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【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中
【ap job更新】 愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(未経験者も可)を募集中

愛知を拠点に建築等の撮影を手掛け、雑誌にも多数依頼される「トロロスタジオ」の、フォトグラファー(未経験者も可)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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愛知を拠点に建築や美術の撮影をしている「トロロスタジオ」が、フォトグラファー(経験者・未経験者可・既卒・2023年新卒)を募集中

【トロロスタジオについて】
トロロスタジオは、建築文化、芸術文化を深く愛する “ 記録係集団 ” です。
建築・美術・芸術・舞台・プロダクトの 写真・動画を撮影しています。
撮影を通じて、微力ながら文化の発展に貢献したいと考えています。

私たちは現在3名で活動しているチームです。それぞれに得意分野を持って、全国各地で撮影しています。月に一度はBOGという名前の勉強会をして、お互いの知見を高めあっています。

私たちはニシヤマナガヤというシェアスペースに事務所を構えています。1Fには、花屋さん、珈琲屋さん、焼き菓子屋さん、2Fには私達の事務所のほか、建築設計事務所、キッチン設計事務所、そして色々な教室が開催されるレンタルスペースがあります。ここを訪れる多様な人達と交流することで、視野を広げることができる環境です。

【代表 谷川ヒロシについて】
学生時代に友人らと共に空間デザインの事務所を開始。シーラカンスアンドアソシエイツ等を経て2007年に独立。その後病気になり3年半くらい病室か寝室で過ごす。リハビリと思っていた建築や美術の記録が楽しくなってしまい現在に至る。建築/美術バカ。来世では必ず建築家か芸術家になる予定。

私が本格的に写真を始めたのは40歳の時です。初めは月に1、2件しか撮影依頼がなかったのですが、徐々に建築や美術の分野で活躍されている方々からもお声がけ頂けるようになりました。頼もしいメンバーが増え、チームでしか成し得ない仕事もできるようになってきました。建築や美術の分野で新しい世界を見せてくれる方々に、微力ながら貢献できることに喜びを感じています。

ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ
ザハ・ハディド事務所とスウェコとサードネイチャーによる、デンマークの「ニュー・オーフス・スタジアム」。森の中の施設の建替え計画。周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案“垂直性”を強調する建築を考案。建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能 image©Negativ

ザハ・ハディド・アーキテクツスウェコサードネイチャーによる、デンマーク・オーフスの「ニュー・オーフス・スタジアム」です。
森の中の施設の建替え計画です。建築家は、周辺の環境とチームの遺産を参照して、自然と呼応する“垂直性”を強調した建築を考案しました。また、建物の周囲は公共空間として人々に開放され多用途に利用可能となっています。完成は2026年を予定しています。

こちらは、リリーステキストの翻訳です

ザハ・ハディド・アーキテクツは、建築・エンジニアリングコンサルタント会社のスウェコ、ランドスケープアーキテクトのサードネイチャーと共同で、デンマークの新しいオーフスのサッカー場建設のコンペに勝利しました。

1層構造の客席がサポーターとフィールドを限りなく近づけ、試合当日の体験をより鮮明にします。ニュー・オーフス・スタジアムは、市内のマルセリスボルグの森に埋め込まれています。

「森のアリーナ」と名付けられた、デザインコンセプトは、高さ47mにも及ぶ周囲の樹木の垂直方向のリズムに由来しています。そのデザインは、新スタジアムが森の延長線上にあることをイメージしており、スタジアムのパブリックコロネードやファサードのティンバーリブにその垂直性が継承されています。この垂直の身振りは、森から美しい広場に向かって流れ、スタジアムの外部および内部コンコースの柱廊へと続いています。ファサードと屋根には複雑な階層の木材リブを使用し、スタジアムの大きな水平方向のボリュームをヒューマンスケールに細分化すると同時に、隣接する公共プラザに集まるファンに到着の感覚を与えています。

新スタジアムの屋根は、内部コンコースおよび隣接する外部広場の天候を最大限に保護し、快適性を向上させるように設計されています。そして、スタジアム内のイベントから独立した、保護された360度のパブリックサーキュレーションルートを定義します。地域住民や公園を訪れる人々が、市民活動やレクリエーション、文化など様々な用途に利用できる、心地よい新しい公共空間を創出します。

スタジアムの透明の屋根やファサードの木製のリブの隙間から周囲の森が見え、透過性のある柱廊が異なるプログラムの境界をあいまいにしています。東西の柱廊は、メインエントランスを示す直感的な道しるべとなるだけでなく、メインエントランスの目印となるだけでなく、パブリックイベントとチケット制プログラムのインターフェースとして機能します。この2つを組み合わせることで、1年365日、さまざまなイベントを開催することが可能になります。

