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T/H 樋口耕介+瀧翠による、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」。商業施設“ハラカド”の地下階での計画。誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向。銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案
T/H 樋口耕介+瀧翠による、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」。商業施設“ハラカド”の地下階での計画。誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向。銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案左:チカイチの縁台、中央:「道」、右:小杉湯原宿の番台 photo©Katsuhisa Kida FOTOTECA
T/H 樋口耕介+瀧翠による、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」。商業施設“ハラカド”の地下階での計画。誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向。銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案小杉湯原宿、脱衣場と女湯 photo©Katsuhisa Kida FOTOTECA
T/H 樋口耕介+瀧翠による、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」。商業施設“ハラカド”の地下階での計画。誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向。銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案小杉湯原宿、男湯 photo©Katsuhisa Kida FOTOTECA
T/H 樋口耕介+瀧翠による、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」。商業施設“ハラカド”の地下階での計画。誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向。銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案チカイチ、小上がりから「道」を見る。 photo©Katsuhisa Kida FOTOTECA

T/H 樋口耕介+瀧翠が設計した、東京・渋谷区の「小杉湯原宿・チカイチ」です。
商業施設“ハラカド”の地下階での計画です。建築家は、誰に対しても開かれた“公衆の場”を目指し、人々が同じ環境を共有して関われる“屋外の様な雰囲気”の空間を志向しました。そして、銭湯の各要素を分解して“道”を介して繋がる構成を考案しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

原宿・神宮前の一等地に建つ商業施設に銭湯を作る。

その背景には、非日常な演出により消費される場ではなく、地域の日常に紐づいた体験の場が求められている。私たちは、来る人を選ばず、誰に対しても閉じない、公衆の場と呼べるような場所を作りたいと考えた。

建築家によるテキストより

拡散光に満ちた上空のようなものを広げる。頭上から豊富な光が降り注ぐ環境は、地下にありながら屋外のような雰囲気を醸し出す。居合わせた人々はお風呂に浸かりながら同じ環境を共有し、軒下の雨宿りのように刹那的な人とのつながりを生み出す。銭湯の諸要素は細かく切り分け、その間に道を通す。区画全体が銭湯のようにも見えるし、銭湯とその周りの町のようにも見える

建築家によるテキストより

この「どちらとでも取れる」という性質はこの場所全体に広がっている。屋外的な上空と屋内的な地上の設え、グレーの壁面に浮かぶ抽象的な光の窓や昔ながらの下駄箱、高い(ように感じる)天井や人に馴染む10cm角のタイルなど大小様々なスケール、多彩なテクスチャーが統一された色調であること。ばらばらな性質が、訪れた人それぞれの指向や記憶と共鳴し、きっかけとなって、この場所との結びつきを支えていく。

建築家によるテキストより
大島碧+小松大祐 / 風景研究所による、宮城・仙台市の「十字土間の家」。面積的に余裕のある敷地。庭と建築の親密な関係性の構築を求め、庭を“適切なサイズに分割”もする“十字形状”平面の建築を考案。土間を中央に置く構成として内外の繋がりに加えて“大らかな回遊性”も生み出す
大島碧+小松大祐 / 風景研究所による、宮城・仙台市の「十字土間の家」。面積的に余裕のある敷地。庭と建築の親密な関係性の構築を求め、庭を“適切なサイズに分割”もする“十字形状”平面の建築を考案。土間を中央に置く構成として内外の繋がりに加えて“大らかな回遊性”も生み出す外観、南側より見る。 photo©風景研究所
大島碧+小松大祐 / 風景研究所による、宮城・仙台市の「十字土間の家」。面積的に余裕のある敷地。庭と建築の親密な関係性の構築を求め、庭を“適切なサイズに分割”もする“十字形状”平面の建築を考案。土間を中央に置く構成として内外の繋がりに加えて“大らかな回遊性”も生み出す2階、回廊から吹抜越しに1階のダイニングとリビングを見下ろす。 photo©風景研究所
大島碧+小松大祐 / 風景研究所による、宮城・仙台市の「十字土間の家」。面積的に余裕のある敷地。庭と建築の親密な関係性の構築を求め、庭を“適切なサイズに分割”もする“十字形状”平面の建築を考案。土間を中央に置く構成として内外の繋がりに加えて“大らかな回遊性”も生み出す1階、和室から開口部越しに外部をを見る。 photo©風景研究所

