木下昌大 / KINO architectsの提案が「福岡市合葬墓」設計コンペで最優秀作品に選ばれています。リンク先に提案のCGパース等が掲載されています。審査講評はこちらに(PDF)。
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noiz+堀川淳一郎 / Orange Jelliesによる、オープンソース化された火焔土器の3Dデータを使用し集合住宅に見立てた構想「JOMON PROJECT」です。縄文オープンソースプロジェクトの概要はこちらのPDFで知ることができます。
新潟県長岡市を中心にはじまった「縄文文化発信サポーターズ」の活動の一環とする「縄文オープンソースプロジェクト」に参加した。本プロジェクトでは、縄文時代を代表する造形である「火焔土器」を高精細スキャンにより3Dデータ化し、公開することで広い利用を促している。noizではまず火焔土器の特徴であるひも状の構造に着目し、ポリゴンデータからひも状の線型データを抽出した。ここに以前開発した3D空間で、「ひも入力」の周囲にザクロ状のセルを分布させるアルゴリズムを適用し、サンゴともカエルの卵ともとれるような、群生物的な形状を生成した。機能的や構造のリアリティを甘く設定することで、これを人間の住む形(巨大な集合住宅)と仮定し、あたかも何かの菌のように、縄文的DNAが染み込んだ土地から自ら生え出たような、自律的に成長を続けるような意思のある建築の形をビジュアライズした。アルゴリズムと3Dデータの組み合わせによる「遊び」から、どこか縄文から続く土地の地霊のようなものが生み出しうるという点においても興味深いプロジェクトになった。


アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
株式会社リアルゲイトの、企画設計スタッフ・ビジュアライゼーションスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
株式会社リアルゲイトでは現在スタッフを募集しています。
私達はリブランディングカンパニーとして、不動産のプロデュースを行っています。
大規模なリノベーション、用途変更、耐震改修等を用いて、自社で40棟近くのクリエイターの働く空間や地域とつながる場所の提供・運営をしてきました。
日々の気づきを通して培った経験と知識に期待され、新築物件のデザイン監修やインテリアデザイン、プロジェクトの目指す方向性の枠組みをつくる等、求められる業務の幅が広がってきました。
今後更に発展していくために共に成長していける仲間を募集します。
コンサルティングとしての事業採算性を意識した企画や運営目線のプランコントロール、提供コンテンツの創造等、一貫して事業を行う会社ならではのスキルを身につけられます。
ジョン・ポーソンがドイツ・ウンターリーツハイムに完成させた、丸太を積み上げて作られた細長いプロポーションの内部空間が特徴的なチャペル「Wooden Chapel」の写真が6枚掲載されています。開口部にはサッシ等はなくプリミティブな印象の建物です。リンク先ページの写真をクリックするとスライドショーが閲覧できます。
ジョン・ポーソンが設計した、イスラエル・テルアビブの宿泊施設・Jaffa Hotel内にある個人住宅部分の写真が8枚、dezeenに掲載されています。建物内に30戸あるそうです。
Jaffa Hotel自体も、ポーソンが歴史的な修道院を改修した建築です。写真等がこちらにあります。
川辺直哉・岩元真明・佐伯聡子+K.M.Tan・佐藤研吾へのインタビューを収録した『TOTO通信 2019年春号 特集:アジアで設計するということ』のウェブ版が公開されています。
今、新しい世代の建築家たちが、海外での活動に果敢に挑戦しています。
世界的に名の知れた建築家が招かれて設計を行うのとは異なり、現地に溶け込み、切り開いていく方法です。
とくに、彼らが注目しているのはアジア。
言葉や文化、技術の隔たりをまのあたりにしながらも、なぜ海外での設計に挑みつづけているのでしょうか。
彼らはみな、「アジアは近い」と口を揃えて言います。
日本に拠点をもちながら、軽やかにアジア各国で活躍する、4組の建築家に、現地への飛び込み方を語ってもらいました。
アンドラ・マティンが設計した、インドネシア・ジャカルタの、水庭とそこに面する居場所の関係のデザインが秀逸な住宅「AW Residence」の写真と図面が35枚、archdailyに掲載されています。