適切な機能のために適切な素材を使用し、強度と堅牢性が最大の価値をもたらすように量を極限まで減らすことが行われます。このニュー・オーフス・スタジアムの特徴は、3つの主要材料にあります。柱にリサイクル骨材を使用したコンクリート。トラスには地元で調達したアップサイクル・リサイクル鋼材を使用。そして、ファザードの被覆材には、地元で認証された持続可能な資源から作られた木材を使用しています。

隣接する、建築家アクセル・ホー・ハンセンによって1918年に完成した「スタディオンハレルネ」は、改修される予定です。その強烈な赤のファサードと白い装飾は、クラブの誰もが大切にしている歴史的な魂を保つために保持される予定です。

新しい建物の設計と建設は、既存のスタジアムの材料や部品を可能な限りリサイクルし、再利用することで推進されています。新スタジアムの環境負荷に対するプラス効果に加え、旧スタジアムの部材を再利用することで、プロジェクトの地域定着に貢献します。

オーフス・ジムナスティック・フォーニング(AGF)サッカークラブのホームグラウンドであり、デンマーク・スーパーリーグでトップチームがプレーする現在のオーフス・スタジアムは、1920年にオープンしました。1948年から2004年にかけて何度も改修が行われましたが、現在のスタジアムは、プロサッカーのトップリーグや国際試合の定期開催、大規模な文化イベントの開催に必要な基準をもはや満たしていないのです。おそらくAGFサポーターにとって最も重要なことは、既存のスタジアム内で観客とサッカーピッチの距離が長いことが、AGFの選手とファンがホームゲームで最もエキサイティングな雰囲気を生み出す妨げになっていることです。新スタジアムでは、観客とフィールドの距離が非常に近くなり、試合に参加するすべての人に没入感を生み出す事が出来るようになります。

コンペティションの主催者は、このチームの提案を、古代のマルセリスボルグの森の中にあり、歴史的なスタディオンハレルネに隣接しているというスタジアムの特殊性を理解し解釈している点を高く評価しました。「勝利したプロジェクトの強いマニフェストは、周囲に手を差し伸べ、文脈とうまくつながっています」

ザハ・ハディド・アーキテクツのディレクターであるジャンルカ・ラカナは、次のように述べています。
「オーフスにこのような重要なプロジェクトを建設することに選ばれたのは光栄なことです。私たちが提案するニュー・オーフス・スタジアムは、自然の森に囲まれた環境とクラブの遺産から着想を得ています。365日利用できる豊かな公共空間を提供し、設計と施工のあらゆる面で環境・経済・社会の最高水準のサステナビリティを取り入れた、街の新しいランドマークとなるスタジアムです」

原田圭 / DO.DO.による、栃木・大田原市の工場見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」。化粧品企業の為に計画。“提供する価値”を体験できる場を目指し、製造設備をモチーフとして其々の要素に“らしい”色彩や素材を用いた空間を考案。“美の楽しさ”が溢れ出す空間を作る
原田圭 / DO.DO.による、栃木・大田原市の工場見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」。化粧品企業の為に計画。“提供する価値”を体験できる場を目指し、製造設備をモチーフとして其々の要素に“らしい”色彩や素材を用いた空間を考案。“美の楽しさ”が溢れ出す空間を作る photo©Nacasa & Partners
原田圭 / DO.DO.による、栃木・大田原市の工場見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」。化粧品企業の為に計画。“提供する価値”を体験できる場を目指し、製造設備をモチーフとして其々の要素に“らしい”色彩や素材を用いた空間を考案。“美の楽しさ”が溢れ出す空間を作る photo©Nacasa & Partners
原田圭 / DO.DO.による、栃木・大田原市の工場見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」。化粧品企業の為に計画。“提供する価値”を体験できる場を目指し、製造設備をモチーフとして其々の要素に“らしい”色彩や素材を用いた空間を考案。“美の楽しさ”が溢れ出す空間を作る photo©Nacasa & Partners

原田圭 / DO.DO.が設計した、栃木・大田原市の、工場見学施設「SHISEIDO BEAUTY PLAYGROUND」です。
化粧品企業の為に計画されました。デザイナーは、“提供する価値”を体験できる場を目指し、製造設備をモチーフとして其々の要素に“らしい”色彩や素材を用いた空間を考案しました。そして、“美の楽しさ”が溢れ出す空間を作る事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

「BEAUTY PLAYGROUND」という施設コンセプトを元に、資生堂の工場が“美の楽しさを生み出す場所”と捉え、子供から大人まで美で遊び学ぶことで資生堂が提供する価値を体験できるような見学施設を目指した。