大島碧+小松大祐 / 風景研究所が設計した、宮城・仙台市の「十字土間の家」です。
面積的に余裕のある敷地での計画です。建築家は、庭と建築の親密な関係性の構築を求め、庭を“適切なサイズに分割”もする“十字形状”平面の建築を考案しました。また、土間を中央に置く構成として内外の繋がりに加えて“大らかな回遊性”も生み出しました。

仙台の高台にある住宅。

公園の隣に位置する広い敷地をあますことなく使いこなしたいという考えと、家庭菜園や趣味のDIYを楽しみ、地面と近い生活を楽しみたいというクライアントの要望から、敷地に十字形状に屋根を走らせ、いくつかの居心地よく使いやすい大きさの庭に分け、庭と建築の親密な関係性をつくり出せないかと考えた。

建築家によるテキストより

1階では各部屋は十字形状の土間に沿って配置され、庭と土間のどちらにもつながっている。
土間の中心は吹き抜けになっており、そのまわりを屋根裏部屋のような勾配天井のある寝室群の2階スラブが取り巻いている。

居室はできるだけ小さな単位に分解し、その間に土間や廊下を通すことで、おおらかな回遊性をつくりだしている。
玄関土間から始まる生活のシークエンスは、キッチン、ダイニング、リビング、和室、水回りと順々にめぐり、「道」と「部屋」の明快な関係は徐々にほぐれていき、上階の寝室へ至るころには、曖昧な「道状の部屋」となる。

建築家によるテキストより

居室のあちこちに開けられた窓からは、向かい合う居室・土間・庭・公園・高台からの街のながめなどが切り取られ、ふわふわと、様々な距離感をもった風景が内部立面にモザイク状に現れる。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪市の店舗「アンドワンダー 南船場」。自転車移動が便利な地域の路面店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組を共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。サッシと一体化した自転車置場等を用意して“地域のハブ”化も模索
長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪市の店舗「アンドワンダー 南船場」。自転車移動が便利な地域の路面店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組を共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。サッシと一体化した自転車置場等を用意して“地域のハブ”化も模索外観、東側の道路より見る。 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪市の店舗「アンドワンダー 南船場」。自転車移動が便利な地域の路面店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組を共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。サッシと一体化した自転車置場等を用意して“地域のハブ”化も模索外観、自転車置き場を見る。 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪市の店舗「アンドワンダー 南船場」。自転車移動が便利な地域の路面店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組を共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。サッシと一体化した自転車置場等を用意して“地域のハブ”化も模索カウンター側から売り場を見る。 photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、大阪市の店舗「アンドワンダー 南船場」です。
自転車移動が便利な地域の路面店の計画です。建築家は、同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組を共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向しました。そして、サッシと一体化した自転車置場等を用意して“地域のハブ”化も模索されました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

and wanderはユニセックスのアイテムが多く、多彩な色のバリエーションが特徴である。
手にとって初めて気づくカッティングやデザインがあり、一点ずつ発見する楽しみがある。

建築家によるテキストより

天井から吊るされたグリッドシステムにより、レイアウトが柔軟で、照明、ハンガー、ポスター、フィッティングルームなどを自由に配置できる可動システムを採用した。andwanderは一定の仕組みを共有しつつ、店舗ごとに環境やターゲットに合わせてカスタマイズし、異なるデザインを楽しんでもらいたいと考えている。

建築家によるテキストより

今回のand wander南船場では、ブランドとしてただモノを買って終わりの場所ではなく、そこが地域コミュニティの一部になるような、サードプレイスとしての新しい店舗のあり方を模索していた。また計画地は路面の環境であり、大阪特有の職住近接で都心に住んでいる人も多いため、地域のハブになって欲しいという思いがあった。

