し構築していく姿勢が必要と考えます。

私たちが建築だと思っていたものが、明日建築ではなくなるかもしれません。
あるいは、私たちが建築ではないと思っていたものが、明日は建築であるかもしれません。

Tai and Associates は他分野の知見を積極的に取り入れ、また不動産、ファイナンス、メディア、プロダクトデザイン等々、他業種のプレイヤーを積極的にチームに加えています。
自ら変化していく企業であり続けることが、建築の可能性を拡げ、進化発展させる力になると私たちは信じています。

幸いなことに多くの建て主様にご賛同いただき、ご依頼いただく件数も増加を続けており、事業規模が拡大しているため、スタッフを新卒・既卒および実務経験者、またパート・アルバイトも含み広範に募集します。
弊社建築設計への想いに賛同していただける意欲ある方の参画を待望しております。
ぜひ、ご応募ください。

■ 進行中のプロジェクトについて
住宅、別荘・セカンドハウス、集合住宅、商業施設、医療施設など多数
リゾート開発案件(沖縄・南房総・軽井沢など)

■ 建築事例について
弊社ウェブサイトをご参照ください
https://www.tai-archi.co.jp/

中村竜治建築設計事務所による、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」
中村竜治建築設計事務所による、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」 photo©中村竜治
中村竜治建築設計事務所による、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」 photo©中村竜治

中村竜治建築設計事務所が設計した、東京の3つのスペースでの展覧会の空間デザイン「Form #1:FormSWISS展会場構成」です。渋谷区と目黒区の合計3つのスペースで2020年11月3日(火)まで展示が行われています(詳細情報は末尾に掲載します)。展覧会の公式サイトはこちら

スイスのビジュアルコミュニケーションを展示する展覧会の会場構成です。

仕事中、図面や写真の配置や構図などを考えるとき、出力したものを床に並べて見ることがあります。机や壁より広い背景を確保でき、遠くから眺めることもできると同時に、手軽に並べ替えながら向きや順番をあれこれ考えることもできるからです。

今そうしている人がどれだけいるか分かりませんが、この展覧会を企画した丸山新さんが実際に現地を訪れ取材したスイス人デザイナー達の仕事や仕事場の風景を見ていると、今でもきっとそうしているに違いないと思えるほど、物や実空間と向き合っているように思えました。

作品を展示するというよりは、そんな感覚を伝えられる空間になればと考えました。
また、3つある会場はどれも多目的な空間で、純粋な壁がわりと少なく、物理的にも床の方が利用に適していたこともあり、自然と床を使う思考へと向かいました。お互いに離れていて広さや形も異なる会場に空間的な繋がりを持たせるために、ありふれた存在で形や大きさが一定であるコンクリートブロックを空間の素材に利用しました。

床の上に展示物とブロックが置かれ、人はブロックの上を歩きながら展示物を見ます。
おそらくデザイナー達がその物を検討していた時と同じような感覚で、展示物を感じることができるのではないかと思います。また、会場ごとに異なるブロックの配置は、もともとの空間の使い勝手から少しずつずれていくので、二重に(入れ子というよりはぶれている感じ)空間があるように感じさせます。
展示物はその間にあり、どちらからも距離を保っているように感じる会場構成になっています。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展」の会場写真とレポート。建築現場で見られるディテールとスキーマの創造性が融合した不思議な感覚のプロダクトを展示
長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展」の会場写真とレポート。建築現場で見られるディテールとスキーマの創造性が融合した不思議な感覚のプロダクトを展示 photo©architecturephoto
長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展」の会場写真とレポート。建築現場で見られるディテールとスキーマの創造性が融合した不思議な感覚のプロダクトを展示スタイロを加工した椅子。周辺部に熱を与えることでディテールが変わり、スタイロと話思えない質感になっている。 photo©architecturephoto
長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展」の会場写真とレポート。建築現場で見られるディテールとスキーマの創造性が融合した不思議な感覚のプロダクトを展示見慣れた合板が使用されているが、現代アートも想起させる。 photo©architecturephoto

長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」の会場写真とレポートです。会場は、東京・千駄ヶ谷のスキーマ事務所の1階です。会期は、2020年10月26日・27日・28日・29日・30日・11月2日・11月3日の7日間の開催(※土日休廊)。時間は13:00-18:00。観覧料は無料。

