ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る 鳥瞰、全景 photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る 俯瞰、全景 photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る 俯瞰、全景 photo courtesy CRLand
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る スタジアム photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」。スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設。伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案。デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図る スタジアム photo©Seilaojiong
ザハ・ハディド・アーキテクツ による、中国・広州の「グレーターベイエリア・スポーツセンター」です。
スタジアム・アリーナ・水泳場からなる施設です。建築家は、伝統的な帆船や扇子を参照して、流線形の外装と層状の屋根を特徴とする建築を考案しました。また、デジタル技術に加えて土着的建築の概念も取入れて日射遮蔽や自然換気の最適化を図っています。
アーキテクチャーフォトでは、本建築の建設中の様子も特集記事として掲載 しています。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
グレーターベイエリア・スポーツセンターが初のイベントを開催
中国・南沙
グレーターベイエリア・スポーツセンターは、2025年12月5日から始まる4回の完売コンサートによって、初の大規模イベントを開催します。
この新しいスポーツセンターは、広州、深セン、香港、マカオを含む珠江デルタ内の都市に対応しており、これらはグレーターベイエリアを構成しています。グレーターベイエリアは世界最大の都市圏であり、その人口は2030年までに1億人に達すると見込まれています。
広州市南沙区の南部、三角州の西岸に位置するこのスポーツセンターは、グレーターベイエリアの中心部において、新たな行政、ビジネス、住宅エリアの核となります。
地域住民に最高水準のスポーツ施設を提供するこのセンターは、主要な国内外のスポーツイベントや文化公演の多様なプログラムを開催できるように設計されています。これらは、広州地下鉄18号線や新設の深セン・中山ブリッジを利用することで、グレーターベイエリアのすべての住民が容易にアクセスできます。
南沙の地元の学校やスポーツクラブが利用できる優れた施設を提供することに加えて、このセンターは中国の地域および国家レベルで進行中のスポーツ振興プログラムを継続します。すべての陸上競技に参加する選手を含む競技アスリートに不可欠なインフラを提供するこのセンターは、南沙の温暖な冬の気候を活かした設計となっており、将来の遺産を築くための理想的な屋外トレーニング施設と環境をつくりだしています。
このセンターの70ヘクタールの公園は、南沙の住民に川沿いでスポーツやレクリエーションのための多様な造園空間を提供するとともに、6万人収容のスタジアム、バスケットボールなどの屋内イベント用の2万人収容アリーナ、さらにトレーニングや競技のための50メートルプールと飛び込み用プールを備えた4,000人収容のアクアティックセンターを備えています。
このスポーツセンターは、選手用宿泊施設をはじめ、屋外トレーニングピッチやランニングトラックなどの充実した支援施設も備えており、地域の若い世代の健康増進を目的に、学校でのスポーツ参加を促進する地方政府のプログラムを支援します。
広東省の亜熱帯モンスーン気候に位置するこの70ヘクタールのウォーターフロントパークは、地域の洪水対策の重要な要素として設計されており、極端な海面変動時に過剰な水を調整する湿地を含む予定です。このセンターの建築の流れるような形状は、約千年前の宋代に初めて設計された、この地域の伝統的な帆船の船体に明確に見て取れる先細りの形状を反映しています。これらの歴史的な船は、珠江を中国の世界への玄関口として確立しました。