そこで大阪は東京と違い坂が少ない地形で道が碁盤目状となっており、自転車移動が便利であることに着目し、都市の回遊性を引き込む自転車置き場をサッシと一体化させる形で設けている。他にも、外に賑わいを感じさせる跳ね上げ戸、人を受け入れる両開き戸など、境界を作りがちなサッシの周りに人の賑わいを生み、内部に引き込むきっかけを作った。

ファサードを計画できる路面店であったため、以前入っていたテナントの仕上げを剥がして、タイルの削り跡やタイルの上から塗られたモルタルをそのまま受け入れ、必要最低限のケアをすることで、ツルツルのタイルなどの質感ではなく乾いた粗野な表情を出し、内部の商品が引き立つように整えている。

建築家によるテキストより
堤由匡建築設計工作室による、福岡・福津市の「昭和54年の架構」。木造家屋を店舗と民泊施設に改修。既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案。用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与
堤由匡建築設計工作室による、福岡・福津市の「昭和54年の架構」。木造家屋を店舗と民泊施設に改修。既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案。用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与外観、左:民泊施設の玄関、右:店舗 photo©八代写真事務所
堤由匡建築設計工作室による、福岡・福津市の「昭和54年の架構」。木造家屋を店舗と民泊施設に改修。既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案。用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与店舗、売場 photo©八代写真事務所
堤由匡建築設計工作室による、福岡・福津市の「昭和54年の架構」。木造家屋を店舗と民泊施設に改修。既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案。用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与民泊施設、居間からダイニングを見る。 photo©八代写真事務所

堤由匡建築設計工作室が設計した、福岡・福津市の「昭和54年の架構」です。
木造家屋を店舗と民泊施設に改修する計画です。建築家は、既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案しました。また、用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与しました。

夕陽の綺麗な福間海岸近くに、友人でもある施主が昭和54年竣工の古家付き土地を見つけてきた。
この古家をショップ併用の民泊へとリノベーションできないかと相談されたのがプロジェクトの始まりである。

建築家によるテキストより

木造平屋の入母屋造り。プリント合板の外壁、ポリカ波板の庇など、チープなリフォームを施された跡はあったが、元々の構造がしっかり作られていることは一見してわかる。無節の桧の柱、立派な地松の太鼓梁、さらに長スパンの丸太桁は圧巻である。

昭和54年は古民家と呼べるほどには古くなく、しかし、良い材料が安く手に入り、地方では庶民でも立派な木造が建てられた最後の時代であろう。自分なりの解釈で再構築こそすれ、腕の良い大工がプライドを持って建てた建築と対話し、その忘れられた良さを蘇らせることは、建築に携わる者の使命である。

建築家によるテキストより

最初から天井はバラすことは考えていたが、平屋の入母屋は棟が高い。棟木下で約5.3mもある。道路側にショップ、庭側に民泊と計画すれば、必然的に棟木に並行に巨大な壁が出てくる。しかし5.3mもの壁で仕切るだけでは折角の架構が感じられず、何よりヒューマンスケールに欠ける。

そこで民泊側の大壁2.1mから上を店舗側へセットバックさせてみる。民泊側には2.1m高さのキャットウォークが生じ、反対にショップ側には下がり天井が生じる。ショップは土間床で民泊の床よりも低いため、下がり天井は2.33mと適度な高さになる。民泊側のキャットウォーク上では柱が現しになり、ガラス瓦のトップライトから降り注いでくる外光により、架構が美しく浮かび上がる。

建築家によるテキストより
建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施
建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施会場の様子(2023年開催時)
建築に関わる“製品・技術・サービス”が集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催。300以上の企業が出展。会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施トークショーの主要な登壇者。左:伊東豊雄(伊東豊雄建築設計事務所 代表取締役)、中央:永山祐子(永山祐子建築設計 取締役)、右:山梨知彦(日建設計 チーフデザインオフィサー 常務執行役員)