建築家によるテキストより

資生堂の工場ならではの表現とするため、製造設備をモチーフとし、タンクやパイプ、ベルトコンベアなどの要素に資生堂らしいカラーリングや素材感を組み合わせ、美の楽しさが溢れ出すような空間デザインを考えた。

建築家によるテキストより

展示の入口にあたる約100Mの通路空間は、現物のプロダクトを載せたベルトコンベアが、床と繋がり大きくなって、来場者が製品になったような視点で、出荷から製造までの流れをグラフィックやトリックアートと共に体感できるデザインとなっている。
そして、展示室に入ると最初に、資生堂の歴史、那須工場の事、資生堂の目指す未来を伝える映像を観ることのできる、大きなタンクのシアター空間に入っていく。

建築家によるテキストより
BIGによる、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」。首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築。隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向。“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計を実践
BIGによる、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」。首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築。隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向。“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計を実践 photo©PABLO CASALS AGUIRRE
BIGによる、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」。首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築。隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向。“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計を実践 photo©PABLO CASALS AGUIRRE
BIGによる、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」。首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築。隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向。“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計を実践 photo©BICUBIC
BIGによる、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」。首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築。隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向。“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計を実践 photo©BICUBIC

BIGが設計した、エクアドル・キトの高層ビル「IQON」です。
首都に建つ住宅・商業・事務所等を内包する建築です。建築家は、隣接する公園を延長した、“垂直方向”のコミュニティを志向しました。また、“生物多様性”等の地域の象徴的な特質を取り込む設計が実践されました。

こちらは、リリーステキストの翻訳

4年の歳月をかけて完成したIQONは、高さ130mを誇り、世界有数の標高を誇るエクアドルの首都キトで最も高いビルとなる

伝統的に低層ビルが密集していたキトは、10年以上前に都心部の空港が移転したことで、スカイラインが見直されました。スカイラインを上に伸ばすことができるようになったため、ウリベ・シュワルツコフは2017年にBIGに依頼し、215戸の住宅、商業ユニット、オフィススペース、各種アメニティを含む39万平方フィート(約36万㎡)の複合型住宅を設計したのです。IQONに加え、BIGとウリベ・シュワルツコフが手がけるEPIQレジデンスも近くにあり、2023年に建設終了予定です。

ウリベ・シュワルツコフの共同設立者であるトミー・シュワルツコフは、こう述べています。
「IQON(BIG)とQORNER(Safdie Architects)は、キトが建築、デザイン、イノベーションの要となるような変化を続けていることを象徴しています。この新しいビルは、キトのスカイラインに貢献するだけでなく、世界で最もエキサイティングで国際的に有名な建築家とのパートナーシップを祝うものです。最初の居住者が入居し、企業がビル内のスペースを確保し始めるにつれ、それぞれのビルが息を吹き返し、街の構造の一部となることを楽しみにしています」

IQONは、垂直方向のコミュニティとして設計されており、隣接するラ・カロリーナ公園の延長として、ビルのファサードまで続いています。この建物の特徴は、著しいカーブを描くコーナー部分です。建物の外周にはテラスが続き、公園や街並み、ピチンチャ火山を見渡すことができます。

IQONの建築的アイデンティティは、「削ぎ落とされた」ファサードによって定義されます。むき出しのコンクリートは、同時に建物の構造体としても機能します。個々の「ピクセル」は32階まで積み上げられ、回転させることで最高の眺望を提供すると同時に、アパートメントにはテラスを設けています。エクアドルの温暖な気候と生態系を生かし、可能な限り緑を取り入れ、自生する樹木や植物に敬意を表しています。また、エクアドルは、1㎡あたりの植物種が世界で最も多い国です。

BIGの創設者兼クリエイティブディレクターのビャルケ・インゲルスは述べています。
「私たちは、キトの象徴的な特質をすべて取り入れることを試みました。それは、地球上で最も生物多様性に富んだ場所のひとつであり、人と植物の両方にとって最適な四季のある、赤道直下の都市で暮らす楽しさなどです。その経験を垂直の次元で表現することを試みました。IQONは、個人住宅を丸ごと縦に並べたコミュニティです。そして、ラ・カロリーナ公園の延長線上に位置し、屋上まで登ることができます。」

【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築と内装それぞれの設計メンバー(2023年新卒・経験者)と木工製作メンバー(経験者)を募集中
【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築と内装それぞれの設計メンバー(2023年新卒・経験者)と木工製作メンバー(経験者)を募集中
【ap job更新】 建築系スタートアップ「VUILD」が、建築と内装それぞれの設計メンバー(2023年新卒・経験者)と木工製作メンバー(経験者)を募集中東京学芸大学EXPG棟「学ぶ、学び舎」2022年4月竣工予定

