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MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情」の会場写真。オランダの国立博物館で開催。思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成
MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情」の会場写真。オランダの国立博物館で開催。思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成 photo©Demone
MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情」の会場写真。オランダの国立博物館で開催。思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成 photo©Ossip van Duivenbode
MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情」の会場写真。オランダの国立博物館で開催。思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成 photo©Ossip van Duivenbode
MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情」の会場写真。オランダの国立博物館で開催。思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成 photo©Arch Exist

MADのマ・ヤンソンによる建築展「建築と感情(Architecture and Emotion)」の会場写真です。
オランダの国立博物館で開催されています。建築家とキュレーターは、思想や制作手法への理解を促す為に、7つの章“中国におけるMAD・アブソリュート・タワーズ・山水都市・具現化された自然・重層的な未来・つながる風景・MADの人々”で構成された展示を考案しました。会期は、2025年10月12日まで。展示の公式ページはこちら


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

マ・ヤンソン:建築と感情
個展がオランダのニューウェ・インスティテュートで開幕

「マ・ヤンソン:建築と感情」は、2025年5月16日にオランダのニューウェ・インスティテュートで開幕しました。ニューウェ・インスティテュートは、建築、デザイン、デジタル文化を扱うオランダの国立博物館であり、展示、調査、公共プログラムを通じて新しいアイデアの可能性を探求することに取り組んでいます。

この展覧会は、MADにとってオランダで初めての個展となります。マ・ヤンソン、ダン・チュン(Dang Qun)、早野洋介の主導で、MADはこの展覧会をニューウェ・インスティテュートとの共同の取り組みとして開催しています。この展覧会は、ニューウェ・インスティテュートの総合芸術ディレクターであるアリック・チェン(Aric Chen)が、タイン・ファン・デ・ウェイデフェン(Tijn van de Wijdeven)およびエミリー・ワインス(Emily Wijns)と共にキュレーションを担当しています。

2004年に設立されたMADは、人間、自然、そして建築環境との関係を再考することに取り組み、現代建築の限界を常に押し広げています。MADの作品は機能性を超え、空間デザインを通じて深く共鳴する体験と感情的なつながりを生み出すことを目指しています。

「この展覧会は、モダニズムやグローバリゼーションへの批評から、MADのデザイン言語の探求、住宅での暮らしやアートインスタレーションから大規模な文化・商業プロジェクトに至るまで、さまざまな視点からMADの実践にアプローチしています。これにより、マ・ヤンソンとMADの思想や制作手法に、来場者がより近づけるようになっています」と、ニューウェ・インスティテュートの総合芸術ディレクターであるアリック・チェンは語っています。「建築模型、美術作品、マルチメディアによる空間的なプレゼンテーションを通して、来場者はMADがどのように建築を用いて感情を呼び起こし、環境に応答しているかを体験することができます」

マ・ヤンソンは次のように付け加えました。「この展覧会が、来場者をMADにより近づけ、私たちの仕事への理解を深める機会となることを願っています。私たちは想像力を通じて、都市と建築に常に新たな命と活力を吹き込み、人々が自然、時間、そして世界との関係を再考するよう促してきました」

この展覧会は7つの章で構成されており、それぞれがMADの建築実践と研究における決定的な瞬間を軸としています。

・中国におけるMAD
・アブソリュート・タワーズ
・山水都市
・具現化された自然
・重層的な未来
・つながる風景
・MADの人々

27の建築および芸術作品を詳細に調査することを通じて、キュレーターたちは、MADのデザイン哲学の進化と、その発展を形作ってきた重層的な概念的アイデアをたどっています。

【ap job更新】 住宅の設計施工を中心に手掛け、コンドミニアムやヴィラの開発にも取組む「前田工務店」が、意匠設計と現場管理のスタッフ(経験者・既卒)を募集中
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住宅の設計施工を中心に手掛け、コンドミニアムやヴィラの開発にも取組む「前田工務店」の、意匠設計と現場管理のスタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

