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ロシアの公園の国際設計コンペの結果が公開。最終候補にはH&deM、BIG、隈研吾などのチームが名を連ねる

ロシアの公園「tuchkov buyan」の国際設計コンペの結果が公開されています。最終候補にはH&deMのチーム、BIGのチーム、隈研吾のチームなどが名を連ねていました。一等に選出されたのは、スタジオ44ウエスト8のチームでした。2等に選出されたのは、フォーグトヘルツォーグ&ド・ムーロンのチームでした。コンペの公式サイトはこちら

以下は、それぞれの計画案の動画です。

1等に選出された、スタジオ44+ウエスト8の提案の動画

2等に選出された、フォーグトとヘルツォーグ&ド・ムーロンのチームの提案の動画

大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアル。「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家
大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアル。「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家新ウェブサイトの作品ページのスクリーンショット。

大分を拠点とする「塩塚隆生アトリエ」のウェブサイトがリニューアルされています。最新作品や過去作品の写真を大きい画像で閲覧できるようになっています。アーキテクチャーフォトでも紹介した「竹田市立図書館」などで全国的にも注目を集める建築家です。

菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開。作品集や論考もPDFで閲覧可能
菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開。作品集や論考もPDFで閲覧可能アーカイブサイトのスクリーンショット。

菊竹清訓・妹島和世・坂茂らとの協働でも知られる構造家 松井源吾のアーカイブサイトが公開されています。作品集や論考もPDFで閲覧可能です。運営は松井源吾に学び、事務所のOBでもあるムーサ研究所の磐田正晴が手掛けています。

今年(2020年)は松井源吾先生の御誕生百年に当たる。先生がご逝去されてはや24年の歳月が過ぎ、次第にその御人柄や御業績も遠い記憶となって忘れ去られようとしている。
生前から「死んだあとに、弟子たちの手を煩わせない様、論文や作品集などを取りまとめておく。また遺言の代わりではないけれど、毎年その年の出来事を随筆集として記録しておく」と言っておられた。その影響もあって、7回忌や13回忌などの追悼の機会も失われて今日に至っている。
しかしながらその資料も自費出版であることから、その存在を知る人は門下生や建築関係の方々に限られていて、広く世間に行き渡っていないのが現状である。これらの貴重な資料を公開し建築に携わる方々だけでなく、これからこの分野を目指す若い方々のために伝えることが使命であると思い、ホ-ムぺ-ジ(HP)を開設するものである。
またこのHPに対するご意見や情報提供などを頂くことでより内容の充実を図って行きたいと考えている。
尚、開設に際し政枝夫人と松井家を代表して丸山昭夫氏の御了解を頂くと共に、プライバシ-保護に留意して作成した。

松井源吾教授は1920(大正9)年6月3日に佐渡に誕生され、1996(平成8)年1月11日に慶応病院で75歳の生涯を閉じられました。
その間に建築構造に於いて研究と設計の両分野で 多大の功績を納められ、また早稲田大学教授として多数の技術者育成に貢献されました。
私は大学院の2年間を松井研究室、更に引き続きORS事務所に7年間在籍した合計9年と、独立した後も公私に亘って終生ご指導を頂きました。
先生が早稲田大学を定年退職される際に、授業で使用されていた教材の全てを、専門学校で私が担当していた講座の教材として引き継ぐように託されました。更にその後も研究資料や出版書籍の原稿やスライドなど数多くの資料をお預かりしたままとなっていました。
この御生誕百周年を丁度良い機会ととらえ、その資料を用いてホ-ムぺ-ジを開設する事と致しました。本来であれば先輩諸兄の方々にご意見を頂いてからと思いましたが、もろもろの制約を踏まえ敢えて私個人の責任において作成いたしました。従いまして不備な点、過不足な内容など多々あるかと思いますが、閲覧者の御投稿や御叱責を頂き、より精度の高いものとしたいと考えております。

中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)
中本尋之 / FATHOMによる、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」 photo©足袋井竜也(足袋井写真事務所)