建築系スタートアップ「VUILD」の、建築と内装それぞれの設計メンバー(2023年新卒・経験者)と木工製作メンバー(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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VUILDは、「すべての人を設計者にする」をミッションに、「生きる」と「つくる」が繋がる社会の実現を目指す建築系スタートアップです。「建築の民主化」を掲げ、自ら開発したサービスを通して、生活者が自分たち自身で住まいや暮らしを実感を持ってつくれるようになる世界を実現します。

特徴は、
●建築系スタートアップとして累計6億円以上の資金調達を実施していること
●その資本を基にサービスを開発し世の中に提供していること
●基本構想ー設計ー製造加工ー組立施工まで社内で完結できる体制があること
●家具内装から建築都市までスケールを横断して設計できること
●クライアントやユーザーを協働者と捉え、対話と参加を促し共創型でPJを進めていくこと

実際、このようなVUILDらしさに面白みを感じていただき、これまでにないあたらしい提案やユーザー体験を期待するご依頼をいただいています。

前期から売上150%成長を達成し、年々着実な成長を遂げてきている私達ですが、「つくる」が誰にとっても簡単でもっと身近になる社会の実現を目指し、この勢いをさらに加速させるべく、新しいメンバーを募集いたします。

あたらしい建築やモノづくりにチャレンジしたい方、
専門性の異なる協働者とモノづくりのプロセスを楽しみたい方、
主体的に裁量を持ちながらアグレッシブに働きたい方、
これまでの経験を新しいフィールドで試してみたい方、

建築の新しい可能性を一緒に切り拓いていきましょう!!

二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す外観 photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す1階、ラウンジ photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す2階、ギャラリー photo©水崎浩志
二俣公一 / ケース・リアルによる、福岡市のギャラリー「cassette」。RC三階の建物を改修。既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築。仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す地階、ギャラリー photo©水崎浩志

二俣公一 / ケース・リアルが設計した、福岡市の、ギャラリー「cassette」です。
RC三階の建物の改修です。建築家は、既存の“複雑さ”を活用し新たな用途に応える為、元の計画を“適宜利用”して多様な空間を構築しました。そして、仕上げ等の操作で各場面のニュアンスを変化させ“更なる多様性”を生み出す事が意図されました。施設の公式サイトはこちら

福岡・唐人町に新たにオープンするアートギャラリー「cassette(カセット)」のための内装計画。
1980年代に建てられた既存建物の複雑さを活かしながら、現代アートを展示する新たなギャラリーとして改修を行った。

建築家によるテキストより

計画地となったのは、地上2階、地下1階の3層からなる鉄筋コンクリート造の建物。外観は真っ白な箱型のシンプルな見た目でありながら、内部はRC壁や階段が複雑にレイアウトされ、迷路のようにも感じられる独特な空間となっていた。
私たちは外観はそのままの状態を維持しつつ、内部の複雑さを適宜利用することで、多種多様なスペースや変化を創り出して既存建築の特徴を引き出すことを目指した。

建築家によるテキストより

元々複雑だった3つのフロアに対し、必要な設備や工作物の整理、仕上げのコントロールなど様々な検討を行い、各シーンのニュアンスを微妙に変化させることで建物内部に更なる多様性を持たせている。築年数は30年を超え、ここ数年は使われないままになっていた一つの建築。ギャラリーという新たな拠点として、再びその存在が活かされるだろう。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 京都を拠点に、“建築における美を追求”する「HOSOO architecture」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 京都を拠点に、“建築における美を追求”する「HOSOO architecture」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 京都を拠点に、“建築における美を追求”する「HOSOO architecture」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中HOSOO FLAGSHIP STORE

京都を拠点に、“建築における美を追求”する「HOSOO architecture」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

わたしたちは、建築における美を追求する建築設計事務所です。建築における美を通じて、人間の暮らしを豊かに建設すること。こうした理念を実現するための力となっていただける方を、2名募集致します。

美しい建築は物の質を通じて、接する人の生活を豊かなものにしてくれます。だからこそそのような建築は時代を越えて大切にされ、文化として保存されてきました。

建築における美は、ものづくりに誠実に取り組むことから生み出されます。鍛治や左官、テキスタイル、コンクリート、鉄骨。わたしたちは、それら一つひとつの技術と丁寧に向き合い、建築をつくっています。現在、最も力を入れて取り組んでいる看護学校のプロジェクトにおいては、実施設計・施工監理の段階に加わっていただくことで、ものづくりのプロセスを具体的に学んでいただくことができます。