※会期に2020年11月3日(祝)が追加されました

建築設計に携わるものなら、誰しもが現場で目にしている、施工者たちによる簡易的な家具たち。この展覧会では、そこに着目し素材やディテールを現場を訪問し観察・収集、それらを参照した上で長坂常 / スキーマ建築計画ならではの創造性が加えられたプロダクトが9つ展示されている。実際にそれらを目にすると、現場での記憶が呼び起され懐かしさを覚えるのであるが、同時に、その組み合わせの絶妙さや、完成度の高さに、何か現代美術の作品でもあるような感覚をも覚える。そのような不思議な感覚のプロダクトがこの展覧会では提示されている。

更に、その制作性や実用性も考慮されており、専門家でなくとも短時間で完成させられるというような隠れたルールをもってデザインされたのだという。確かに制作の観点で見てみると自分でも作ることが出来そうというような感覚も覚える。それが、このプロダクト群に、更に何か親しみやすさの感覚を与えているようにも感じられた。

長坂はこれらのプロダクトが、展示に値するものになるのかを、会期数日前まで悩みながら考え続けていたのだという。実際にこれらのプロダクトを目にすると、感想をひと言で表せない色々な感情が湧き上がってくる。既存の価値観を踏襲するのではなく常に新しい価値観を提示し続けてきた長坂のスタンスが、これらの小さいプロダクトにも込められていることがよく分かる。

“まかない家具”とは

大工などが現場の工事中に必要になる家具を、あり合わせの材料で手間をかけずに作るモノがある。
よく知られているところとして相欠(あいがき)で作られたベニヤの作業台や道具置き場などがある。
いずれも人に見せるために作られていない。あくまで、機能的で必要最低限な加工で作られ、とても素っ気ない。
ただ、その素っ気なさが最近やけに気になっている。
それはどの国の現場に行ってもある。そして、その「手間」の捉え方、ルール、そこにある材料が変わるので当然各々の国でそのあらわれ方は異なる。
国内においても気にしていなかったわけではないが、見慣れているせいか整理しようなどと思わなかったものの、最近海外でお仕事させていただく機会が多くなり、事情の違う現場で生まれたそれを見てその魅力に取り憑かれ、ちょくちょく写真を撮り集めるようになってきた。
そして、我々はそれらを総称し「まかない家具」と名付けた。
本展示はその恣意性のない「まかない家具」に、作意満々の建築家であり、デザイナーである我々が挑んだ結果というかその考察の過程を見ていただく展示である。
もはや「まかない家具」ではなく、そこから抽出した要素をデザインと捉え、我々として形に落としたギリギリ家具と言えるものだ。
そして、この「まかない家具展」は #まかない家具 というハッシュタグを介してその概念を皆で共有し、その魅力を広く堀りさげるきっかけになればと思っています。

リリーステキストより
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸「Residence #502」です。

東京都世田谷区にあるプライベートレジデンス。
生き方に形が無いように、住まい方にも形の無い不変的な居心地や豊かさ、その時々に寄り添える存在にしたいと考えた。

具体的には新旧の対比や空間の気積、ディテールの集積、素材や色彩の多様、様々な質感などが本来なら部分と全体の関係性や環境によって決まって来るであろう部分に対し、途方も無い質量の集積、意味ある構築を繰り返しながら、そのどれもに意味を持たせない領域まで全てが溶け出し継目なくシームレスな状態になる所で留めた。

不変さとはどの時代においても意味合いを変化させながら在り続ける事であると考え、その状態が本来の住まうという事に相応しいと考えたからである。

デザイナーによるテキストより
空間構想による、東京・丸の内の、期間限定店舗「獺祭バー」
空間構想による、東京・丸の内の、期間限定店舗「獺祭バー」 photo©木内和美
空間構想による、東京・丸の内の、期間限定店舗「獺祭バー」 photo©木内和美

空間構想が設計した、東京・丸の内の、期間限定店舗「獺祭バー」です。2020年10月1日から約1年半の期間限定オープンとのこと。場所は新丸の内ビル7F。店舗の公式ページはこちら

箱が人の活動を決めるのではなく、人のあり方が箱としての空間の性質を定義するような、逆のアプローチを試みました。

どうやら、旭酒造は、獺祭というお酒を通して、人と人とが結びつく状況をつくろうとしています。そのことに気づいた時に、この「獺祭バー」のコンセプトが固まりました。
ここは、人が主役の空間です。

建築家によるテキストより
山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」
山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」 photo©永井杏奈
山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」 photo©永井杏奈
山路哲生建築設計事務所の建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」 photo©永井杏奈

山路哲生建築設計事務所建築設計による、東京・新宿区の、築40年の宿泊施設のリノベーション「THE KNOT HOTEL SHINJUKU」です。また、1階レストラン・ベーカリーの設計は、Y.K.D.が、2階レストランの設計はDESIGN STUDIO GLAMが手掛けています。施設の公式サイトはこちら

