architecture archive

藤本章子+村部塁 / farmによる、神奈川・相模原市の住宅「光が丘の建替」。60年代開発の郊外住宅地で既存の要素踏襲の要望に、記憶継承と新環境創造を意図し文脈の解釈と再構築を実践、2つの庭・ポーチ・隙間空間によって“個-家族-地域”をしなやかに結ぶ
藤本章子+村部塁 / farmによる、神奈川・相模原市の住宅「光が丘の建替」。60年代開発の郊外住宅地で既存の要素踏襲の要望に、記憶継承と新環境創造を意図し文脈の解釈と再構築を実践、2つの庭・ポーチ・隙間空間によって“個-家族-地域”をしなやかに結ぶ photo©鈴木淳平
藤本章子+村部塁 / farmによる、神奈川・相模原市の住宅「光が丘の建替」。60年代開発の郊外住宅地で既存の要素踏襲の要望に、記憶継承と新環境創造を意図し文脈の解釈と再構築を実践、2つの庭・ポーチ・隙間空間によって“個-家族-地域”をしなやかに結ぶ photo©鈴木淳平
藤本章子+村部塁 / farmによる、神奈川・相模原市の住宅「光が丘の建替」。60年代開発の郊外住宅地で既存の要素踏襲の要望に、記憶継承と新環境創造を意図し文脈の解釈と再構築を実践、2つの庭・ポーチ・隙間空間によって“個-家族-地域”をしなやかに結ぶ photo©鈴木淳平

藤本章子+村部塁 / farmが設計した、神奈川・相模原市の住宅「光が丘の建替」です。1960年代開発の郊外住宅地で既存の要素踏襲の要望に、記憶継承と新環境創造を意図し文脈の解釈と再構築を実践、2つの庭・ポーチ・隙間空間によって“個-家族-地域”をしなやかに結びます。

敷地は1960年代に宅地開発された郊外住宅地である。
施主は元々あった一軒家を建て替えて、親と子の2世帯のための家を求めた。

既存建物の位置、庭と駐車場の位置、和室の位置、部屋数を保ち、かつ既存樹を残すといった多くの条件が求められたことから、既存家屋の文脈を下敷きに設計を進めた。土地や家屋の記憶を引き継ぎながら新しい環境の器を創造するために、住人によって身体化された環境を紐解き、再構築する必要があると考えた。

建築家によるテキストより

まず、奥まった建物配置に対して、敷地外からの人、物、車を迎え入れる硬い仕上げの石庭と、植物が自生する柔らかい仕上げの草庭という2つの庭を定義した。

そして建物と2つの庭、道路を結ぶように大きな東屋のようなポーチを設けた。これを、カーポートが前景化する郊外の街並みに対して、人の居場所のためのガーデンポートと名付けた。ガーデンポートは外部を引き込むように建物を穿ち、そこから建物全体に光や風を導くようにした。

建築家によるテキストより

引き継いだ建ち方、アドホックに分節されたボリューム感など、外観は郊外住宅的なる姿を保ちながら、肥大化したポーチ、個室群に重ね合わさるスケールと肌理が異なる隙間空間は住空間に重層性を与える。そして、それらを介して自己から他者、より遠くの外部へ意識がつながることで、かつての家-外部の関係は個-家族-地域をしなやかに結ぶものに更新される。

建築家によるテキストより
野村直毅による、京都市の住宅「伏見・古家を取り込む増築」。幅4m奥行44mの敷地に建つ古家の改修増築計画で、古家を資源と捉え“職”と“住”の豊かな共存を目指して既存を包み込む様に増築、内外が反転するレイヤーが家族同士や街との距離感を調整
野村直毅による、京都市の住宅「伏見・古家を取り込む増築」。幅4m奥行44mの敷地に建つ古家の改修増築計画で、古家を資源と捉え“職”と“住”の豊かな共存を目指して既存を包み込む様に増築、内外が反転するレイヤーが家族同士や街との距離感を調整 photo©繁田諭
野村直毅による、京都市の住宅「伏見・古家を取り込む増築」。幅4m奥行44mの敷地に建つ古家の改修増築計画で、古家を資源と捉え“職”と“住”の豊かな共存を目指して既存を包み込む様に増築、内外が反転するレイヤーが家族同士や街との距離感を調整 photo©繁田諭
野村直毅による、京都市の住宅「伏見・古家を取り込む増築」。幅4m奥行44mの敷地に建つ古家の改修増築計画で、古家を資源と捉え“職”と“住”の豊かな共存を目指して既存を包み込む様に増築、内外が反転するレイヤーが家族同士や街との距離感を調整 photo©繁田諭

