藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Design が設計した、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」です。
壁式RC造の団地での計画です。建築家は、間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向しました。また、入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る事も意図されました。
築40年を過ぎた団地の1室のリノベーションである。
壁式RC造のため間取りの変更は難しく、躯体に仕切られた4つのスペースのなかでいかに生活を更新するかを考えた。4つのスペースはそれぞれ、水回り・寝室・キッチン・リビングに当てがわれることになり、広さは十分でないものもあるが、与えられたスペースの中でそれぞれの諸機能を再構成していった。
例えば、水回りはサニタリーの広さを確保できなかったため、最小限の洗面台を設けて玄関ホールと一体の水回りにすることになった。キッチンは、1つのスペースを全てキッチンとして利用することにして、壁付けのキッチンと大きな作業台兼収納台を設けている。なお、冷蔵庫と冷凍庫もここに納められている。
寝室は、収納を枕上部にコンパクトに納めている。子供がまだ小さいことから一室にしているが、将来的に仕切れるようにしている。
このように躯体に仕切られたスペースの広さに応じて、必要諸室のあり方を再構成している。
その手掛かりとして、生活の要素が少ないことで得られる気持ち良さを優先したいという施主の希望を尊重し、躯体に合わせて生活のあり方を再検討していった。自分たちに必要なモノを再度見直してもらい、各室でのモノのレイアウトを入念に行った。
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藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
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藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
藤田雄介+伊藤茉莉子 / Camp Designによる、神奈川・藤沢市の住戸改修「白と黒の家」。壁式RC造の団地での計画。間取り変更が難しい条件での“生活の更新”を求め、用途を一室にまとめる等の“必要諸室の在り方の再構成”を志向。入念に物の配置を検討して施主の求める“気持ち良さ”も作る photo©長谷川健太
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以下、建築家によるテキストです。
築40年を過ぎた団地の1室のリノベーションである。
壁式RC造のため間取りの変更は難しく、躯体に仕切られた4つのスペースのなかでいかに生活を更新するかを考えた。4つのスペースはそれぞれ、水回り・寝室・キッチン・リビングに当てがわれることになり、広さは十分でないものもあるが、与えられたスペースの中でそれぞれの諸機能を再構成していった。
例えば、水回りはサニタリーの広さを確保できなかったため、最小限の洗面台を設けて玄関ホールと一体の水回りにすることになった。キッチンは、1つのスペースを全てキッチンとして利用することにして、壁付けのキッチンと大きな作業台兼収納台を設けている。なお、冷蔵庫と冷凍庫もここに納められている。
寝室は、収納を枕上部にコンパクトに納めている。子供がまだ小さいことから一室にしているが、将来的に仕切れるようにしている。
このように躯体に仕切られたスペースの広さに応じて、必要諸室のあり方を再構成している。
その手掛かりとして、生活の要素が少ないことで得られる気持ち良さを優先したいという施主の希望を尊重し、躯体に合わせて生活のあり方を再検討していった。自分たちに必要なモノを再度見直してもらい、各室でのモノのレイアウトを入念に行った。
さらに、キッチンと廊下の間に入れた布框戸(われわれが考案し販売している布張り引戸)には、施主が選んだ黒いインド綿の生地が張られている。この黒い建具の存在は、われわれが用意した白い余白の空間に緊張感を与えている。白い余白と黒い建具の対比で出来ている家とも言えるだろう。
■建築概要
題名:白と黒の家
所在地:神奈川県藤沢市
主用途:専用住居
設計:Camp Design inc.
担当:藤田雄介
施工:デライトフル
協力:末永友和
構造:RC造
階数:地上5階
延床面積:57.58㎡
設計:2021年1月~2021年12月
工事:2022年1月~2022年7月
竣工:2022年7月
写真:長谷川健太
This is a renovation of a room in a 40-year-old apartment complex. The four spaces are divided into sanitary, bedroom, kitchen, and living room, and although some of them are not large enough, we reconstructed their functions in the given space. For example, the sanitary and kitchen areas are located in the sanitary area and the kitchen area.
For example, the sanitary area was not large enough, so it was decided to integrate it with the entrance hall with a minimal washbasin. In the kitchen, it was decided to use the entire space as a kitchen, with a wall-mounted kitchen and a large work and storage table. The refrigerator and freezer are also housed here.In the bedroom, the storage is compactly stored above the pillow. Since the child is still small, we have one room, but we are trying to separate it in the future.
In this way, the necessary rooms are reconfigured according to the size of the space partitioned by the frame. As a clue, we respected the owner’s wish to prioritize the comfort that can be obtained by having few elements of life. In addition, I reexamined the way of life according to the frame. We asked them to reconsider what they needed and carefully laid out the items in each room.
In addition, the cloth door between the kitchen and the hallway (a cloth-covered sliding door that we devised and sells) is covered with black Indian cotton fabric selected by the client. The presence of this black fitting gives a sense of tension to the white blank space that we have prepared. It can be said that it is a house made of contrasting white margins and black fittings.