中本尋之 / FATHOMが設計した、広島市のヘアーサロン「créde hair’s inokuchi」です。

現在井口は周辺にマンションが乱立していて新たなファミリー層など新規顧客の獲得への改装としてクライアントより依頼を受けた。

建物の形状は線路と並行の方向で奥に向かう細長い空間。
人通りは多いが、ファサードが少し奥まって間口も狭いため存在感が感じられず。
既存店舗は店頭に大きな縦型の赤い箱を看板として取付ることで調和ではなく違和感として悪目立ちしていたように感じる。
この特殊な環境因子を上手く空間に落とし込む事はできないだろうかと考えた。

人通りの視線は流れるような動的、人だまりの視線は踏切で待つ静的である。
この二つの視線に対応するためにファサードには二つのギミックを考えた。

動的視線に対しては人工的な変化
静的視線に対しては自然的な変化が

産まれるようにファサードをデザインしている。

奥に細長い空間の特性をポジティブにとらえ、それをより強調するためにエントランスから奥まで細長い道を作るプランを考えた。
その道から人々は様々なサロンの機能的な空間へと進んでいく。

建築家によるテキストより
塩塚隆生アトリエによる、大分の事務所「柳井電機工業中津オフィス」の写真と図面

塩塚隆生アトリエのウェブサイトに、大分の事務所「柳井電機工業中津オフィス」の写真と図面が掲載されています。

社会インフラ関連事業を営む企業の支店オフィスの改装計画。鉄骨造2階建ての1階部分をワンルームのオフィスとして改装し、2階は既存のまま会議室や更衣室として利用する。15Mx11Mのコンパクトな平面形状を活かして、まわりの環境と連動した執務空間をつくろうとした。敷地は、田園風景の中に溜め池やクリークが巡らされた瀬戸内海に面した平野にあり、そうした穏やかで開かれた自然環境が空間の質として感じられるようにしようとした。まず、これまでは会議室でふさがれていた、南西方向にある大きな桜の木への眺望を取り込むことで、全方向に開口された明るく風通しの良い状態をつくろうとした。水回りの位置は変えずに既存の内装材を撤去し、現れた鉄骨の躯体・天井のデッキプレートはシルバーペイント、外周まわりの壁面はグレーで塗装、接客エリアの床は既存土間コンクリートのまま、執務エリアはOAフロア現しとするなど、床・壁・天井が窓で切り取られた風景や持ち込まれる家具や人の背景となるような色調・素材を選んだ。また、水回りを囲む壁面はホワイトボードシート仕上げ、2階への階段まわりは中空ポリカーボネート板の可動壁とし、空間を分節する新たな設えには機能を付加することで空間にアクティブな影響をもたらすようにした。受付・打ち合わせを兼ねたハイカウンターや水回りのユニット、デスクやスタッフラウンジを囲うバンク、これらは室内を巡る光や風の流れを促すように、流動的で有機的な並置・形状としている。それによって人の動きが促され、部署を超えた情報の交換や業務への対応、来客との交流、執務と休憩のオン/オフのスムースな切り替えなど、オフィスにポジティブな変化をもたらすと考えた。現しになった柱・梁に沿って設けたラワン合板によるモールディングは、その流動的な執務空間の秩序、活動のための補助線となっている。

森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗
森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所による、東日本の住宅「L-house」 photo©西川公朗

森田悠紀 / 森田悠紀建築設計事務所が設計した、東日本の住宅「L-house」です。

とある郊外に建つ住宅である。周辺には僅かに畑が残り、長閑な雰囲気が感じられる環境であった。

2台分の駐車場を確保するという条件と、解体を行なった既存家屋の半地下駐車場の範囲について、地盤を考慮し庭として計画することにより、コンパクトな庭を囲むL字型の配置・平面計画となった。

1階では庭を囲む様にダイニング、リビング・和室を配置し、アプローチを含めて庭を3方向から眺めることが出来る。また、高度斜線による高さ方向の制限に対して、キッチン及びリビング・和室の床の高さを下げることで天井高さの確保と、スケールの変化を生み出した。このことにより、それぞれの場所がL字型のワンルームの一部でありながらも、異なるスケールと庭への眺めを持つ居場所となる。