野村直毅が設計した、京都市の住宅「伏見・古家を取り込む増築」です。幅4m奥行44mの敷地に建つ古家の改修増築計画で、古家を資源と捉え“職”と“住”の豊かな共存を目指して既存を包み込む様に増築、内外が反転するレイヤーが家族同士や街との距離感を調整する住宅です。

築100年の古民家は残されるが、特に思い入れのない築40年程度の古家は、その価値を見いだされずに解体される現状がある。
本計画では、まだ使える古家を資源と捉えて活用し、更に時代の変化に追随するようアップデートする、「古さの社会的価値」について考えた。

建築家によるテキストより

職場環境の変化や仕事の在り方の多様化が進む一方、従来通りの形態の住居は、そのしわ寄せを受け止める状態にある。
住居に求める機能が増え続けていることに対し、子育て共働き家族の生活に余白を生むことで、職と住の豊かな共存を目指した。

建築家によるテキストより

敷地は京都・伏見の下町。幅4mに奥行き44mという細長い敷地に、築40年の古家が南側に1.3mの隙間を開けて立っていた。
間口が狭い敷地において、職と住の共存を可能とする余白をつくるためには、時間的・心理的に多様な場が必要である。経済面も考慮し、床を最大化する手法として、中庭を介して古家を包み込むように増築した。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 クライン ダイサム アーキテクツが、オフィスマネージャーを募集中
【ap job更新】 クライン ダイサム アーキテクツが、オフィスマネージャーを募集中
【ap job更新】 クライン ダイサム アーキテクツが、オフィスマネージャーを募集中

クライン ダイサム アーキテクツの、オフィスマネージャー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

代官山T-SITEや星野リゾートなどの設計・デザインを手がけるクライン ダイサム アーキテクツ (KDa) で、働きやすいオフィスをマネジメントしながら、代表のクラインとダイサムのサポートを行うスタッフを募集しています。

建築・デザイン分野における知識があり、同様の仕事のバックグラウンドを持っている方は優先的に採用を検討します。

小野寺匠吾建築設計事務所による、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交
小野寺匠吾建築設計事務所による、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交 photo©三嶋一路

小野寺匠吾建築設計事務所が設計した、神奈川・横須賀市の「秋谷の住宅」です。東京で働く施主の為に山を背に海を見渡す地に計画、“環境的な家”の要求に眺望と場への調和を考慮し様々な方角を向く箱を積層、ずれた重なりは内部に様々な対比と連続をつくり生活と環境を混交させました。

小高い山の中腹に建つ住宅である。敷地は山を背にした細長い形状で、眼前には海を見渡す景色が広がっている。
はじめてその場所を訪れた際、海をじっと見つめる建主の後ろ姿が印象的であった。昔から海が暮らしの近くにあった建主は、東京の仕事を続けながら生活の基盤を自然環境に溢れた郊外に移すことにした。このような時代にふさわしい、都会ではできない環境的な家が求められた。

建築家によるテキストより

スタディでは主にふたつの方向性を模索した。自然環境を最大限に感じられる家であること、大きく伸びやかな気積をつくるということである。海への眺望だけでなく、山の存在感を建築に取り込みながら建主らしいおおらかな空間の繋がりをつくり出すことで、それぞれの空間の質が混じり合う関係性を探していった。