細やかなインテリアデザインから大規模な建築にいたるまで、美しい建築を通じて歴史を生み出すものづくりを、共に担ってください。

建築家の連勇太朗、美学研究者の伊藤亜紗、不動産運営者の安藤勝信による鼎談「生成的コミュニケーションから考える、これからの計画論」の動画が、LIXILのサイトで期間限定で無料配信。近年の建築界で見られる様々な関係者を巻き込む設計行為を、“伝達”と“生成”という視点から深堀する様な議論が行われる
建築家の連勇太朗、美学研究者の伊藤亜紗、不動産運営者の安藤勝信による鼎談「生成的コミュニケーションから考える、これからの計画論」の動画が、LIXILのサイトで期間限定で無料配信。近年の建築界で見られる様々な関係者を巻き込む設計行為を、“伝達”と“生成”という視点から深堀する様な議論が行われる鼎談風景 許可を得て掲載

建築家の連勇太朗美学研究者の伊藤亜紗不動産運営者の安藤勝信による鼎談「生成的コミュニケーションから考える、これからの計画論」の動画が、LIXILのサイトで期間限定で無料配信されています。公開期間は2023年1月5日まで
近年の建築界で見られる様々な関係者を巻き込む設計行為を、“伝達”と“生成”という視点から深堀する様な議論が行われています。

連勇太朗氏、伊藤亜紗氏、安藤勝信氏という分野の異なる3人で、建築、街、都市の新しい計画論について議論しました。

まず連氏から、ビルディングタイプをもとにした施設計画学などトップダウン的な「計画」とは異なる、参加型デザインや積極的に場に介入するまちづくりといったボトムアップ型のモデルを、2000年代以降多くの建築家たちが実践している状況についてご紹介いただきます。

そこから美学を専門とする伊藤氏と、東京世田谷区で賃貸住宅を運営する安藤氏が、ケアや住まい、場所づくりにおける他者とのコミュニケーションのあり方について議論を展開します。

伊藤氏は、計画的、一方向的なコミュニケーションでは難しい場面があると指摘します。そして、その対局にある「双方向的なコミュニケーション(生成モード)」について、ケアの現場やものの語り方、スポーツの観戦などの場面を例に、お話ししていただきました。

安藤氏は、駅から離れ築年数の経った空室の目立つ賃貸住宅を、さまざまな場づくりによってつくり変える事例をはじめ、設計者や利用者とどのようなコミュニケーションをとることで実現したかについてもご紹介いただきました。
ぜひご視聴ください。

鼎談内で語られた印象的なフレーズ(アーキテクチャーフォト編集部が抜粋)

新しい建築や都市の計画論を議論 / 新しい計画論を構想するときの視点 / 60年代と70年代の都市計画への権威主義批判=トップダウンに対するカウンターパンチ / 再開発かリノベかという形態の話ではなく、どうやって他者を見ているか、プロジェクトの組み立て方を見た方が良い / 伊藤亜紗による書籍『手の倫理』の中にある「さわる(伝達モード)」と「ふれる(生成モード)」の違い / 「さわる」は一方的で、計画通りの接触 / 「ふれる」は双方向的で、相手の状態に応じた計画の修正が起こっている接触 / 伝達モードは、発信者の側にメッセージがあり、それを一方向的に伝達するイメージ / 生成モードは、みんなが一斉に話題を投げて、話題自体を育てていくようなイメージ / 建築は予算があるので生成モードだけでは対応できない、伝達モードも重要 / これからの計画を考えるうえでは、建築家が持続性をどうデザインできるかが重要(どうコミットし続けられるか) / 街の課題として何かを変えようと思った時、クライアントワークでは限界がある / どうしたら能動的に持続的にコミットできるかを考える必要がある / 新しい計画論を考える際に時間の接続をどうつくるか / 生成モードによってできるもの、変わるものとは?(空間としてどう現れるのか) / 建築分野でクレジットの問題が最近重要になっている / 色々な人たちが関わる中で建築が作られるケースがある / 関わった人たちは自分たちが作ったと思っている / プロジェクトをどう語るのかが難しくなっている / 生成モードでは、風土や理念がクレジットされるのでは / 生成モードで育まれたものを、伝達の世界に還流する技術が必要 / 偶然性や他者への理解 / 思いこまない、自己反省 / 生成で生まれた風土を伝達の世界に翻訳していく / デザインすべきは計画的偶発性 / 分からないことをどう分かり合うか / その他多数