建築家によるテキストより
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・前編 「まずモノクロームから考えてみる」
日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第2回 藤原徹平・前編 「まずモノクロームから考えてみる」

本記事は学生国際コンペ「AYDA2020」を主催する「日本ペイント」と建築ウェブメディア「architecturephoto」のコラボレーションによる特別連載企画です。4人の建築家・デザイナー・色彩計画家による、「色」についてのエッセイを読者の皆様にお届けします。第2回目は建築家の藤原徹平氏に色彩をめぐる思考について綴っていただきました。

 
まずモノクロームから考えてみる

text:藤原徹平

 
 
両親が映画好きだったから、家のテレビではよく小津安二郎や黒澤明といった巨匠のモノクロームの映画がかかっていた。モノクロームの映画は、水墨画を見るような面白さがあって、ドラマを追うというよりも画面をボウっと見ること自体に気持ちよさがあった。
 
モノクロームの映像では色の情報がなくなり、明度だけの表現になるため、人間の認識は光の濃淡、粒度、速度などに集中していく。光は波であり粒子でもある。人間にとって、色とは光の波を認識する信号だから、色のないモノクロームで見ることとは、光の粒子としての性質だけを見るラディカルな方法となる。

実際に小津安二郎や黒澤明のモノクローム映画を見ると、画面に映るものが非常に大胆だが、それはモノクロームのラディカルさ故かもしれない。
例えば小津の『東京物語』(1953年)では、タイトルバックで麻布のようなものを映している。これがカラー映画であればあまりにも貧相で成り立たないだろう。しかしモノクロームでは、麻のテクスチュアが美しい光の濃淡を生み出す道具として機能しており、どこか現代美術のようでもあるし、本の装丁のような上品さも感じる。文学作品のような静かさにごまかされてなかなか気づかないが、小津の構図やカット割は、いつも思い切りがよい。小津の大胆さはあれこれ迷わないところにあると言えるが、自分で決めたカメラの原理を徹底して貫いていくことと、モノクロームであることとが相まって俳句のような形式美が生まれている。
 
光のテクスチュアという視点で見ると、黒澤明のモノクロームの扱いは小津とは対照的で、形式美というよりも現象的な面白さがある。黒澤映画はなんといっても雨のシーンの迫力が抜きん出て凄い。その代表的なものに『七人の侍』(1954年)があるが、モノクロームの暗い画面では、光を反射する雨粒は白い輪郭を持つため、画面全体が雨によって白く靄がかかる感じになる。膨大な量の水をつかって撮影しているが、雨の形や速度が白い輪郭の波として映り込んでおり、それらの光の粒の動きに見惚れているといつのまにか画面に引き込まれてしまう。
 
カラーの映画が当たり前になってからも、あえてモノクロームで、光の粒の動きを撮ろうという映画監督もいる。最近では三宅唱監督が2010年公開の長編デビュー作『やくたたず』をモノクロームで撮っている。この映画は冬の札幌を舞台にしているのだが、わざわざモノクロームで撮ろうというだけあって、画面の美しさは際立っている。高校生の真っ黒な学ラン、冬景色の札幌、吹雪、冬の北海道の海景色、ドラム缶のたき火、それらすべてが光のテクスチュアとして記録されている。

麻生征太郎建築設計による、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」
麻生征太郎建築設計による、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」 photo©朴の木写真室(木村昴貴)
麻生征太郎建築設計による、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」 photo©朴の木写真室(木村昴貴)
麻生征太郎建築設計による、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」 photo©朴の木写真室(木村昴貴)

麻生征太郎建築設計が設計した、愛知・岡崎市の、木造平屋住宅の改修「岡崎の住宅」です。

木造平屋住宅の改修計画である。

施主は70代の夫婦。
40年前にこの住宅を建てたが、現在は別の住まいで暮らし、この場所は夫婦が営む、近所の子供達を対象としたピアノ教室、書道教室として使っている。