建築家によるテキストより

プライベートな居室がまとめられた1階は細長い敷地形状に合わせて整形平面を連続させた。床レベルを変えながら半地下や暗がりをつくり、屋内から庭と海までの意識の繋がりをもたせた。それに対し上階は海や山への眺望を考慮し、さまざまな方向を向いた箱がゴロゴロと積み重なっている。箱は背後にそびえる山から自然の力を受ける岩のようなイメージで、その中央に、海に向かって水平に伸びていく軽くて明るい箱を差し込んでいる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 ハイエンドな住宅や商業施設等も手掛ける「CUBO design architect」が、設計スタッフ(経験者・業務委託)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 ハイエンドな住宅や商業施設等も手掛ける「CUBO design architect」が、設計スタッフ(経験者・業務委託)と秘書兼広報を募集中
【ap job更新】 ハイエンドな住宅や商業施設等も手掛ける「CUBO design architect」が、設計スタッフ(経験者・業務委託)と秘書兼広報を募集中cnest ©Hiroshi Ueda

ハイエンドな住宅や商業施設等も手掛ける「CUBO design architect」の、設計スタッフ(経験者・業務委託)と秘書兼広報募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

CUBO design architectでは、ハイエンドな住宅や別荘を主軸に、店舗や商業施設も多く手がけています。

クライアントからの一つ一つのリクエストに真摯に応え、共に作り上げるスタイルで今までノウハウを築いてきました。ディテールや想いを大切に設計しています。

数年後に風格と品格が滲み出る本質的な建築を作り、風景を作ります。近年、グローバルな展開を目指しています。

池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す
池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す photo©平井広行
池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す photo©平井広行
池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す photo©平井広行
池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す photo©平井広行

池田隆志+池田貴子 / design itが設計した、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」です。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築が目指されました。

和邇は大津市北部にあり、琵琶湖と比良山に挟まれた街である。

のんびりした郊外の住宅地だがJR湖西線が南北に走り京都や大阪へのアクセスも良い。そんな和邇の高台に小さな住宅を設計した。愛犬家でアウトドアが好きな建主の楽しみは、週末に犬と琵琶湖で泳ぐこと。愛犬との暮らしと、和邇らしい風景や空気を存分に楽しめる住まいが求められた。

建築家によるテキストより

周囲の住宅からプライバシーを守りつつ、人も犬も屋外で気持ち良く過ごせるよう、全体構成は中庭のある平屋となった。ただ中庭と言っても、四方を部屋で囲むとせっかくの琵琶湖への眺望が失われてしまう。そこで軒下の一部はテラスや通り庭といった屋外空間とし、そこに大きな窓をいくつもあけて中庭と家の外を結びつけた。

建築家によるテキストより

その結果、中庭というよりも「半中庭」のような状態が生まれた。琵琶湖を望み、比良山から澄んだ空気が流れ込む中庭は、こぢんまりとあたたかい室内のような屋外空間になった。全ての部屋が中庭に向かい、玄関も勝手口も中庭に面するこの家では、日々の暮らしは自ずと中庭を中心に営まれる。ただ中庭を眺める住まいではなく、生活の全てが中庭と共にあるような住まいをつくりたかった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 公共施設からプロダクトまでを手掛ける「SNARK Inc.」が、設計者(正社員・契約・業務委託)を募集中
【ap job更新】 公共施設からプロダクトまでを手掛ける「SNARK Inc.」が、設計者(正社員・契約・業務委託)を募集中
【ap job更新】 公共施設からプロダクトまでを手掛ける「SNARK Inc.」が、設計者(正社員・契約・業務委託)を募集中

公共施設からプロダクトまでを手掛ける「SNARK Inc.」の、設計者(正社員・契約・業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築設計事務所 SNARK Inc.では、プロジェクト拡大に伴い、熱意のある設計者とサポートメンバーを募集します。

私たちは群馬県高崎市と東京都恵比寿を拠点に活動する建築設計事務所です。
家具などのプロダクトから内装、新築住宅、集合住宅、公共施設などの企画、設計、施工監理やイベントの企画、運営など活動は多岐にわたり、クライアント、ビルダーと共にチームで新しい暮らし方や働き方、遊び方のきっかけとなるような場をつくっています。

「Architecture for the life you live 生き方や価値観に 最も似合う建築を」をビジョンに掲げ、住まい手や使い手は何が好きで、何を大切にしているのか、どんな暮らしを送って、どう生きていきたいのかを深堀りし、理想を形にするために、時間をかけて対話と思考を繰り返しています。アート、映画、音楽、アウトドア、サウナなどが好きなメンバーが多く、それらのカルチャーに関連するプロジェクトも多く進行中です。子育て中の社員も多く、時短勤務やテレワークなど柔軟な働き方が可能です。働き方やチームの仕組みなども含めて、一緒に考えていけるメンバーを求めています。

山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる
山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.
山縣洋建築設計事務所による、千葉・流山市の住宅「NS」。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる photo©Forward Stroke Inc.