建築に関する製品・技術・サービスが集まる展示会「ジャパンホームショー&ビルディングショー 2024」が、東京ビッグサイトで開催されます。
300以上の企業が出展します。また、会期中には、伊東豊雄・永山祐子・山梨知彦が登壇する講演会をはじめ、約50件のセミナーやトークセッションも実施されます。
開催期間は、2024年11月20日(水)~22日(金)参加費無料(要事前申し込み)。来場の為の事前登録はこちらから。【ap・ad】

新製品、隠れた名品、業界トレンドが一堂に会する日本最大級の建築プロのための展示会

「Japan Home Show & Building Show(ジャパンホームショー & ビルディングショー)」を総称として構成されます。建材やインテリア製品、構造材・部材、設備、サービスなど住宅から商業施設、まちづくりにおける建築に関する幅広い製品が出展する展示会です。

工務店、ハウスメーカーおよび設計・デザイン事務所のほか、建設会社、ディベロッパー、リフォーム会社など建築に関わるプロが来場する日本最大級の建築に関する専門展示会です。新商品・技術・サービスのPR、新規顧客の獲得・販路開拓、マーケティングの場として、この機会を積極的に是非ご活用ください。

最も注目を集めたトピックス[期間:2024/11/11-11/17]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/11/11-11/17]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/11/11-11/17)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 建築家の妹島和世が、文化功労者に選ばれました
  2. JAMZAによる、東京・江東区の「深川えんみち」。子供から高齢者までを受入れる“多世代共生の複合型福祉施設”。日常に福祉が存在する状況を目指し、地域の人々を招き入れる“道を引き込む動線計画”の建築を考案。街と繋がる為に“施設らしくない”境界面も作る
  3. 胡実建築設計事務所による、静岡・駿東郡の「東海道沿いの家」。交通量の多い道に面した敷地。中庭を中心に生活空間が展開する構成とし、床を部分的に下げる操作で“大地に身を埋めて寛げる”場も創出。外装の杉板は歴史が残る環境との連続性に加えて騒音への対応も意図
  4. 宮川清志 / SESNによる、愛知・名古屋市の店舗「RENATUS CLINIC NAGOYA」。都心のビル内の美容クリニック。これからの店舗空間の在り方も考慮し、形などの“意匠性”だけでない“体験を超えた現象のある空間”を志向。照明の細かな設定等で“朝焼けの様な”現象の中で過ごす状態を創り出す
  5. 田邉雄之建築設計事務所による、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”。ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案。小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図
  6. 妹島和世と西沢立衛の対談「穴が開くほど見る―建築写真から読み解く暮らしとその先 第10回」の動画がLIXILのサイトで期間限定で無料配信。其々が選んだ、厳島神社、中野本町の家、サヴォア邸、スカイハウスの写真を題材に議論
  7. 長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与える
  8. 河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」。“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示。登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置。訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促す
  9. 山口健太郎 / KNT Architectsによる、北海道・札幌市の「House in MARUYAMA」。山裾に計画された設計者の自邸。豊かな緑に囲まれた敷地に対して、様々な開口部を通じて“視線が山へと抜ける”建築を考案。素材自体の表出は“職人の手”から生まれる“建築の骨”での“纏う空気”の創出も意図
  10. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  11. 北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用
  12. 青木真研究室による、東京・新宿区のトレーニングスタジオ「NewAns西新宿店」。ビルの4階の区画での計画。ネットと対面でサービスを展開する店舗として、動画と現実が相互関係を結ぶような体験ができる空間を志向。SNSの投稿までをトレーニング体験と捉えて出入口に撮影ポイントも作る
  13. 大峯竣平+堤康浩 / デザインオツによる、石川・輪島市の「二ツ屋町ハウス」。五差路に面する敷地。“風土的な振舞い”が背景にある住居を求め、人々の“懐のひろさ”に着目して“ひろさ”の“懐”となる建築を志向。土間・広間・物見縁台を繋いだ気積のある空間で様々な受入れを可能にする
  14. 成瀬・猪熊建築設計事務所による、東京・杉並区の「高円寺のオフィス」。設計者が監修した製品を用いて構成した自社の事務所。改善や可能性のフィードバックを得る為の“実験の場”を求め、システムパーティション等を実装した空間を考案。働く場の在り方の捉え直しと更新にも繋げる
  15. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  16. 日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
  17. 矢野泰司+矢野雄司 / 矢野建築設計事務所による、高知・吾川郡の「いの町観光拠点施設」。地域の憩いの場となっている河川敷に面する敷地。隣接地が持つ“余白のある広がり”に着目し、“柔らかく接続”して一体的な環境を形成する建築を志向。機能毎に建物を分けて行止まりのない連続性も生み出す
  18. 東孝光による「塔の家」(1966) と 伊東豊雄による「花小金井の家」(1983) の建築ツアーが開催。妹島和世の監修でアートウィーク東京の一環として実施
  19. ヘルツォーグ&ド・ムーロンが、マルセル・ブロイヤー設計の旧ホイットニー美術館(1966年竣工)を改修へ。オークションハウスのサザビーズが建物を取得して計画を発表
  20. UAoによる、栃木の「那須塩原市図書館 みるる+駅前広場」