私たちはこれまで、単に美しいだけでなく、そこで暮らす人が「心豊かな時間を過ごせる家」をコンセプトに一般住宅を中心に約100棟程度の設計施工を手掛けてきました。

お客様からは「また建てるなら同じ家を建てたい」という嬉しいお言葉も多数いただきます。

昨年、完成した自邸での暮らしを通じて、「毎日過ごす住宅という環境が、どれだけ私達の心や人生を支えてくれるか」その影響の大きさを改めて実感しています。
現在、私たちはこれまで培った経験を活かし、一般住宅の枠を超え、コンドミニアムやヴィラの開発にも着手しています。この新たなステージに共に挑戦していただける仲間を募集します。

建築を通じてお客様や仲間の喜びに貢献することで、建築デザインだけでなく、報酬だけでもなく、その両面を手にし自分自身の建築人生をより豊かなものにしていきたいと考える方からのご応募を心よりお待ちしています。

宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」。商業施設内の人々が利用する空間の改修。食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置。計画の前段として当事者を集めたWSも実施
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」。商業施設内の人々が利用する空間の改修。食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置。計画の前段として当事者を集めたWSも実施「LIVELY」エリア、階段状の家具、厨房側を隠す役割とイベント時のステージの役割を担う。 photo©Yikin HYO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」。商業施設内の人々が利用する空間の改修。食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置。計画の前段として当事者を集めたWSも実施「LIVELY」エリア、開口部側からエントランス側を見る。 photo©Yikin HYO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」。商業施設内の人々が利用する空間の改修。食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置。計画の前段として当事者を集めたWSも実施「COZY」エリア photo©Yikin HYO
宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」。商業施設内の人々が利用する空間の改修。食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置。計画の前段として当事者を集めたWSも実施「CHATTY」エリア、ファミレス席 photo©Yikin HYO

宮崎晃吉 / HAGISOによる、東京・足立区の「ルミネ北千住 社員食堂」です。
商業施設内の人々が利用する空間の改修です。建築家は、食事の場を超えた“意欲が向上する”存在を求め、性格の異なる3つのエリアをつくり“活動を誘発する”個性的な家具を配置しました。また、計画の前段として当事者を集めたWSも実施されました。

ショッピングセンター、ルミネ北千住にある社員食堂のリニューアル。

本社員食堂は、ルミネで働く店舗スタッフや施設管理・営業を行うスタッフ、清掃スタッフなどの食事・休憩スペースとして利用されてきた。荒川が一望できる眺望と、リーズナブルで栄養バランスに配慮した食事を提供する食堂は人気ではあったが、内装は、老朽化と場当たり的に行われてきた改修により、統一感を欠き望ましい環境ではなかった。

また、施設管理をする施主側には、単に食事をする場所以上の使われ方を生み出すことで、働く人たちのモチベーションの向上や定着率を高め、店舗間のコラボレーションなどが生まれる雰囲気を醸成したい狙いもあった。

建築家によるテキストより

限られた設計・施工期間ではあったものの、まず施設利用当事者であり、今後企画運営も担う営業部社員を集め、自分たちの想像する利用シーンを拡張していくためのワークショップを行った。

ワークショップは事前にHAGISOの設計スタッフが食堂の現状の使われ方を丸一日現地で観察・記録した上で、様々なアイデアをアイデアカードとして用意し、その組み合わせをディスカッションする形で行われた。利用者であり企画者である参加者が数多あるアイデアカードから必要なカードを選び、レイアウトを想像していくことで当事者意識が高まっていく。

また、当初は設計範囲外であった食堂隣の室も、境界の間仕切壁を撤去することで、3つの室空間が連続的につながることになった。
ここまでの検討を通じて、家具レベルでの個別のアクティビティと、3つの室が群としてそれらを包含するエリアになりうることが見えてきた。

建築家によるテキストより

レイアウトはまず、荒川を一望できる明るくて広い中心エリアを「Lively」、自動販売機やファミレス席のあるエリアを「Chatty」、比較的自然光が届きにくく天井高が低いエリアを「Cozy」と名付け、それぞれのエリアの性格付けを明確に区別した。