アーキテクチャーフォト編集部が抜粋
ネリ&フーによる、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」。歴史ある住宅を改修。生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案。人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照
ネリ&フーによる、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」。歴史ある住宅を改修。生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案。人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照 photo©Zhu Runzi
ネリ&フーによる、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」。歴史ある住宅を改修。生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案。人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照 photo©Zhu Runzi
ネリ&フーによる、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」。歴史ある住宅を改修。生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案。人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照 photo©Zhu Runzi
ネリ&フーによる、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」。歴史ある住宅を改修。生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案。人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照 photo©Zhu Runzi

ネリ&フーが設計した、中国・上海の、店舗「プリミティブ・シェルター / ブルーボトル張園カフェ」です。
歴史ある住宅を改修しました。建築家は、生活と路地が密接な上海の“都市の精神”の獲得を求め、初源的な“シェルター”を路地の様な客席が取り囲む構成を考案しました。また、人々が小道に生活を拡張する為に用いた発想も参照しました。

こちらは、建築家によるテキストの翻訳です

19世紀末、上海で最も有名な庭園である張園は、現代中国で最も早い時期に公共および商業空間として発展し、新しい中国の都市生活の出現を例証し先導しました。2022年、張園が歴史的建造物の全面的な修復を終えて一般公開されるにあたり、ネリ&フーはブルーボトルに依頼され、古い石門型住宅のひとつに店舗スペースを作りました。コーヒーが、上海の豊かな歴史と現代の都市社会との対話を開始します。

上海の記憶の集積地である張園の建築物の中で、中国の作家、ムーシンが説明した光景 ─夕暮れ時の上海の路地は、小さな蟹が砂浜を出たり入ったりするように、人々が散在している─ を思い描くことができます。この広大な路地網の中で、人々は日々の喧騒の中で生きていますが、上海の人々はいつでも、ひとときの安らぎを感じているのです。ネリ&フーは、このような都市の精神を獲得しながら、地元の人々や観光客に楽しんでもらえるような物語を紡ぎたいと願っています。

歴史的建造物保存のガイドラインにより、オリジナルの建築ファサードやアトリウムの既存のレンガ壁、ドア、窓はそのままに、新しいデザイン要素を挿入するための連続的な背景となります。空間の中央には、建築の原点回帰を象徴するプリミティブなシェルターが設置され、ここでコーヒーが用意され、プロジェクトの視覚的、循環的な中心を形成しています。旧館の外壁には、メインストリートとアトリウムをつなぐ細長い空間があります。建物の中の路地のようなスペースには、窓や壁に向かっていくつかのベンチや小さなテーブルが置かれ、シクメンでの生活の中でゆったりとした社交の時間を過ごすことができるように配慮されています。

既存の建築の重厚な色調と対照的に、ネリ&フーは構造とテクトニックジョイントを綿密に検討し、可能な限り軽量化しました。屋根の構造体にはブラッシュドステンレス、屋根面にはパンチングスチールとベントスチールを使用しています。それは、周囲の環境を微妙に曖昧に映し出す素材です。また、ネリ&フーは、かつて人々がプライベートな空間を路地に拡張するために使用した、インフォーマルな構造やシンプルな取り付けにインスピレーションを受けました。そのため、既存の構造柱に金属棒や小さなプラットフォームを追加して徴用し、ライトレール、サイドテーブル、ベンチ、オブジェのディスプレイとして機能させました。ブランド家具だけでなく、伝統的な古い家具を再利用することで、時間の痕跡が温もりと親しみを与え、新旧、ブルーボトルと上海を融合させたプロジェクトとなっています。

ビャルケ・インゲルスが率いる「BIG」のウェブサイトがリニューアル 伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図
伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平
伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図 photo©笹の倉舎 / 笹倉洋平

伊庭野大輔藤井亮介が設計した、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」です。
住宅地の端で森に隣接する敷地に計画されました。建築家は、緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成しました。また、木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図されました。

閑静な住宅地の外縁に位置した夫婦と子供のための住宅の計画である。
敷地は高度経済成長期、大阪万博以降に開発された住宅地の端に位置し、これまでに一度も建物が建てられたことがない土地であった。西側には総合公園の森林が隣接しており、前面道路を挟んでもその緑を十分に感じることができる場所であるため、その緑と豊かな関係性を築くことが課題であった。

建築家によるテキストより

敷地は三角形状で斜辺側が森に向いていたため、2層のボリュームを敷地にL字型に配置し、中央の余白をテラスとすることで、どの場所からも森林と向き合えるようにした。また、敷地の高低差に合わせ1階のリビング・ダイニングにレベル差を設け、スキップフロア状となった各エリアを中央に配置した階段で繋ぎ、1階と2階のテラス同士も外部階段により接続することでひと繋がりの回遊性をもたせた。