教室を続けながら、再びこの家で暮らすことを考え、部分的な間取りの変更、仕上げ・住設機器の一新を要望された。玄関から直接つながる西側の2室は、既存のまま書道教室として使い、東半分が今回の計画対象となった。躯体の状態が良かったこともあり、そこには手を入れず、間仕切り・仕上げの位置を調整することでプランをつくっていくことになった。

敷地周辺は住宅が建ち並んでいるが、都心ほど建て詰まっている訳ではなく、既存住宅が持つ開口部は、どの立面においても有効に機能しているように思われた。それら開口部からの光や風が、開口を持つ部屋だけでなく、隣り合う部屋、建物全体で感じられるように、部屋の出入り口や壁の位置を調整していった。

建築家によるテキストより
園田慎二 / SSAによる、群馬・高崎市の、既存ビルを改修したアートギャラリー「rin art association」
園田慎二 / SSAによる、群馬・高崎市の、既存ビルを改修したアートギャラリー「rin art association」 photo©Shinya Kigure
園田慎二 / SSAによる、群馬・高崎市の、既存ビルを改修したアートギャラリー「rin art association」 photo©SSA
園田慎二 / SSAによる、群馬・高崎市の、既存ビルを改修したアートギャラリー「rin art association」 photo©Anna Nagai

園田慎二 / SSAが設計した、群馬・高崎市の、既存ビルを改修したアートギャラリー「rin art association」です。

群馬県高崎市の現代美術を扱うアートギャラリーの計画である。もとは3階建てのほぼ立方体ヴォリュームで、周辺に向けて均等に窓のある綺麗な立面の事務所ビルである。それを全面的に改修し、3つの異なる空間をもったギャラリーへと変容させた。

展示スペースへ至る出入口には、白い塗装で一様に仕上げられた空間に対して、硬く冷たい人工大理石の三方枠を結界として設けた。また、外壁サッシの額縁には、ガルバリウム鋼板の額縁を設けることで、ブラインドの隙間から漏れる外光は、結晶粒による模様に反射し室内に滲み出る。枠の奥行や素材が、壁の厚みを示し、更には部屋とその外側との「距離」を示す。そのようにして、展示スペースと、その外側との距離を、建具枠を通して推し量ることができる。

最上階では、屋根の一部をくりぬき、塔屋を設け、ハイサイドからの明かりを取り込むようにした。塔屋内の曲面天井を通じて、光は柔らかく拡散する。展示壁に向き合う際に、視線からほんの少し遠い頭上から、明かりが静かに部屋に注ぐ。感じられる外部と部屋とのあいだに一定の距離を保つような採光とした。

建築家によるテキストより
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」アトリエ photo©黒坂明美
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」三方枠。 photo©中村絵
萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioによる、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」寝室。 photo©中村絵

萬玉直子+鎌谷潤 / b-side studioが設計した、東京・世田谷区の、集合住宅の住戸改修「北沢のリノベーション」です。

世田谷の閑静な住宅街にある築 50 年の自邸マンションのリノベーションである。

標準の住戸スパンに合わせて耐力壁があるラーメン構造で、この住戸では全体の空間を 1:2 で分割するように耐力壁が位置している。その両空間をつなぐのは 幅900 mmの開口のみという特殊な構成であった。50㎡の西の空間は、バルコニーに面して南面にのみ開口がある一方、30㎡の東の空間は南・東・北面に開口があり、東に隣接してテラスがある。その両空間の光、風、熱環境の強いコントラストが印象的であった。

そこで、そのコンテクストをもとに、西の空間に LDK・水回り・寝室等の生活する上での最低限の機能をすべて集約し、東の空間は棚と机だけを用意した。

それぞれの空間を〈A 面〉〈B 面〉と呼ぶこととした。

仕上げも対比的で〈A 面〉は床をウールカーペット、壁・天井は躯体を白色に塗り上げ、一部タイルを施し解像度の高いインテリアとしたのに比べ、〈B 面〉は床にフレキ、壁は既存プラスターをサンダー掛けするにとどめ、天井はクロスを剥がしたままであっけらかんとしている。