「Lively」はアクティブな活動を想定したエリア。固定家具は室の際に集約し、可動でスタッキングできる家具を中心に選定している。階段状の家具は厨房側を隠す役割と、イベント時のステージとなることを意図した。

「Chatty」は気兼ねなくおしゃべりができる複数人での利用を想定したエリア。前述のファミレス席や、Livelyとの境界をまたぐかたちで配置されたビッグテーブル、スタイリング撮影が行えるフォトブースなどを用意。

「Cozy」は他とは対称的で一人用の静かなリラックスエリア。照度を抑え、壁際に並ぶソファベンチは一人ずつ袖壁で仕切ることで他者を気にせずリラックスできる。中央のロングテーブルもデスクライトによって視線を切りつつ、集中力を高める働きがある。

これら3つの性格の異なるエリアがゆるやかに場のトーンを作り出しながら、個性的な家具たちが具体的なアクティビティを誘発する。食堂として多様な過ごし方を受け入れつつ、食堂以上の場になるきっかけを仕掛けていった。

建築家によるテキストより
天然由来の亜鉛が持つ質感に注目した、ローバルの塗料「塗る亜鉛テクスチャー」の特設サイトが公開。重厚な金属感が陰影をつくり出して“平面に立体的な奥行き”を表現。木・石・プラスチック等にも塗布が可能。風合いの確認ができる“特製サンプル”のプレゼントも実施中
天然由来の亜鉛が持つ質感に注目した、ローバルの塗料「塗る亜鉛テクスチャー」の特設サイトが公開。重厚な金属感が陰影をつくり出して“平面に立体的な奥行き”を表現。木・石・プラスチック等にも塗布が可能。風合いの確認ができる“特製サンプル”のプレゼントも実施中 image courtesy of ローバル株式会社
天然由来の亜鉛が持つ質感に注目した、ローバルの塗料「塗る亜鉛テクスチャー」の特設サイトが公開。重厚な金属感が陰影をつくり出して“平面に立体的な奥行き”を表現。木・石・プラスチック等にも塗布が可能。風合いの確認ができる“特製サンプル”のプレゼントも実施中若杉グランドビル地下駐輪場(WGP)、設計:アートアンドクラフト+佐藤伸也建築設計事務所 撮影:増田好郎、photo courtesy of ローバル株式会社

天然由来の亜鉛が持つ質感や意匠性に注目した、ローバルの塗料「塗る亜鉛テクスチャー」の特設サイトが公開されています。
重厚な金属感が陰影をつくり出して“平面に立体的な奥行き”を表現します。そして、木・石・プラスチック等にも塗布が可能です。また、風合いの確認ができる“特製サンプル”のプレゼントも実施しています
「塗る亜鉛テクスチャー」の特製サンプルの申込はこちらから。【ap・ad】

亜鉛を塗る新感覚のコーティング。

天然由来の亜鉛が持つ質感や意匠性に注目した新しいコンセプトの製品『塗る亜鉛テクスチャー』が誕生しました。

まるで素材がそのまま塗られているような質感。
塗り重ねることで、見る角度によって変わる独特な陰影をつくり出し平面に立体的な奥行きを表現できます。

鉄や亜鉛めっきだけでなく、木や石、プラスチックなどにも塗装でき亜鉛が持つ落ち着いた金属感を塗布することが可能です。

鋼板でしか得られないような重厚な金属感は木材や周辺の自然の豊かな緑とも調和します。

亜鉛という天然のテクスチャーが持つ意匠性は空間を演出する素材としてイマジネーションをかきたてます

以下に、建築家の採用事例と製品写真を掲載します。

熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案外観、南側の道路より見る。夕景 photo©Yukinori Okamura
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案外観、南側の道路より見る。 photo©Yukinori Okamura
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案外観、敷地内の南西側より見る。 photo©Yukinori Okamura
熊木英雄 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」。倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画。機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向。ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案貨物仕分けエリアより倉庫側を見る。 photo©Yukinori Okamura