ラファエル・モネオへのインタビュー動画「建物は人間のようなもの」。1996年にプリツカー賞を受賞した建築家。ルイジアナ美術館の制作で2024年11月に公開されたもの

ラファエル・モネオへのインタビュー動画「建物は人間のようなもの(Buildings are like humans.)」です。ルイジアナ美術館の制作で2024年11月に公開されたもの。ヨーン・ウツソンやアルヴァ・アアルトの下で働いた後、スペイン・マドリッドで自身の事務所を開設。1996年にプリツカー賞を受賞しています。また、1985年から1990年の期間は、ハーバード大学大学院デザイン学部の建築学部長を務めていました。

山本理顕の、プリツカー賞授賞式の様子などを収録した動画。2024年5月にシカゴで行われたもの。歴代の同賞受賞者のコメントも収録

山本理顕の、プリツカー賞授賞式の様子などを収録した動画です。セレモニーは、2024年5月にシカゴで行われました。また、歴代の同賞受賞者のコメントも収録されています。プリツカー財団が制作して公式に公開したものです。

以下に、ダイジェスト版も掲載します。

SANAAによる、長野・飯田市での建築展「妹島和世+西沢立衛 / SANAA 小笠原資料館25周年特別企画展」が開催。設計者自身が1999年に完成させた建築を会場として実施。図面や模型に加えて、当時のエピソードを収録した動画も公開
SANAAによる、長野・飯田市での建築展「妹島和世+西沢立衛 / SANAA 小笠原資料館25周年特別企画展」が開催。設計者自身が1999年に完成させた建築を会場として実施。図面や模型に加えて、当時のエピソードを収録した動画も公開展覧会ヴィジュアル image courtesy of 飯田市小笠原資料館
SANAAによる、長野・飯田市での建築展「妹島和世+西沢立衛 / SANAA 小笠原資料館25周年特別企画展」が開催。設計者自身が1999年に完成させた建築を会場として実施。図面や模型に加えて、当時のエピソードを収録した動画も公開会場風景 ©SANAA

SANAAによる、長野・飯田市での建築展「妹島和世+西沢立衛 / SANAA 小笠原資料館25周年特別企画展」が開催されています。
設計者自身が1999年に完成させた建築を会場として実施されています。図面や模型に加えて、当時のエピソードを収録した動画も公開されます。会期は、2024年12月27日まで。展覧会の公式サイトはこちら

「SANAA(サナア)(1995-) 」は、妹島和世(せじま・かずよ)、西沢立衛(にしざわ・りゅうえ)による建築家ユニットで、2010年に建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞、2022年に高松宮殿下世界文化賞建築家部門など様々な賞を受賞しています。

本会場である「飯田市小笠原資料館」は、重要文化財として指定された「旧小笠原家書院」を同敷地内に隣接し、SANAAによって1999年に設計された初期の建築作品です。この度、小笠原資料館開館25周年を記念した、特別企画展を開催いたします。