両空間をつなぐ開口部には奥行き850mmのゲートを施し、空間として連続させながら、体験的、視覚的に緩やかに分節した。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/9/14-9/20]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/9/14-9/20]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/9/14-9/20)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 山本周+小林栄範による、石川・金沢市の、既存建物を“掃除”することで生き生きとした場を生み出した建築プロジェクト「問屋町の大掃除」と、そのプロセスと考え方を綴った論考「リノベーションからの脱線」
  2. 日本ペイント×architecturephotoコラボレーション企画 “色彩にまつわる設計手法” / 第1回 中山英之・後編「『塗られなかった壁』が生まれるとき」
  3. 平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所による、東京の住宅「重箱ハウス」
  4. 隈研吾がスノーピーク社の為に設計した、長野・白馬村の商業施設「snowpeak LANDSTATION HAKUBA」の写真。ショップ、レストラン、カフェと屋外アクティビティを一体化した施設
  5. 杉山幸一郎による連載エッセイ “For The Architectural Innocent” 第6回「タイムスリップ / 木の風船」
  6. iartによる、クリスト&ガンテンバイン設計のバーゼル美術館のメディアウォールの動画。レンガ壁の窪みにLEDを仕込むことでマッシブな表情のファサードに軽やかな動きを追加
  7. 杉山幸一郎による、ドローイングとオブジェクトの作品群「Line & Fill」
  8. 中川宏文+O.F.D.A.+東京理科大学坂牛研究室による、山梨・富士吉田市の、塀「optical drops」
  9. スミルハン・ラディックによる、チリの国立公園近くに建つ住宅「Prism House + Terrace Room」の写真と図面。三角形のヴォリュームをデッキスペースを挟み2つ配置した構成が特徴的
  10. 日高啓道 / まほろば設計、増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・世田谷区の「オフィスリノベーション 駒沢」
  11. フォスター+パートナーズによる、シンガポールの、アップルの新店舗「Apple Marina Bay Sands」
  12. 花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」
  13. 「葛西臨海水族園、既存建物を利活用 東京都が方針」(日本経済新聞)
  14. 元木大輔 / DDAAによる、アアルトのスツールとそのジェネリック品を改変する100パターンのアイデアをリリースするプロジェクト「Hackability of The Stool」
  15. 中本尋之 / FATHOMによる、広島・呉市の、花店のファサード改修「FLORIST NAKAMURA」
  16. 加藤直樹 / N.A.Oによる、千葉・館山市の住宅「HOUSE-K」
  17. “建築と今” / no.0001「青木淳」
  18. 長坂常 / スキーマ建築計画が改修を手掛けた、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」
  19. 宮川清志 / SESNによる、東京・新宿区のアパレルショップ「MURUA」
  20. 丹下健三、グロピウスと共同制作した桂離宮の書籍などでも建築業界で知られている写真家 石元泰博の、東京オペラシティ アートギャラリーでの回顧展「石元泰博写真展 伝統と近代」をプレビュー

村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集中。賞金総額は約150万円
村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワードが、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集中。賞金総額は約150万円

村上徹・宮森洋一郎・山澤達義・前田圭介が審査する中国電力主催のアワード「ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト2020」が、新築住宅部門・リフォーム住宅部門・学生部門の応募作品を募集しています。賞金総額は157万円です。応募締切は2020年11月30日※当日消印有効
新築住宅部門・リフォーム住宅部門は、応募用紙に「作品の平面図と完成写真・カラープリント等」を貼り付けることで提出が可能。学生部門は、A2用紙(横)片面1枚に「配置図、平面図、断面図、その他設計意図を自由に表現した図面にコンセプト(主旨)を添えて提出学生部門は全国からの応募が可能)。