山縣洋建築設計事務所が設計した、千葉・流山市の住宅「NS」です。車等複数台をリビングから眺めたいとの要望に、所有車の横長形状を参照し空間に取り入れる事を構想、建物を周囲に閉じつつ4つの中庭を設け“人と車と緑が混然一体”となる状況をつくる事が意図されました。

「車8台、バイク5台、自転車4台、平屋 リビングからも車を眺めたい」
建築主の現在の住まいの北側に広がる駐車場と畑をあわせた280坪の平坦な敷地に新しい住まいを計画した。

建築家によるテキストより

所有している車を見ると、どの車も美しく共通して車の幅が広く高さが低い。その横長の美しいプロポーションを建築の空間にも取り入れたいと直感的に思った。

建築家によるテキストより

プランニングは車のアプローチと8台分の駐車スペースをどのように配置するべきかをスタディーし、一番合理的な案を採用した。車の大きさ、回転軌跡などを考慮して平面的な寸法は6,000を基本単位としている。車のための一辺12mの正方形と人のための一辺21mの正方形を敷地内に並べた。

住宅部分は21m角の正方形平面で周辺に対しては閉ざしながら、内側に大きさや雰囲気の異なる4つの中庭を設けることにより快適な落ち着いた住環境を生み出している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 広い視野から作り方を考え設計する「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 広い視野から作り方を考え設計する「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 広い視野から作り方を考え設計する「B2Aarchitects」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイトを募集中LinkMURAYAMA

広い視野から作り方を考え設計する「B2Aarchitects」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

B2Aarchitectsでは共に建築を考え、作り、表現するメンバーを募集しています。

「既にある物事の中で、変動を受け入れ、建築をつくる」

層序学の世界では新たな地質年代として近代以降の人間からの影響を含んだ「人新世」が検討されています。
この新しい地質の上で、気候は変動し大地は揺れ、人の動機や行動は絶え間なく移り変わっています。
場所や用途や人の行動が頼りにならない、このような状況の上に考えられる建築とはどのようなものだろう。そんな目線で思いを巡らせながら日々仕事をしています。

物事が動くことで建築にはズレや空洞が生じ、偶然の出会いが各所で起こりますが、それこそを対象にするような表現を生み出したいと思っています。そのためには、モノとコトを同時に取り扱うような思考が必要で、モノからコトあるいはコトからモノを取り出したり、それらの関係を考える試行を、現実的問題の検討に並行して行っています。

まだなかなかうまく書けないのですが、、
広い視野から建築の現在について考え、議論し、緻密に設計し、仮説を検証するような創作に、一緒に取り組んでみませんか?
こういった態度を維持するためには、実は基礎的なスキルや組織の洗練がとても重要なので、これらを鍛えながら、ですが、きっとまだ誰も見たことがない、オリジナルな手法や表現を共に得る体験ができると思います。

建築を通して考えることが好きな方、
もの自体が語るような状態を根気強く追求できる方、
事務所の活動全体を支える社会性を明るく体現できる方、

ぜひご応募お待ちしています!

【ap job更新】 株式会社SO&CO.が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社SO&CO.が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 株式会社SO&CO.が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中銀座のテナントビル

株式会社SO&CO.の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

業務拡大に伴いスタッフの追加募集、新規募集を行います。

SO&CO.は、現代美術ギャラリーだった建物が事務所となっています。
現在も事務所1階はアーティスト等が運営するギャラリーとなっており、オープニングパーティーに参加することもあります。
海外のアーティストが展示する際には海外の人々とアートや建築の話で盛り上がります。

現在は、福島県のプロジェクトや都内と名古屋の物販店舗、長野県の湖畔の施設など、都内だけでなく、様々な地域でプロジェクトが進行中です。新たに宮崎や秋田などから、住宅や商業施設のお声がけがきております。