本展は小笠原資料館の図面・模型に加え、設計当初の話を撮影した特別動画、以降の代表作である金沢21世紀美術館などの図面や写真を伏せて紹介することで、建築空間を体感しながら、建築への考え方やその魅力についてより深く体験することができます。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用
北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用外観、通り側より見る、夕景 photo©miyashita design office 加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用外観、庭側より見る、夕景 photo©miyashita design office 加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用2階、正面:廊下、右:テナント7 photo©miyashita design office 加瀬秋彦
北村直也建築設計事務所による、岐阜の「かまや多治見」。明治の長屋を改修した複合施設。伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案。用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用2階、中央廊下からテナント6を見る。 photo©miyashita design office 加瀬秋彦

北村直也建築設計事務所が設計した、岐阜の「かまや多治見」です。
明治の長屋を改修した複合施設です。建築家は、伝統も新規も尊重する地域性に着想を得て、道側は周辺と調和する“黒色”とし庭側を“銀色”とした“表裏の印象”が異なる建築を考案しました。また、用途同士の相乗効果も意図して透明素材を多用しました。施設の公式サイトはこちら

敷地は岐阜県多治見市、観光の中心に位置し、面する通りでは陶磁器に因んだイベントが頻繁に開催される。
長屋をリノベーションし、新しく1階は飲食・物販のテナント、レンタルスペース、茶室、2階はオフィスを中心としたテナントとした。

プロジェクトは当初の規模から拡大し個人だけでなく、国、地方自治体である多治見市、多治見まちづくりNPOであるDMOが関係する官民共同のものとなった。中心となるクライアントは陶芸を作るための電気窯の職人であるが、若手陶芸家育成のためのシェア工房を主催し、自らも陶芸家としてなど多技にわたり活躍している。この度、当施設複合施設「かまや」のオーナーとなる。

建築家によるテキストより

同地域は陶磁器関係の産業を主要として成り立っている。タイルを代表とした量生産を行う大企業、伝統的な作品を作り続ける人間国宝、海外でアートピースとして取引されている作品を作る若い作家、陶磁器関係といっても多様な活動が行われている。この街の気風として昔からの伝統的なこと、新しい出来事もどちらも同様に大切にされている。そういった生き生きとした対比からインスピレーションを得て新しくリノベーションを行った。

建築家によるテキストより

計画敷地に面するオリベストリートの街並みは景観条例があるわけではないがそれぞれの建物所有者がお互い気遣いあって昔ながらの風景を守っている。
計画建物について、明治時代に建てられ2023年現在で築145年となり、元々は住居、商店、借家など長い期間の中で様々な使われ方をされ何度も増改築が行われてた形跡があった。
メイン通りに面する北側ファサードは近隣建物の例に漏れず昔ながらの街並みに合わせた佇まいとなっていた。一方、裏側となる南側は昭和以降に増築され、木構造部は手で触るとボロボロ崩れてしまうほどに全体的に損傷が大きかった。

リノベーションはメインストリートに面する北側は昔ながらの街並みに合わせ瓦屋根は傷みが激しかったので新たに瓦を葺き直し、木の真っ黒な外観とし、裏面は全て撤去し全く新しくガルバリウム素地の屋根と外壁で銀色の外観とし、表裏の印象を大きく変えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中
【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中
【ap job更新】 リノベる株式会社が、デザイン・設計パートナー(業務委託)を募集中

リノベる株式会社の、デザイン・設計パートナー(業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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【デザイン・設計パートナー募集】

月1~2件のデザインを、コンスタントに。
「リノベる。」のお客様に向けた、オーダーメイドのリノベーションデザインを手がけて頂きます。

担当していただくのは、ご契約後のお客様のみ。
デザイナー自身が営業活動を行う必要はなく、お客様へのデザイン提案に集中頂けます。

河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」。“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示。登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置。訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促す
河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」。“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示。登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置。訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促す革の間仕切り、2023年 photo©澤木亮平
河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」。“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示。登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置。訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促す革の敷物(四角)、2023年 photo©澤木亮平
河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」。“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示。登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置。訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促す杉の台(丸)、2024年 photo©澤木亮平