建築家によるテキストより

この建物は木造ではあるが、その制約を感じさせない自由な建築にしたいと思った。一方で、L字型で大開口や吹抜けも存在する建築計画であるため、プランの中央に配置した心柱から長手方向に方杖を用いたキール梁を架けるのが構造的に合理的な解法の一つであった。そこでそのキール梁の方杖を、しなやかな弾性のあるスプライン曲線の板で覆うことで曲面の壁とすることにした。

建築家によるテキストより
藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる
藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる photo©平桂弥(studioREM)
藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる photo©平桂弥(studioREM)
藤原・室 建築設計事務所による、兵庫・西宮市の「甲子園の家」。家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地。道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案。内外を路地を介して“曖昧”に繋げる photo©平桂弥(studioREM)

藤原・室 建築設計事務所が設計した、兵庫・西宮市の「甲子園の家」です。
家々の生活感が滲む狭い道に面する敷地に計画されました。建築家は、道路を住宅の“アプローチ”に見立てる建築を構想して、建物を分割し中央に“路地”を通した様な構成を考案しました。そして、内外を路地を介して“曖昧”に繋げる事が意図されました。

建築当時、前面道路が幅2メートルほどしかなく、そこに至る手前の道路も狭く、資材搬入が困難な敷地でした。
道路からは周囲の家々の生活感が感じられたので、道路もこの住まいのアプローチのひとつというイメージを持ちました。