熊木英雄 / オーガニックデザインが設計した、埼玉・戸田市の倉庫「SASAME Depo」です。
倉庫や工場が“日常的な景観”の街での計画です。建築家は、機能を重視して無機質な建物が溢れる状況に対し、新たな故郷の景色として“記憶に残る”存在を志向しました。そして、ファサードに“木組み”を配した“温もり”を感じさせる建築を考案しました。

倉庫を地場産業としている地域の「景観」を見直し、倉庫を利用していないこの地に住む人々に、「場の記憶」になるような倉庫のデザインを試みました。
周辺の既存倉庫は機能のみのデザインで溢れ、人々に対し排他的・無機質に閉じており、それ故、愛想のない街並みを繰り広げてきました。そこを変えることで新しい価値がこの地域にもたらされることを目指しました。

建築家によるテキストより

当該敷地は、首都高速道路の北端IC、外環自動車道IC、バイパスに隣接する、物流に適した利便性の高い立地に位置している。
この立地は、物流輸送の要所であるとともに、市民が高速道路から市内住宅地へアクセスする際の主要な出入口でもある。

地域の歴史を振り返ると、1960年代以降、東京都に隣接する地の利を活かして、倉庫物流業が地場産業として発展してきた。一方、1985年以降には急激な住居地域化が進み、倉庫と住宅地が隣接する状況が生まれた。市民にとって、倉庫や工場群は日常的な景観でありながら、その無機質な外観から、「誇れるものではない」と認識されてきた。

しかし、倉庫群は地域に暮らす人々にとって、潜在的な故郷の風景の一部でもある。
家族や学校行事で移動する際、帰路で目にすると「地元に帰ってきた」と感じさせるのは、この倉庫群なのである。