ビルディングタイプが偏っておらず、設計から監理まで担当できるので、多様な経験をしたい方や様々な人とコミュニケーションを取るのが好きな方、楽しく建築を考えていける方、ご応募お待ちしています。

工藤浩平建築設計事務所による、東京・渋谷区の「初台の店舗改修」。畳店を雑貨店へ改修する計画で、賃貸期間が限られる可能性にコストの掛け方から検討し設計、“残す所”と“更新すべき所”を評価して“変わらないけど変わる状態”を目指す
工藤浩平建築設計事務所による、東京・渋谷区の「初台の店舗改修」。畳店を雑貨店へ改修する計画で、賃貸期間が限られる可能性にコストの掛け方から検討し設計、“残す所”と“更新すべき所”を評価して“変わらないけど変わる状態”を目指す photo©楠瀬友将
工藤浩平建築設計事務所による、東京・渋谷区の「初台の店舗改修」。畳店を雑貨店へ改修する計画で、賃貸期間が限られる可能性にコストの掛け方から検討し設計、“残す所”と“更新すべき所”を評価して“変わらないけど変わる状態”を目指す photo©楠瀬友将
工藤浩平建築設計事務所による、東京・渋谷区の「初台の店舗改修」。畳店を雑貨店へ改修する計画で、賃貸期間が限られる可能性にコストの掛け方から検討し設計、“残す所”と“更新すべき所”を評価して“変わらないけど変わる状態”を目指す photo©楠瀬友将

工藤浩平建築設計事務所が設計した、東京・渋谷区の「初台の店舗改修」です。畳店を雑貨店へ改修する計画で、賃貸期間が限られる可能性にコストの掛け方から検討し設計、“残す所”と“更新すべき所”を評価して“変わらないけど変わる状態”を目指しました。店舗の公式サイトはこちら

都内にある約40年、地元に根付いていた畳屋さんを雑貨屋さんに変える店舗改修の計画である。
貸主は畳屋を辞めることを決めていたけれど、あと数年この場所を使ってくれる人がいたらという思いの中で、借主の雑貨屋さんとめぐり会った。

数年で土地を売るかもしれないということもあり、微妙な時間のスパンの中で、どこまでお金をかけるのかという問題があった。また室内は畳や機材などの物で溢れかえっており、決して綺麗とは言えない状態の場所であったため、限られた予算と小さな工夫でこの場所の特性を活かせる方法について思いを巡らせた。

建築家によるテキストより

まず私たちはこの建物の何が良くて、何を更新するべきかを評価軸に乗せて計画していった。

街の記憶を評価して時計を残したり、既存の建具は老朽化により評価できず更新をしたり、天井にある既存トラス梁は状態が良く評価していたが、その周りの入り乱れた古い配管の処理に費用がかかることため評価することができず、やむなく隠すことにした。

建築家によるテキストより

また天井を綺麗に隠す方法を探っていると、クライアントから布は安く入れ、縫製も自分たちでできるということだったので、天井の膜として使うことを決めた。この天幕により、内からは天膜の隙間からトラス梁が見え、外からは思いっきり天井裏が現れたりする。

つまりは、私たちは畳屋である元ある雰囲気を残しながらも、変わらないけど変わる状態を目指しているのだ。

建築家によるテキストより
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の別荘「住倉」。砂浜が眼前に広がる集落で施主不在時にも地域に愛される建築を目指し計画、“佇まい”を意識した検討の末に伝統建築“高倉”を想起させる形態を考案、離島固有の文脈の継承も試みる
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の別荘「住倉」。砂浜が眼前に広がる集落で施主不在時にも地域に愛される建築を目指し計画、“佇まい”を意識した検討の末に伝統建築“高倉”を想起させる形態を考案、離島固有の文脈の継承も試みる photo©石井紀久
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の別荘「住倉」。砂浜が眼前に広がる集落で施主不在時にも地域に愛される建築を目指し計画、“佇まい”を意識した検討の末に伝統建築“高倉”を想起させる形態を考案、離島固有の文脈の継承も試みる photo©石井紀久
小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の別荘「住倉」。砂浜が眼前に広がる集落で施主不在時にも地域に愛される建築を目指し計画、“佇まい”を意識した検討の末に伝統建築“高倉”を想起させる形態を考案、離島固有の文脈の継承も試みる photo©石井紀久