河内尚子による、奈良市での展覧会「家具と空間」です。
“家具と空間”をテーマに実践的研究も行う建築家の展示です。建築家は、登録有形文化財の正木家住宅を会場とし、革・大理石・杉を用いて制作した家具を配置しました。そして、訪問者に空間と家具が“相互に与える影響”についての考察を促します。
河内は、妹島和世建築設計事務所を経て自身の事務所を設立した建築家です。また、現在、奈良女子大学大学院博士前期課程に在籍しています(※2024年11月時点の情報です)。会期は、2024年11月9日・10日・16日・17日。

初めての個展を開催します。
「家具と空間」、その関係性を主題としています。

場所は、奈良市にある、登録有形文化財、正木家住宅です。
通土間、座敷、中庭など、町家の姿を残す静穏な空間に、革、大理石、杉を用いてデザインした家具を配置します。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与える
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与える売場全体を見る。 photo©河野政人 ナカサアンドパートナーズ
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与える売場、可動式のハンガーラックを見る。 photo©河野政人 ナカサアンドパートナーズ
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与える可動システムを導入した壁面ディスプレイを見る。 photo©河野政人 ナカサアンドパートナーズ
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」。高級品が多く並ぶ商業施設内の店。同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向。金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与えるディスプレイカウンターの詳細 photo©河野政人 ナカサアンドパートナーズ

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・中央区の店舗「アンドワンダー GINZA SIX」です。
高級品が多く並ぶ商業施設内の店の計画です。建築家は、同じブランドの店を複数手掛ける背景から、既存の仕組みを共有しつつ“環境に合わせてカスタム”する設計を志向しました。そして、金属板を床に用いて周囲と調和する“硬質感”を空間に与えました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

and wanderはユニセックスのアイテムが多く、多彩な色のバリエーションが特徴である。
手にとって初めて気づくカッティングやデザインがあり、一点ずつ発見する楽しみがある。

建築家によるテキストより

天井から吊るされたグリッドシステムにより、レイアウトが柔軟で、照明、ハンガー、ポスター、フィッティングルームなどを自由に配置できる可動システムを採用した。andwanderは一定の仕組みを共有しつつ、店舗ごとに環境やターゲットに合わせてカスタマイズし、異なるデザインを楽しんでもらいたいと考えている。

建築家によるテキストより

今回の店舗が入るGINZA SIXは、インバウンド客も多くハイブランドが並ぶなか、同様な硬質感を背景としてもたせる必要を感じた。今まで床をモルタルで構成することが多かったand wanderだが、今回初めて床にステンレスを設けることでストリートさを取り除き一つステージをあげたが十分そこでも成立することを実感した。

そして、一方もとより自然をテーマにしたブランドで今までも必ず木を利用してきているが、ステンレスの存在感に負けないように今回はレッドシダーのかたまりを什器として置くことで、割れや凹み、木の香りなど、規格材にはない特別感を与えた。
壁・天井は今までのスピリットを引き継ぎたいのだが、今回の建物がスケルトンにしてもコンクリートが出てくるわけではないので、木毛セメント板でコンクリート的な表情を生んだ。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 建築設計・インテリアデザイン・事務 のスタッフを募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 建築設計・インテリアデザイン・事務 のスタッフを募集中
【ap job更新】 坂茂建築設計が、東京事務所での 建築設計・インテリアデザイン・事務 のスタッフを募集中Photo by Hiroyuki Hirai

坂茂建築設計の、東京事務所での 建築設計・インテリアデザイン・事務 のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

坂茂建築設計は、東京、パリ、ニューヨークに事務所を置き、国内外において素材と構法を駆使した実験的かつ革新的な建築を実現してきました。

現在、東京事務所には43名のスタッフが在籍し、国内外の美術館等の文化施設や、ホテル等の商業施設、住宅など、多岐に渡る用途のプロジェクトが進行中です。

この度、東京事務所では、設計スタッフ(設計監理経験者、既卒・第二新卒・新卒)、インテリア専門スタッフ、事務スタッフを募集いたします。

チームワーク良く、好奇心旺盛に取り組める方を歓迎します。

田邉雄之建築設計事務所による、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”。ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案。小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図
田邉雄之建築設計事務所による、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”。ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案。小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図外観、平側を見る。 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”。ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案。小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図外観、妻側を見る。 photo©田邉雄之
田邉雄之建築設計事務所による、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”。ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案。小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図室内 photo©田邉雄之