建築家によるテキストより

本プロジェクトでは、これまでの倉庫建物の様相を継承しつつ、市民の心に残る故郷の風景を創出することを目指した。
具体的には、温もりや親しみを感じさせる杉材を使用した木組みを採用し、新たな故郷の景色として記憶に残るシンボルを目指している。
つまりこの倉庫を利用していない人に対してのデザインでもある。ただこの木組みは、荷解き場に木漏れ日をもたらし、倉庫利用者に明るさ調節とともに柔らかな印象を与える効果も考慮されている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/6/9-6/15]
最も注目を集めたトピックス[期間:2025/6/9-6/15]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2025/6/9-6/15)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案
  2. 佐藤オオキの総合プロデュースと日建設計の建築デザインによる、大阪・関西万博の「日本館」。“いのちと、いのちの、あいだに”をテーマとする施設。“いのちのリレー”の体現を求め、CLTを雁行させながら円環状に無数に反復させる建築を考案
  3. リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
  4. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  5. 宇野享+良知康晴 / CAnによる、愛知・名古屋市の「焼肉 三國」。既存の2店舗を新築で統合する計画。面積の最大化に加えて将来の賃貸利用も想定し、視界が広がり複数の空間を確保できる“スキップフロア”の建築を考案。雰囲気の継承を意図して内装はラフで簡素な仕上げとする
  6. パナソニックが、「USBコンセント」体感セットのプレゼント企画を実施中。多数の人が利用する場所でも安心の耐久性を備え、インバウンド需要にも対応する世界共通規格
  7. 関本竜太 / リオタデザインによる、埼玉・川越市の「越屋根の家」。地域から失われつつある農家住宅の建替え計画。新しくも“昔から建っていた”佇まいを目指し、“低いプロポーション”と“越屋根”を特徴とする建築を考案。縁側と土間で内外を繋げて休憩や交流の場とする
  8. 坂茂建築設計による、スイス・ビールの「オメガ・スウォッチ本社 (スウォッチ本社/Cité du Temps/オメガファクトリー)」
  9. ディラー・スコフィディオ+レンフロによる、ロンドンの「V&A イースト・ストアハウス」。美術品の収蔵と公開を行う施設。画期的な“新しい博物館体験”を求め、吹抜のホールを“保存用ラック”が取り囲む構成を考案。ラックの端や側面には頻繁に作品が入れ替わる“ミニ展示”のスペースも備える
  10. 尾﨑龍一と吉田佑介による、埼玉・入間市の「機設工事本社屋」。重量物の搬入や据付を行う企業の為に計画。現場のバックオフィスとしての社屋の在り方を追求し、“流動性の中に拠点性を見つける”ような空間を志向。部位のヒエラルキーや材料の象徴性を慎重に剥ぎ取り造り上げる
  11. arbolとアシタカ建築設計室による、兵庫・西宮市の「夙川の家」。四方を隣家に囲まれた旗竿地での計画。外に開くことが難しい条件に対し、周囲から内部を切り離して“独立した世界”を構築する設計を志向。閉じた箱ながら中庭とドーム状空間で自然と四季の導入も可能にする
  12. 「第38回 福岡県 美しいまちづくり建築賞」の応募受付が開始。県が主催する歴史あるアワード。県内にあり使用中で10年前から応募時までに竣工した建物を対象。“住宅”と“一般建築”の二部門で大賞と優秀賞等を選定
  13. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
  14. 崔愷による、大阪・関西万博の「中国パビリオン」。“自然と共に生きるコミュニティの構築”をテーマとする施設。歴史と文明発展を伝える存在として、古代の知識の運び手“竹簡”から着想を得た建築を考案。細長い敷地を魅力的な庭園の様な展示ルートに変貌させる
  15. ヘザウィック・スタジオによる、イギリス・ロンドンのオフィス「メイキング・ハウス」。既存建物を改修したデザイナー自身の事務所。ものづくりの喜びを共有する場所を求め、“自分たちを街に開く方法”としての空間を志向。大きな窓から人々が“活気に満ちた実験的な世界”を垣間見れるようにする
  16. ピタゴラスイッチ等の創作で知られる、佐藤雅彦の展覧会の入場チケットをプレゼント。横浜美術館で開催。多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的な“作り方”を紐解く内容。ピタゴラ装置の実物も展示
  17. 防蟻防腐処理した木材の施工事例を見学する、意匠設計者向けのガイドツアーが開催。経年変化を見据えたメンテナンス計画や、外部に現しで使用する際のポイント等も解説。主催は兼松サステック
  18. 原広司が設計した「粟津邸」を会場に、設計当時の図面・スケッチ・写真などを公開する展覧会が開催。施主の粟津潔の作品に加えて、関連作家の絵画や映像も展示
  19. 安藤忠雄による、香川の「直島新美術館」が、明日開館。完成した建築や開館記念展の様子も公開
  20. 山本理顕による展覧会「コミュニティーと建築」の入場チケットをプレゼント。2024年にプリツカー賞を受賞した建築家の展示。およそ60点の模型・図面・ドローイング等を通して、約50年にわたる設計活動を紹介。代表作のひとつである横須賀美術館で開催

乾久美子に“橋のある風景”をテーマに話を聞いているインタビュー動画。土木学会の制作で2025年5月に公開されたもの 室伏次郎と大西麻貴が登壇したトークショー「阿部勤の<いえ>原点を語る」の動画。2025年5月に行われたもの。期間限定での公開

室伏次郎大西麻貴が登壇したトークショー「阿部勤の<いえ>原点を語る」の動画です。2025年5月に行われたもの。2025年7月31日までの期間限定での公開となっています。

【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中
【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中
【ap job更新】 新しい設計事務所の形を模索する「YAP」が、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフを募集中YAP OFFICE

新しい設計事務所の形を模索する「YAP」の、建築設計(経験者・既卒・2025年新卒)、施工管理、広報事務のスタッフ 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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「まちの風景を工作する」

YAP.Incは2013年から大阪・上本町を拠点に活動してきました。
「設計事務所がまちの風景を作っているのに、設計事務所がまちの風景にいないのはなんだかおかしい。八百屋や豆腐屋と同じように町に顔を出しながら設計活動がしたい。」
そんな単純な動機から、大きくまちに開きながら「開く風景」をつくってきました。