小野良輔建築設計事務所が設計した、鹿児島・奄美大島の別荘「住倉」です。砂浜が眼前に広がる集落で施主不在時にも地域に愛される建築を目指し計画、“佇まい”を意識した検討の末に伝統建築“高倉”を想起させる形態を考案、離島固有の文脈の継承も試みられました。

奄美大島南部に位置する、美しい砂浜が眼前に広がる集落内の別荘である。

使われない時間が長い別荘建築は、家主不在の際はどうしても防犯上閉じたものにせざるを得ないが、佇まいに風景の一部としての自然さがあれば建築は集落に溶け込み愛されるものになるという考えのもと、「建築を開くことにより獲得する公共性」ではなく、「風景の一部としての佇まいの公共性」を目指している。

建築家によるテキストより

奄美の伝統的建築には、高温多湿・台風災害・かつての貧困の苦しみの記憶など、過酷な風土を乗り越えるため先人が導き出した切実さや力強さがあるように感じる。そのような現在失われつつある切実さ・力強さの遺伝子を再読し、現代に継承したいと考えた。ここでは、プロポーション・ディテール・工法に島の建築や風景、暮らしなどをコラージュ的に統合するプロセスを設計に組み込んだ結果、奄美の伝統的建築である高倉(高床式倉庫)を想起させるプロポーションのダイアグラムにたどり着いた。

建築家によるテキストより

「離島」というコンテクストが持つ遺伝子を継承するような建築を目指したこの建築は、現場監督や集落の人々からは、今のところ「懐かしい、昔ながらの家だ」という声が多く聞こえている。どんな家の形式とも違うはずのこの建築がそう評されていることは、きっと喜ばしいことなのだと思う。

建築家によるテキストより
佐藤研吾による建築展「群空洞と囲い」が、ときの忘れもので開催。現場に滞在しての建築施工や什器製作等のアプローチで知られる建築家の彫刻やドローイングの作品を展示
佐藤研吾による建築展「群空洞と囲い」が、ときの忘れもので開催。現場に滞在しての建築施工や什器製作等のアプローチで知られる建築家の彫刻やドローイングの作品を展示 photo©comuramai
佐藤研吾による建築展「群空洞と囲い」が、ときの忘れもので開催。現場に滞在しての建築施工や什器製作等のアプローチで知られる建築家の彫刻やドローイングの作品を展示 photo©comuramai
佐藤研吾による建築展「群空洞と囲い」が、ときの忘れもので開催。現場に滞在しての建築施工や什器製作等のアプローチで知られる建築家の彫刻やドローイングの作品を展示 photo©comuramai

佐藤研吾による建築展「群空洞と囲い」が、東京・本駒込のギャラリー“ときの忘れもの”で開催されます。現場に滞在しての建築施工や什器製作等のアプローチで知られる建築家の彫刻やドローイングの作品を展示します。開催期間は2022年3月25日~4月3日。展覧会の公式ページはこちら佐藤の建築作品はアーキテクチャーフォトでも度々特集記事として紹介しています。

群空洞と囲い

空海による教風が確立された密教を純密と呼ぶのに対して、それ以前の有象無象の密教を雑部密教、雑密と呼ぶことがある。雑密は、地場の神信仰と結合し、体系化されずに断片的かつ同時多発的に生まれ出た、私度の僧による信仰であった。

雑密の内で制作された一木彫の仏像には、当時の腐敗した仏教界、社会全体に怒りの念を表明する、屹立とした荒々しさがあった。おそらくは木彫でないと表現できないような、ドップリと大らかに構えた量感ある異様な造型感覚が注入されていた。

歴史の中では古代から中世への転形と言える束の間の造型であったのかもしれないが、正統に対する異端、中心に対する外縁が担わざるを得ない先鋭性がそこにはあった。造型の極北として、外縁から生まれ出た必然として、雑密仏は再考される必要がある。