建築家によるテキストより

そこで、「道路⇔敷地内路地⇔室内廊下がつながるイメージを持つ住まい」を計画できないかと考えました。

建築家によるテキストより

敷地中央に道路と繋がる路地を設け、左右に建物を配置。路地部分を庇で覆うことで、内外が曖昧につながるよう形にしています。

1階はLDKと水回り、2階は個室があります。
家の中は通路が横断し、隣地の様子が垣間見えることで、周囲とつながりを感じさせる住まいとなっています。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2022/12/5-12/11]
最も注目を集めたトピックス[期間:2022/12/5-12/11]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/12/5-12/11)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、東京・板橋区の住宅「DANCE FLOOR」。袋小路奥の旗竿地に計画。建築要素の在り方を前提に立ち返って考慮し、躯体や付属物に規模や役割を越えて装飾性を見出す設計を志向。小さな動作が次々に展開する“心地よい状況”を作る
  2. 塚越智之+宮下淳平 / 塚越宮下設計による、東京の「アパートメントS」。都内の小規模な集合住宅。各階住戸の環境を向上させる為に、其々のスラブを折曲げて採光と通風の偏りを調整。切実さが生んだ個性的な空間が“集まって暮らすことの豊かさ”を表す
  3. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、東京の「路地テラスの家」。路地奥の旗竿地に建つ再建築不可の木造の修繕。“竿”部分を歩く際の“唯一無二”の体験を取り込む為、母屋の一部を減築した“路地テラス”を考案。素材等も連続させて南側の“縁側テラス”へと導く
  4. トーマス・へザウィックが、2022年にTEDで行った講演「退屈な建築の隆盛ーそしていかにも人間的な事例について」の動画(日本語字幕付)
  5. 日本の現代建築を特集した、スイス建築博物館での建築展「Make Do With Now:日本の建築の新たな方向性」。博物館所属の篠原祐馬のキュレーションで24組が参加。日本建築の特徴として海外で認知された“クリーン”とは対照的な“創造的に‘やりくり’する”建築的アプローチに注目。会場構成は関祐介が担当
  6. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、シンガポールの新科学センター。全ての国民がアクセス可能な教育と体験の施設。5つのヴォリュームが公園の上に浮遊する外観を特徴とする、科学への好奇心と革新性を与える為の建築。内外に様々な学習の為の空間を備える
  7. 彦根アンドレア / 彦根建築設計事務所による、神奈川の住宅「365°」。海と山を望む高台の敷地。周囲の景色を取り込みつつ強風に対策する為、中庭を囲む様に諸室を配置した“円形”の平面構成を考案。詳細な設備計画や自然エネルギーの活用等で“自立した生活”環境も構築
  8. 多田正治アトリエによる、和歌山・新宮市の、コミュニティ空間「おいしいパーク」。コロナ禍を契機に畑を公共的に開く計画。集まり交流する為の空間を求め、“やってみたい事”や“路地からの見え方”等を重ね合わせ“立体的なベンチ”を考案。既存の場を“小さな装置”でアップデート
  9. 榊原節子建築研究所による、大阪・堺市の、店舗併用住宅「北野田のサロン住居」。通行量の多い交差点に計画。異なる用途の“求められる性質”の違いに応える為、店舗部分は敷地全体を活用して住居部分は街から距離を取る構成を考案。“開く”と“守る”が共存する建築を作る
  10. 妹島和世による、2021年の東京大学入学式での祝辞の全文
  11. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、東京・渋谷区の住宅「ESPRIT」。植物を扱う仕事の施主の為に計画。“私”を大切にし“公”にも開く空間を目指し、植栽で視線から守られた屋外と内部が連続する構成を考案。“ワークフロムホーム”時代の要望にも応える
  12. 伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・福山市の「向陽の家」。開発され約50年経つ住宅地に計画。閉鎖的な周囲に対して“開放的”な建築を目指し、擁壁を解体して開かれた庭を作り“街と共有する”構成を考案。奥に私的な庭も設け両方と繋がるリビングを作る
  13. レム・コールハース / OMAの会場構成による、イタリアのプラダ財団での展覧会「リサイクリング・ビューティー」。中世からバロック時代での古代遺産の再利用に注目。アクリル製台座やオフィスチェアを用いた実験的な展示形式で、作品の詳細な観察を促進。断片化・再利用・解釈の重要性を伝える
  14. 髙橋真未建築都市設計事務所と奥山浩文による、東京・世田谷区の二世帯住宅「光庭の長屋」。閑静な住宅街に計画。北向き敷地でも“自然が感じられる”建築を求め、外部との距離感をつくり光と風を取り込む“スリット状の庭”を考案。“防火上必要な技術基準”に適合させ“木質空間”も作る
  15. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、オーストラリアの美術館の増築棟「シドニー・モダン・プロジェクト」が完成。港を見下ろす敷地に建つ新棟。芸術・建築・景観が境界なく繋がる在り方を目指し、複数のヴォリュームが傾斜に沿って重なる構成を考案。約3400㎡の屋上空間“アートテラス”も特別な体験を生み出す
  16. ツバメアーキテクツによる、岡山市の「庭瀬の公民館的町家」。美術作家と研究者の為の住宅。周辺に残る“町家”の継承の手掛りとなり、地域に多数ある“私設公民館”の機能を持つ建築を志向。作家の制作過程等も参照して“自分達の力で考え生きていく為の器”を作る
  17. 工藤浩平建築設計事務所による、東京・練馬区の住宅「佐竹邸」。不動産業を営む施主の為に計画。将来的な販売も見据えた在り方も考慮し、異なる機能に引き継ぐ可能性を含めて設計。様々な制限に起因する“ズレ”を活かした“普通”と“特別”が調和する建築
  18. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  19. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、アメリカ・フィラデルフィアの美術館「カルダー・ガーデンズ」。20世紀を代表する彫刻家の為の施設。作品を鑑賞だけでなく“内省”の場も目指し、建築と庭園が一体となった空間を構想。“古典的”展示を越えた様々な種類の空間で作品への理解も促す
  20. 【シリーズ・様々な角度から‟建築”に携わる】島根県行政職員 山本大輔インタビュー「建築の“裏方”を楽しむ働き方」(聞き手:後藤連平)

遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、大阪の「(仮称) 門真市立生涯学習複合施設」の基本設計概要書が公開
遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、大阪の「(仮称) 門真市立生涯学習複合施設」の基本設計概要書が公開 image courtesy of 遠藤克彦建築研究所
遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、大阪の「(仮称) 門真市立生涯学習複合施設」の基本設計概要書が公開 image courtesy of 遠藤克彦建築研究所

遠藤克彦建築研究所が設計を進めている、大阪の「(仮称) 門真市立生涯学習複合施設」の基本設計概要書が公開されています。PDFです。プロジェクトの経緯が分かるページはこちら

また、その他のパース画像も掲載します。

平田晃久が、2022年2月に行った講演「Human / Nature」の記録

平田晃久が、2022年2月に行った講演「Human / Nature」の記録が公開されています。東西アスファルト事業協同組合の主催で行われたものです。同様のフォーマットで1986年からの様々な建築家の講演録がアーカイブされています。

フォスター+パートナーズによる、中国・深センの高層ビル「DJI Sky City」をドローンで撮影した動画。“国境のない革新”という理念の成型を目指し、メガトラスで支えられた無柱の“途切れのない”執務空間を考案

フォスター+パートナーズが設計した、中国・深センの高層ビル「DJI Sky City」をドローンで撮影した動画です。
ドローン等を手掛ける企業の社屋です。建築家は、“国境のない革新”という理念の成型を目指し、メガトラスで支えられた無柱の“途切れのない”執務空間を考案しました。また、地上レベルは開放され公共施設も設置されています。

以下に、竣工写真も掲載します。

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