2020年からのパンデミックを経て、私たち設計事務所を取り巻く日常は緩やかに、でも確実に変化していると感じています。
中でも建設費の高騰は、私たちが生業としている設計事務所にとって、見て見ぬふりするわけにいかない現象でした。
実際にいくつものプロジェクトが難しい局面を迎えました。

独立後10年を経て一念発起。
今年から、新しい設計事務所の形を模索し始めました。

これまでの経験を活かして、大規模な公共建築から、小さな店舗のリノベーションまでを手がけながら、一方で、自分たちの手で作る場を町に生み出そうと「YAP TOWN プロジェクト(仮)」を始めました。

鶴橋の小さな2軒長屋の一軒をセルフリノベーションして、地域住民の立ち寄り場をつくる自社プロジェクトです。
これから鶴橋のまちを掘り下げていこうと日々、議論しています。

そのようにして、マイクロデベロッパーとしてのYAPを模索しつつ、さらにマイクロコントラクターとして施工を担おうと、建設業許可取得に向けても動き出しています。

そして2024年から、同世代の建築家・佐藤伸也がCOOとしてYAPにジョインし、より強力なチームになりました。
設計だけでなく、企画・運営や施工、プレデザインまでインクルードして、常に形を変えながら、より広範囲の責任を担い、まちの風景をグングン更新していく。
YAPはそんなチームに変化していってるど真ん中。真っ最中です。

どんなに活動が広がっても、全ては素晴らしい建築作品をつくって発信し、デザインの力で社会の役に立ちたい、という起業した当初の初期衝動が変わることはありません。
建築家は、素晴らしい空間を作ってなんぼ、空間の発明をして、参照されてなんぼだと思っています。
作品づくりに向けるエネルギーを削ぐことはありません。

現在も埼玉県川口市、兵庫県川西市、北海道赤井川村で公共建築のプロジェクトは進行中。プロポーザルにも挑戦し続けます。
作品づくりと場づくりを往復しながら、設計を軸足に、より広範囲に跨りながら、まちの風景を更新していく。

そんな欲張りな私たちのビジョンに共感し、さまざまな個性が重なった、より強力なチームの一員になってくれる仲間を募集します。
小さな力を集めて、新しい設計事務所の形を共につくりましょう。

CEO 山口陽登 + COO 佐藤伸也 + チーフ 福田絢華

2025年5月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40
2025年5月にアーキテクチャーフォトで注目を集めた記事トップ40

アーキテクチャーフォトで、2025年5月に注目を集めた記事をランキング形式でご紹介します。(※広告とチケットプレゼント企画の記事は除きます)


