


桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSが設計した、東京・杉並区の、集合住宅の一住戸の改修「ROOM 403」です。
家族や友人で囲む大きなキッチンダイニングテーブル。仕事場と日常を緩やかに仕切る背の高い本棚、一箇所にまとまっていて家事効率の良い水回り、ゆったり眠れる大きなベッド。
思い描く生活の風景と家具を、限られた大きさのワンルームに丁寧に配置していった。効果的に空間を利用するために、背の高い本棚と水回りがまとめられた箱はそれぞれ異なる角度で振られている。間にできる三角形状のスペースは、最小限の面積でありながら十分な奥行きを確保できる。
その結果として、真ん中に置かれたダイニングテーブルは北東側の窓越しに広がる神社の杜へ自然と意識が向くような形状へと導かれた。