そんな、夢想に近い、1000年前の制作への思考を、私は東北地方の片田舎で巡らせている。地域圏は違うが、自分自身が在地社会に身を置いたことで、雑密仏に込められたような外縁としての造型感覚を突き詰めて考えることができるかもしれないと考えた。それは、移動が制限されていた昨今のコンディションによってさらに強く思うに至った。

東北では比較的容易にクリの丸太が手に入る。寒冷地の利であるとも言える。そしてクリの丸太に空洞を彫り抜く。空洞を彫るのは、これが同時に建築の縮減模型の役割も果たすからだ。そして、彫った空洞に鉄をまとわり付かせ、自立させる。自立した空洞は、家具、あるいは何かを囲い込むための道具として、ヒトの生活圏のどこかに位置付けられる。鉄とクリの取り合いは重要な関心事である。なぜならばこの空洞は、ある種の開口部にまつわる実験でもあるからだ。入口と出口。空洞はその形式故に必ずある方向性が定められる。そして方向を持った複数の空洞が、古寺に集結する雑密仏の如く群居し、揺蕩う煙のように微かに連続する風景を企てる。
(佐藤研吾 2021年12月)

以下に、展示される佐藤の作品の一部をプレビューします。

川口淳志 / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATESによる、ベトナムの店舗「SOSO coffee」。日本らしさを求める施主の為に“精神性”に注目し計画、珈琲文化のある国での差別化も意図し“おおらかな空間”を求め楕円形カウンターを中心配置、天井の無数の穴からの光で空間に柔らかさを加える
川口淳志 / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATESによる、ベトナムの店舗「SOSO coffee」。日本らしさを求める施主の為に“精神性”に注目し計画、珈琲文化のある国での差別化も意図し“おおらかな空間”を求め楕円形カウンターを中心配置、天井の無数の穴からの光で空間に柔らかさを加える photo©大木宏之
川口淳志 / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATESによる、ベトナムの店舗「SOSO coffee」。日本らしさを求める施主の為に“精神性”に注目し計画、珈琲文化のある国での差別化も意図し“おおらかな空間”を求め楕円形カウンターを中心配置、天井の無数の穴からの光で空間に柔らかさを加える photo©大木宏之
川口淳志 / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATESによる、ベトナムの店舗「SOSO coffee」。日本らしさを求める施主の為に“精神性”に注目し計画、珈琲文化のある国での差別化も意図し“おおらかな空間”を求め楕円形カウンターを中心配置、天井の無数の穴からの光で空間に柔らかさを加える photo©大木宏之

川口淳志 / DESIGN & CREATIVE ASSOCIATESが設計した、ベトナム・ホーチミンの店舗「SOSO coffee」です。日本らしさを求める施主の為に“精神性”に注目し計画、珈琲文化のある国での差別化も意図し“おおらかな空間”を求め楕円形カウンターを中心配置、天井の無数の穴からの光で空間に柔らかさを加えました。店舗の場所はこちら

「SOSO coffee」はベトナム ホーチミン市内にある新築マンションの1階に計画されたカフェである。
日本をこよなく愛するベトナム人オーナーからの依頼で今回のプロジェクトが始まった。

建築家によるテキストより

要求されたことと言えば内装にも日本らしさがほしいということとエレガントな空間にしたいということくらいで、あとはおまかせであった。ただ日本らしいと言ってもいわゆる「和風」ではなく、どちらかといえば日本人の精神性やそれに基づく空間表現の美しさに焦点を当てることがクライアントの要望であると理解した。店名のSOSOは日本語の「楚々」に由来しており、その言葉の意味のように清らかで美しく繊細な日本の空間を想像して組立てていくこととした。

建築家によるテキストより

店舗スペースはトイレや階段部分を除くと40㎡ほどのコンパクトなスペースである。
席数を有効に確保しようとすれば、カウンターを壁際に寄せ、残りを客席にするのが定石ではあるが、効率性だけを重視して詰め込んだプランではなく、近くを流れるサイゴン川のようにゆったりとおおらかな空間のほうがここにはふさわしいと考えた。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 観光を支える宿泊施設の分野の建築に取り組む「有限会社イソダ設計」が、設計職の正社員(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 観光を支える宿泊施設の分野の建築に取り組む「有限会社イソダ設計」が、設計職の正社員(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 観光を支える宿泊施設の分野の建築に取り組む「有限会社イソダ設計」が、設計職の正社員(新卒既卒・経験者)を募集中

