
SHARE 安藤忠雄の“TIME’S”に焦点を当てる展覧会「時がかたちづくる建築」。同建築に入居する“京都建築センター”で開催。スケッチ・模型・図面に加えて建設中の写真を公開。川勝真一がキュレーションし、大竹央祐・片山達貴・篠田優による本建築の記録作品も展示
- 日程
- 2026年9月2日(水)–11月23日(月)




安藤忠雄の“TIME’S”に焦点を当てた建築展「時がかたちづくる建築 -TIME’Sと安藤忠雄-」です。
同建築に入居する“京都建築センター”で開催されています。スケッチ・模型・図面に加えて建設中の写真を公開します。川勝真一がキュレーションし、大竹央祐・片山達貴・篠田優による本建築の記録作品も展示されています。
会期は2026年11月23日まで(火曜定休)。展覧会の公式ページはこちら。会場の場所はこちら(Google Map)。
本展は、京都建築センターのオープニング展覧会として、センターが入居する複合ビルTIME’Sという建築そのものに焦点を当て、建築と時間、歴史や自然との関わりについて考えようと試みるものです。
TIME’Sは、1984年に建築家である安藤忠雄氏によって設計されました。その後、1991年に南側が増築され、現在の姿になりました。三条通と高瀬川が交差する三条小橋の角、古くからの都市の中心に建つ安藤忠雄氏の代表作の一つです。高瀬川の水面すれすれまで低く設計された床面や、安藤建築の中でもめずらしいコンクリートブロックの表情が特徴です。安藤建築の醍醐味は、単純な幾何学的構成を踏まえた抽象性と、コンクリートという物質やその場所の歴史といった具象性のふたつの極の間に、自然が導き入れられることで生まれるダイナミズムにあります。TIME’Sはまさに、こうしたダイナミズムがわかりやすく体現されています。
展示では、TIME’Sという名を与えられた建築から、建築が不変の存在ではなく、構想から建設、竣工後の時間の中で、かたちづくられていく存在であることを紹介します。手描きのスケッチ、構想の途中段階を示す模型、実際の建設のために描かれた図面からは、建築家の思考の流れを垣間見ることができます。また、今回特別に公開される建設中の写真は、建築が多くの人の手によってつくられる存在であることを伝えています。
そのほか、あらたに3組の若手写真家/映像作家に、現在のTIME’Sに流れる時間を表現する作品を制作していただきました。建築の中に流れる時間、自然がつくりだす表情が、独自の視点から記録されています。
以下の写真はクリックで拡大します









出展作家のプロフィール
安藤忠雄
建築家。東京大学名誉教授。代表作に「TIME’S」「光の教会」「ピューリッツァー美術館」「地中美術館」「上海保利大劇院」「こども本の森 中之島」「ブルス・ドゥ・コメルス/ピノー・コレクション」など。1979年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、2010年文化勲章、2021年フランスレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールなど。
大竹央祐
1989年生まれ、大阪在住。京都工芸繊維大学卒。大学で建築、意匠を学び、現在は関西を拠点に建築写真を中心として空間、都市、人を撮影。建築や街、人の営みの関係を主題に作品制作を行い、展示ではターポリンなどを用いて、人々の視線や生活の中に写真がある風景をつくる試みも続けている。
片山達貴
写真家。自己と他者との関係や、その境界について関心を持ち、写真や映像作品を制作している。近年は犬を主な主題とし、文化や出来事、制度などを手がかりに、人と犬をめぐる多様な関係を探っている。
篠田優
1986年長野県生まれ。2021年に明治大学大学院建築・都市学専攻博士前期課程修了。現在、明治大学理工学部建築学科助教。Alt_Medium共同主宰。写真やヴィデオを主なメディウムとして使用し、「記録」の実践と再考をテーマとして制作をおこなっている。それは、今まさに目の前から消えつつあるものに対する率直な応答であるとともに、そのような行為と不可分にある恣意性や限界、そしてそのことから陰画的に示されるはずの可能性を問うという、いわばポリフォニックな実践として遂行されている。
■展覧会概要
時がかたちづくる建築 -TIME’Sと安藤忠雄-
会期:2026年9月2日~11月23日(火曜定休)
会場:京都建築センター
主催:京都建築センター
共催:京都モダン建築祭
キュレーション:川勝真一(本館プログラム・ディレクター)
グラフィックデザイン:綱島卓也
写真:Kaori Yamane
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京都建築センター
京都市中京区三条通河原町東入中島町92(京阪「三条」駅より徒歩5分)
開館時間:10:00~18:00 火曜定休(祝日の場合は翌日)
入館料:
・ショップ / ツアー受付
無料
・ギャラリー&ライブラリー
一般:1,000円
29歳以下:500円
高校生以下:無料
京都建築センター会員:無料
ツアー参加者:当日に限り無料
