
「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。
小滝健司+高藤万葉 / TOASt「Three island Terrace」
TOAStが設計を手掛けた、神奈川・向ヶ丘遊園の複合ビル「Three island Terrace」の内覧会に伺った。
TOAStは、アトリエ・アンド・アイ坂本一成研究室で経験を積んだ小滝健司さんと、フジワラボで経験を積んだ高藤万葉さんが主宰する設計事務所だ。
ぼくより若い世代の独立した建築家が、この規模の建築物を手掛けたケースは個人的に珍しいということもあり、楽しみにして伺った。
建築を見て回る前に、受付でTOAStのお二人とお話ができたのだけれど、区画整理が進んでいる登戸・向ヶ丘遊園エリアにて、この建築を含めて5件もの建築を完成させているのだという、、、!
同じ不動産会社と組んで本建築のような複合商業ビルを設計したり、Park-PFI制度を活用した公園内のカフェを設計していたりもしている。
それらの建築が地図上にプロットされた資料を頂いたのだけれど、見ていると建築家が街をつくっている感覚が湧き起こってきて、とても興奮した、、、、! これまでの建築も街に貢献するアイデアを実現したビルであり、商業的な要求に応えつつ公共にも貢献している様子が見て取れ、素晴らしい取り組みだと感じた。このような、色々な街が建築家と不動産会社のタッグで再開発されてほしいと思った。
そろそろ、TOAStによるこのエリアで5件目となる「Three island Terrace」に戻ってきたいと思う。
この複合ビルには、1階に店舗、2階にフィットネスジム、3階に賃貸オフィス、4・5階にコワーキングとシェアラウンジ、ルーフトップテラス。それより上は、賃貸集合住宅という用途が入っている。