観光を支える宿泊施設の分野の建築に取り組む「有限会社イソダ設計」の、設計職の正社員(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

『イソダ設計』では、業務拡張のため、設計スタッフを募集しています。

ホテル・旅館を中心に、カフェや飲食店など、宿泊施設や商業施設の設計活動を行っています。建築はもちろん、旅行や温泉に興味があり、社風に共感頂ける方を、お待ちしています。

ABOUT
私たちの事業内容
私たちは、これまでホテル・旅館といった宿泊施設の分野を中心に取り組んできました。魅力的な設計・デザインを実践するために、自然環境、眺望、風景などを読み込み、企画段階から市場性、収益性、事業経営などをスキームに合わせクライアントの要望や課題に最大限に応え提案します。

MISSION
私たちが目指すこと
私たちは、デザイン性の高い空間・付加価値・テーマに合わせて独自の仕掛けや楽しみ方を提案していきます。滞在そのものが旅の目的になるような、最高に心地良い空間づくりを目指しています。設計を通して関わるすべての人に感動や喜びを届けることが、私たちの仕事です。

PERSONALITY
求める人物像
コミュニケーション能力が高く、周囲と連携・協力して仕事に取り組める方
モノづくりに対する情熱と謙虚に向上しようとする意欲のある方
『ワクワク・ユーモア・アイデア』明るく楽しんで仕事に取り組むことのできる方

神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す
神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す photo©1-1 Architects
神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す photo©1-1 Architects
神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す photo©1-1 Architects
神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・安城市の住宅「House ST」。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出す photo©1-1 Architects

神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsが設計した、愛知・安城市の住宅「House ST」です。駅前再開発で分譲された敷地に計画、都市スケールの環境に建つ住宅を街固有の文脈と捉えて道路側から徐々に縮小する断面を考案、都市と住宅の両スケールを繋ぎ多様な居場所を作り出しました。

対象敷地は、地方都市の駅前再開発によって新しく生まれた保留地であり、商業地域の中にありながら、住宅地として分譲された。そのため、駅から徒歩1分の立地であり、周辺には真新しい幅の広い道路と商業地域特有の大きく区画割りされた未開発の土地が広がっている。

初めて敷地に立った時、幅員11mの前面道路やその正面に広がる高架上の駅が、おおよそ住宅のスケールとは似つかない印象だった。そこから本計画では、都市における土木的で大きなスケールと住宅における暮らしのスケールの対立をこのまちのコンテクストと捉え、それぞれに対してふさわしい設えにすることで、都市と住宅をつなぐ暮らし方を提案する。

※保留地・・・土地区画整理事業において費用を捻出する等の目的のために、施行区域内の一部の宅地を事業施行者が取得し、販売することができる土地

建築家によるテキストより

具体的には、建物を前面道路ぎりぎりに配置し、住宅1階の断面を道路側から徐々にスケールダウンするように計画する。

道路際は、天井高6m強の吹き抜けと大開口により、住宅内部にまで都市の大きなスケールを取り込む。
そこから奥に向かって、階段状に天井高さが低くなることで徐々に包まれるような空間に縮小していき、高さ1.4mのピロティで外部の小さな庭につながる。

異なる天井高さを持つ1階の内部空間を柱のないひとつながりの空間にすることで、道路際の大開口から見える高架の風景と奥の低い開口から見える小さな庭の風景が、暮らしの中でシームレスに絶えず変化する。

建築家によるテキストより

この住宅では、駅前再開発地区における都市と住宅の異なるスケールをつなげる暮らしを提案した。
それぞれに対する設えとシームレスにつながる空間の設計により、住まい手が、立ったり、座ったり、寝転んだりといった些細な暮らしの中での行動で、開放的に都市と繋がったり、包まれた自分たちだけの空間でゆったりと過ごしたりと多様な居場所を発見できる。都市に溶け込むでもなく、抗うでもない暮らし方と風景をつくれたらと考えた。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。