募集テーマ:家族で築く新たな住まい

新しい環境、新しい時代に 家族の個性が溢れ新たな世界がひろがる そんなアイデアがつまった作品を募集します。

応募条件

新築住宅部門・リフォーム住宅部門
①応募者は、設計または建築した個人および法人とします。
②応募作品は、給湯・厨房・空調などにエコキュートなどの高効率機器を採用した戸建住宅および集合住宅(電化住宅に限定しない)とし、原則として2018年1月1日~2020年10月31日の期間に、当社サービス区域内(首都圏を除く)で竣工した作品とします(こちらのページに対象地域の住所が掲載されています)。ただし、過去の当コンテストに応募された作品は対象外。

※応募作品については、中国電力の広報活動の中で紹介する場合があるため、応募者はあらかじめ施主を含む全関係者の同意を得てからの応募を条件とします。また、応募作品に事実と相違していることが判明した場合、失格とする場合があります。

学生部門
①応募者は2020年4月1日時点で、大学院、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校(各種学校)等に在籍する学生の個人またはグループ(上限3名)とします。
②応募作品は、未発表作品とし、過去の当コンテストに応募された作品は対象外。

応募作品については中国電力の広報活動の中で紹介する場合があるため、応募者はあらかじめ了承したうえでの応募を条件とします。

安藤忠雄へのインタビュー『「お金は社会に還元して死ぬ」――「暴走族」安藤忠雄79歳、規格外の人生』が公開。過去の経歴から現在の社会貢献活動までを語る

安藤忠雄へのインタビュー『「お金は社会に還元して死ぬ」――「暴走族」安藤忠雄79歳、規格外の人生』がYahoo!ニュースに掲載されています。過去の経歴から現在の社会貢献活動までを語っています。リンク先に約30分の動画も掲載されています。

岡部憲明が2019年12月に行った講演の内容が公開。ピアノ&ロジャース在籍時代に関わったポンピドゥー・センターでの経験などを語る

岡部憲明が2019年12月に行った講演の内容が公開されています。ピアノ&ロジャース在籍時代に関わったポンピドゥー・センター(1977竣工)での経験などを語っています。イベントの情報はこちらにページに

隈研吾がスノーピーク社の為に設計した、長野・白馬村の商業施設「snowpeak LANDSTATION HAKUBA」の写真。ショップ、レストラン、カフェと屋外アクティビティを一体化した施設

隈研吾のウェブサイトに、スノーピーク社の為に設計した、長野・白馬村の商業施設「snowpeak LANDSTATION HAKUBA」の写真が13枚掲載されています。ショップ、レストラン、カフェと屋外アクティビティを一体化した施設。

新しいアウトドアライフを提案するスノーピークと、長野県白馬村の地域おこしを目指し、ショップ、レストラン、カフェ、と屋外アクティビティを一体化した「野遊び」の拠点をつくった。敷地の森には木のトレーラーハウス「住箱」が設置され、キャンプやグランピングも楽しめる。
白馬三山のシルエットを意識した大屋根を作り、木の枝や雪の結晶をイメージし、ヒノキの小径木を用いた木組みをデザインした。タープに用いられるファブリックを使って空間を分節し、壁には皮付きの木ルーバーを並べ、室内にいながら「野遊び」を味わえる空間を作った。

花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」
花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」 photo©益永研司写真事務所
花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」 photo©益永研司写真事務所
花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」 photo©益永研司写真事務所

花本大作建築設計事務所が設計した、広島・呉市の、動物病院付住宅「三芦の家」です。

今後の展望を見通すことが出来ない計画道路用地と国道に挟まれ、その周囲には住宅街が広がる敷地に建つ動物病院付住宅である。

小さな必要諸室を連結させた動物病院部分の平面構成や人工照明による均質で安定した環境と対比させたおおらかで光の変化を微細に感じられる住空間、動物病院として際立たせ生活感を消した外観、院内から生じる動物の鳴き声と車の往来による騒音への配慮が求められた。

そのため、この住宅においては建築を構成する床、壁、天井に現れる明度の差を意識的にとることから空間を構成し、その各面に現れる抽象化された自然光を享受することを考えた。また、病院として正面性を与えるために設けた開口部以外はほぼ同形状とし、必要最低限の窓を不規則に配置することで住宅としての匿名性を確保し、内外部から生じる音に対する問題にも配慮した。

建築家によるテキストより

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