SHARE 最も注目を集めたトピックス[期間:2023/2/20-2/26]
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/2/20-2/26)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
- 山之内淡 / AWGLによる、東京の「ある漫画家の自邸」。都心の住居兼仕事場。“物語性”を持った創作に貢献する存在を目指し、大地が“めくれ上がる”様な外観と“アメーバ状”のヴォイドが作る複雑な内部を持つ建築を考案。コロナ禍以降に変化した働き方にも応える
- 隈研吾事務所が最優秀者に選ばれた「新福岡県立美術館」設計プロポの、二次審査参加者の提案書が公開
- 畠山鉄生+吉野太基+アーキペラゴアーキテクツスタジオによる、東京・東大和市の「Uの家」。周囲に“抜け”のある敷地。一般木造住宅の“再解釈”も意図して、各建築要素を“再構築”する設計を志向。諸機能を収めた“分厚い塊”の様な勾配天井は、内部を空に向けて開くと共に“家の中心”として存在
- 辻琢磨による連載エッセイ “‘自邸’を動かす” 第1回「少しずつ建てる、広々と住まう、ゆっくり考える」
- 藤本壮介による、フランス・ランスの「ニコラ・ルイナール・パヴィリオン」。世界最古のシャンパンメゾンの創業300年の為に計画。ボトルとシャンパンの泡の丸みからのインスピレーションを得て、地域の採石場のオマージュもする建築を構想。企業理念を尊重して環境を配慮して建てる
- 村上康史建築設計事務所と郡司圭による、大阪市の「新森の住宅」。住宅地の細分化された敷地。周辺の駐車場や庭等の“余白”の援用を求め、高さ“6.5m”の空間を家の中心に据えて“周囲の余白と紡ぐ”ように開口を配置。限られた条件下で外部環境を享受できる在り方を示す
- 石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる
- 今津康夫 / ninkipen!による、京都・八幡市の店舗「LA BASE SECRETE」。住宅街の“秘密基地”という名の絵本カフェ。大人達もゆっくりと読書できる場の要望に、天窓からの光で“移ろい行く時の流れ”を現す建築を考案。外観と動線は其々が接する道路の性質を見極めて構想
- 斉藤智士 / SAI工房による、兵庫・丹波篠山市の住宅「榛原郷の床と屋根」。古代の“湖”の存在が伝承される土地に計画。自然と歴史に“新たな時を刻む建築”を意図し、“浮遊感のある土間スラブ”で湖上に建つ様な建築を設計。内外が一体化した空間を覆う“捻れた大屋根”は景観とも呼応
- 佐藤研吾事務所と ますいいリビングカンパニー による、埼玉の「Iさんの避難観測所」。浸水危険性のある地域での“避難室”の計画。被災時の高齢家族の負担を考慮して、母屋の二階から出入りする“一本柱”で支持された“小さな部屋”を設計。日常的には趣味室となり既存住宅の機能を補完
- 野路敏之 / 野路建築設計事務所による、福井・大野市の住宅「百尺の平屋」。遠くに山々を望む広い敷地。自然の美しさの中に“ひっそりと佇む建築”を求め、諸機能を内包する“百尺の切妻屋根”を持つ平屋を考案。敢えて“作り込まない”庭で内部からの眺望を活かす
- MVRDVとLLJアーキテクツによる、台湾・台南市の青果市場。業者や観光客も訪問し易い郊外の敷地に計画。施設のタイポロジーの“再発明”も意図して、農作物の栽培も可能な“緑化された屋上”を持つ建築を考案。周囲の景観の眺望も可能で地域観光振興にも貢献
- スノヘッタとA49による、タイ・バンコクの複合施設「Cloud 11」。約25万㎡の文化・労働・商業等の機能を内包する建築。アジアで有数の緑地面積が少ない都市の為に、地域に貢献する公共的な立体庭園を内包する空間を構想。持続可能な都市の新しいスタンダードも目指す
- 東海林健建築設計事務所による、新潟・長岡市の住宅「hara house」。農村集落の既に様々な建物がある大きな土地に計画。既存の“利活用”と近隣に“家を開く”との要望に、一戸で完結しない不完全な“弱い建築”を提案。人や出来事を引き寄せる“余白”となる事も意図
- 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
- 岸本吉正設計事務所による、神奈川の「HouseH」。郊外の住宅地に計画。“四畳半”を構成単位とする“ルール”を設けた上で、敷地条件や要望に応えていくプロセスで設計。広くも狭くもない“スケール感”の連なりで“空間が相互に影響し合う”状態を作る
- 長坂常 / スキーマ建築計画による、大阪の店舗「Aesop LUCUA 1100」
- 宮川清志 / SESNによる、東京の、美容クリニック「Renatus clinic Shinjuku shop」。繁華街の路面店舗。施主が提示した“グラデーション”という言葉に応え、曲線を用いた“形態操作”と時間毎に色味が変わる“照明計画”を実施。夜は周辺と異なる色味の光を灯してブランド認知に寄与
- 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪の「箕面森町のオフィス」。緑豊かな場への社屋と工場の移転計画。通常の閉鎖的な工場でなく“外部環境に開く”事を求め、螺旋状に上る“開口”と中間領域となる“テラス”を考案。訪問者の為の“会社と社会を繋ぐ”存在としても機能
- Atelier Tsuyoshi Tane Architectsによる、東京の住宅「Todoroki House in Valley」