田邉雄之建築設計事務所が設計した、長野・茅野市の「ウキゴヤ / Hovering Cabin」。
植栽家の為の“地域の立ち寄り場兼事務所”です。建築家は、ランドスケープとの新たな関係性を考慮し、一本足の様な基礎で浮遊させた“土地との縁を切り離す”建築を考案しました。また、小振りな基礎は凍結深度が深い敷地でのコスト削減も意図されました。
アーキテクチャーフォトでは、同じ敷地に建つ住宅「ペッタンコハウス2」も特集記事として紹介しています。

「ウキゴヤ」の敷地は2018年に竣工した「ペッタンコハウス2」の庭先です。

施主は同じく植栽家・ランドスケープデザイナーであり、建物の用途は「地域の立ち寄り場兼事務所」として、そしてゆくゆくは更に増築させて「ペッタンコハウス2」からの移住も妄想されています。

建築家によるテキストより

約6畳の小さな木造空間は、一本足のような基礎で浮き上がり、四周においてランド(土地)との縁を切り離しました。縁を切ることから生まれる、ランドスケープとの新たな関係性を重要視しています。

建築家によるテキストより

またコンパクトな基礎は凍結深度が深い当該エリアにおいては、コスト削減と直結します。屋根と外壁材は「ペッタンコハウス2」でも使用した地元カラマツのサイディング材です。屋根下地はガルバリウム小波板で、外壁下地は耐久性の高いドイツ製の防水シート。屋根と外壁の施工は施主が自ら丁寧に行いました。

建築家によるテキストより
日本科学未来館での展覧会「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」の入場チケットをプレゼント。大聖堂の歴史などを主題として“専用タブレット端末”を使い没入感のある体験を提供。修復作業や尖塔の再建に用いられた先端科学技術にも焦点を当てる
日本科学未来館での展覧会「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」の入場チケットをプレゼント。大聖堂の歴史などを主題として“専用タブレット端末”を使い没入感のある体験を提供。修復作業や尖塔の再建に用いられた先端科学技術にも焦点を当てる展覧会ポスター(表面) image courtesy of 日本科学未来館

日本科学未来館での展覧会「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
大聖堂の歴史などを主題として“専用タブレット端末”を使い没入感のある体験を提供する内容です。また、修復作業や尖塔の再建に用いられた先端科学技術にも焦点を当てています。会期は、2024年11月6日~2025年2月24日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年12月6日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

本展は、専用タブレット端末「HistoPad(ヒストパッド)」を使って、世界遺産・ノートルダム大聖堂の創建時から現代までをタイムトラベルする体験型の展覧会です。会場を歩き回りながら、建設時の様子やナポレオン1世の戴冠式、修復作業の様子をデジタルコンテンツで体験し、まるで大聖堂の中にいるような没入感を味わいながら、歴史の旅を満喫できます。世界各国で巡回された本展は、今回が日本初上陸。本展だけの特別コンテンツを追加して開催します。

パリのシテ島に今からおよそ800年前に建築され、ゴシック建築の代表作ともいわれる世界遺産・ノートルダム大聖堂。パリの歴史的なシンボルであるこの大聖堂は、2019年4月15日の火災によって大きな被害を受けました。その復興に向けて各界の専門家が集結し、ドローンやCG分析などの最新IT技術と、熟練工の磨き抜かれた建築・美術品修復の技によって、5年の歳月をかけた修復作業が今も続けられています。

本展は、世界遺産の歴史と、最新技術によって大聖堂が再び光を取り戻していく様子を「HistoPad」で体験しながら、文化財保護の大切さを身近に感じてもらうことを目的に、世界各国で巡回されてきました。そして、2024年12月のノートルダム大聖堂一般公開の再開を迎えるタイミングに合わせ、東京で開催します。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

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