余談ですがアンドラ・マティンはinstagramを活用していて、彼が訪問した世界中の建築の写真などがストーリーに投稿されるので見ていて面白いです。


竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルが設計した、京都の住宅「Gable Roof House」です。
京都伏見の山手、古くからの住宅地が国道沿いから少しずつ崩れはじめている場所。間口9mに奥行き23mは中心市街に比べると大変広いが、三方を囲まれたうなぎの寝床には変わりなく、それなりに立て込んだ周辺に対し、建物と空地のバランスよい配置について考えた。
景観規制に対応した切妻屋根を出発点として、まず敷地に沿った長い建物を、4つにカットして南北面から採光・通風できる空地がうまれるよう東西にずらす。4つの棟は道路側から駐車場棟、水まわり+寝室棟、ダイニングキッチン棟、そして書斎リビング+子ども室棟となっており、1.5層と2層の棟を繰り返すことで高さ方向にも空地がうまれる。住宅の要となるのが1.5層のダイニングキッチン棟で、大きなアイランドカウンターを中心に1階のリビングや書斎、玄関・水まわりは水平に、2階の寝室と子ども室とは切妻から屋根づたいにつながりあっている。
ヘルツォーグ&ド・ムーロンの過去の膨大な模型等を収蔵する施設のレポート記事がヒルズライフにあります。日本語で閲覧可能です。「ジャック・ヘルツォーク&ピエール・ド・ムーロン・キャビネット」という財団を創設し管理に当たっているそうです。写真も12枚掲載されています。2017年11月に公開された記事です。
中川エリカ・藤原徹平・中山英之が審査した、日本ペイント主催の国際学生コンペの結果が公開されています。受賞作品の画像と審査講評を見ることができます。
長坂常 / スキーマ建築計画が、東京都現代美術館のリニューアルにあたりサイン什器のデザインを担当したとのことです。
目の前に広がる木場公園。その続きのように普段使いをしてもらえる美術館をコンセプトにパブリックスペースを整備しました。各施設やカフェ&ラウンジ、美術図書室などを隅々まで楽しんでいただけるよう、サインと一体的にデザインされた什器を設置し、まちに開かれた美術館を目指します。
サイン什器設計:建築家 長坂常(スキーマ建築計画)
サイン計画:アートディレクター 色部義昭
(株式会社日本デザインセンター色部デザイン研究所)
長坂もfacebook上でこのプロジェクトについてコメントしています。
新関謙一郎 / NIIZEKI STUDIOが設計した、東京・目黒区の住宅「NKN Project」の写真が31枚、japan-architects.comに掲載されています。
ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に過去24年間のプロジェクトに関する過去の9プロジェクトに関する23個の模型やドローイング等を寄贈したそうです。dezeenに情報が掲載されています。※指摘を頂き内容を19/1/30に修正しました。大変失礼いたしました。
リノベーション住宅を特集した『新建築住宅特集2019年2月号』がamazonで発売されています。特集タイトルは「リノベーションの醍醐味ー新しい価値を想像する20のアイデア」です。
隈研吾、アトリエ・ワン、中村好文、403architecture [dajiba]、髙木貴間、工藤浩平、後藤周平らの作品が掲載されています。出版社のサイトで小さいプレビュー画像を見ることができます。
特集:リノベーションの醍醐味 —新しい価値を創造する20のアイデア
今月号は、住宅のリノベーションを特集します。
今回掲載する20の住宅で思考された建築家のさまざまなアイデアには、真に豊かな暮らしとは何か、時間を尊ぶ日本の住まいのあり方が根底にあります。そして、若手建築家の主戦場というイメージの強かった住宅のリノベーションは今、経験の差を超えて、多くの建築家の主戦場となっていることも本号から見えてきます。既存の建築に何を見出すか、そこにどんな手を加えるか、または加えないか、その実践と思想はますます多様に広がっています。
そして、複数掲載したマンション1室リノベーションと、町家など伝統民家の再生を目指す建築家の取り組みは、増大する空き家や過剰といえるストックに向き合い、消失が加速する伝統建築の風景を守る意味で、21世紀の都市に必要な一手といえます。現在の状況をポジティブにとらえ、既成概念にとらわれないこれからの暮らしの提案をご覧ください。 小さな住宅のアイデアが、大きなうねりとなって表れるリノベーションという建築の醍醐味を見ていただきます。