東京・西新宿の新宿中央公園に面している、築40年のホテルのリノベーション。
改修以前からホテルとしての稼働率は高く、海外からの観光客も多く訪れるものの、利用は宿泊目的というその1点のみで、都市とのつながりが築かれておらず、敷地の持つ魅力も引き出せていないように感じられた。

そこで、使用されていないホテルの屋上部分や外部空間を積極的に緑化して、隣接する公園と視覚的につながりをもたせた。また、ロビーの吹き抜け空間を活用し、レストラン、バー、ラウンジ、ロビーの各機能が、1Fと2Fとあわせて立体的につながるように配置した。

建築家によるテキストより

また、既存の素材はできるだけ利用することで、40年間刻まれた時間を再構成した。
吹き抜けにあるレンガ調の床のタイルは既設のものであり、カッターを入れてカーペット状に残すことでより印象的に引き算した。またその上に浮かぶ象徴的な照明も既設のものであり、ただ、その数と配置を変更した。どの視点からも重ならないように立体的に再配置することで、改修前には気付かれることがなかった魅力と存在感を引き出している。

建築家によるテキストより
内藤廣が「島根県芸術文化センター グラントワ」について語る動画が公開。内藤の設計で2005年竣工の建築

内藤廣が「島根県芸術文化センター グラントワ」について語る動画が公開されています。グラントワ自身の企画で5回の動画が公開されます。内藤の設計で2005年に竣工した建築です。こちらのページで写真を見ることができます。2020年10月1日時点で二つの動画が公開されています。

※2020年10月22日に第五回目の動画が追加されました
※2020年10月14日に第四回目の動画が追加されました
※2020年10月7日に第三回目の動画が追加されました

2020年10月、開館15年を迎えるグラントワの建築の魅力を、グラントワで働くスタッフと設計者の内藤廣さんとの対話により、全5回の動画でご紹介します。

企画 島根県芸術文化センター「グラントワ」(島根県立石見美術館、島根県立いわみ芸術劇場)
撮影・編集 株式会社 益田工房
音楽 相川 瞳
協力 内藤廣建築設計事務所

第二回目の動画。

第三回目の動画。

第四回目の動画。

第五回目の動画

長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」が開催。東京・千駄ヶ谷のスキーマの事務所1階が会場

長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」が開催。東京・千駄ヶ谷のスキーマの事務所1階が会場

日程
長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」が開催。東京・千駄ヶ谷のスキーマの事務所1階が会場「まかない家具」が生まれるきっかけとなった、様々な場所の風景。

長坂常 / スキーマ建築計画による、展覧会「まかない家具展/長坂 常」が開催されます。東京・千駄ヶ谷のスキーマの事務所1階が会場となっているのも注目です。会期は、2020年10月26日・27日・28日・29日・30日・11月2日・11月3日の7日間の開催(※土日休廊)。時間は13:00-18:00。観覧料:無料です。また2020年10月23日には長坂常・福元成武・高本貴志・芦沢啓治・門脇耕三が参加するオンライン座談会も行われます。

※会期に2020年11月3日が追加されました

“まかない家具”とは

大工などが現場の工事中に必要になる家具を、あり合わせの材料で手間をかけずに作るモノがある。
よく知られているところとして相欠(あいがき)で作られたベニヤの作業台や道具置き場などがある。
いずれも人に見せるために作られていない。あくまで、機能的で必要最低限な加工で作られ、とても素っ気ない。
ただ、その素っ気なさが最近やけに気になっている。
それはどの国の現場に行ってもある。そして、その「手間」の捉え方、ルール、そこにある材料が変わるので当然各々の国でそのあらわれ方は異なる。
国内においても気にしていなかったわけではないが、見慣れているせいか整理しようなどと思わなかったものの、最近海外でお仕事させていただく機会が多くなり、事情の違う現場で生まれたそれを見てその魅力に取り憑かれ、ちょくちょく写真を撮り集めるようになってきた。
そして、我々はそれらを総称し「まかない家具」と名付けた。
本展示はその恣意性のない「まかない家具」に、作意満々の建築家であり、デザイナーである我々が挑んだ結果というかその考察の過程を見ていただく展示である。
もはや「まかない家具」ではなく、そこから抽出した要素をデザインと捉え、我々として形に落としたギリギリ家具と言えるものだ。
そして、この「まかない家具展」は #まかない家具 というハッシュタグを介してその概念を皆で共有し、その魅力を広く堀りさげるきっかけになればと思っています。

リリーステキストより

以下、展覧会とイベントの情報です。

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