  1. 安藤忠雄による、香川の「直島新美術館」が、明日開館。完成した建築や開館記念展の様子も公開
  2. リナ・ゴットメによる、大阪・関西万博の「バーレーンパビリオン」。“海をつなぐ”をテーマに計画。同国と海の繋がりを伝える施設として、“伝統的な船の製造技術”の参照に加えて“日本の木組の技術”も融合させる建築を考案。持続可能性を考慮して殆どの材料を再利用可能とする
  3. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(前編)。前編では、休憩所・ギャラリー・展示施設・ポップアップステージの10施設を紹介
  4. 隈研吾に、万博のパビリオン建築について聞いているインタビュー。建築への不要論や炎上し易さにも言及
  5. フォスター+パートナーズによる、大阪・関西万博の「サウジアラビアパビリオン」。国の魅力を伝える場として、町や都市を探訪する体験を想起させる存在を志向。迷路の様な曲がりくねる路地を探索する空間構成を考案。ローカルアーキテクトとして梓設計も参画
  6. 都留理子建築設計スタジオによる、東京・墨田区の住宅「京島H」。木密地域でもある“典型的な下町”での計画。“街そのものに住む”感覚の獲得を求め、街と建築の“応答と共創”を構成から設えまで展開する設計を志向。空気感や密度感に新たな形で接続して肯定的な関係を作り出す
  7. 妹島和世建築設計事務所による、長野の「森の別荘」を会場としたファッション展が開催
  8. 湯浅良介による、埼玉・狭山市の住宅「LIGHTS」。ウルフの描く“灯台”をモチーフとして構想。“誰かの帰りの足並みを軽くする”住まいを求め、灯台の様に“光を指し示す”在り方を志向。形態・配置・開口部の検討に加えてカーテンの柄までも考慮して作り上げる
  9. アトリエ・ブリュックナーによる、大阪・関西万博の「ウズベキスタンパビリオン」。“知の庭”をテーマとした施設。“木の下に集う”という発想から出発し、国の歴史的なモスクを参照して木柱が並ぶ“静かな森”を備えた建築を考案。持続可能性も考慮し材料の入手経路も公開する仕組も導入する
  10. 原広司が設計した「粟津邸」を会場に、設計当時の図面・スケッチ・写真などを公開する展覧会が開催。施主の粟津潔の作品に加えて、関連作家の絵画や映像も展示
  11. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、サウジアラビアの博物館「Asaan, Misk Heritage Museum」。世界遺産登録の日干し煉瓦の建物が建ち並ぶ地域での計画。国の遺産を保存し共有する施設として、伝統建築の中庭を備えた構成や泥煉瓦の素材を参照した建築を考案。壁の厚さや日除け装置で消費エネルギー削減も行う
  12. 永山祐子建築設計による、大阪・関西万博の「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」。女性をテーマとしジェンダー平等を目指す施設。自身設計のドバイ万博日本館のファサードのリユースも試み、解体・運搬・保管・再構築に関わる様々な問題を乗り越えて実現。次のリユース先も決定済で設計も既に開始
  13. 小林佑輔 / tombow architectsによる、神奈川・川崎市の住宅改修「house K / T」。アトリエ併設の設計者の自邸。既存の構成などの魅力の最大化もテーマとし、“空間の境界面”を主対象として“繋がり方”を編集する設計を志向。壁や開口だけでなく家具・階段・構造材なども等価に扱い再構築する
  14. IKAWAYA建築設計による、東日本の住宅「Strolling Gardens & House」。住宅街の不定形な敷地に計画。自然と暮らしが一体となる住まいを求め、大小の庭を“多方向に積み上げる”建築を考案。周辺のスケールとの調和を意図した“小さな箱”を組合わせる構成は多様な居場所の創出にも寄与
  15. 佐藤光彦建築設計事務所による、東京・品川区の集合住宅「nishico」。二方向接道の旗竿地に建つコーポラティブハウス。竿を繋げて“路地”をつくり、旗に設けた“広場”と接続、残りの“余白”にヴォリュームを配置。街並みと調和して光溢れる共有の場を備えた建築が立ち上がる
  16. 小阿瀬直+山田優+大嶋励 / SNARK Inc.による、東京の「三鷹の家」。公園に近い住宅街の狭小地に建つ住まい。限られた容積の中で“快適”を求め、天空率を用いた後退の回避で“街の空地の風景”を居住空間に導入。中央階段に家具の機能を付与して動線のみならず“居場所”にもする
  17. 隈研吾建築都市設計事務所による、大阪・関西万博の「ポルトガルパビリオン」。“海、青の対話”をテーマとした施設。“海洋の動きのダイナミズム”の表現を意図し、ロープとリサイクルネットを主要素材とする建築を考案。ファサードには広場に向けたパフォーマンス用のステージも組み込まれる
  18. 和順陽と和順菜々子による、東京・世田谷区の住戸改修「光を纏う部屋」。設計者とテキスタイルデザイナーの夫婦の自邸。明るいが型ガラスで景観が享受できない与件に対し、カーテンで光を拡散して“様々な要素を抽象化する”計画を考案。浮遊感が生まれ柔らかい雰囲気で空間が満たされる
  19. 神谷修平+カミヤアーキテクツによる、東京・大田区の集合住宅「THE CONTOUR」。幹線道路沿いでの計画。騒音や振動に加えて視認性の高い敷地条件に対し、閉じながらも“魅力のある表情”を備えた存在を志向。“ソリッドなRC壁”にコンターの様に“水平目地”を刻んだファサードの建築を考案
  20. 大阪・関西万博の、若手建築家が設計を手掛ける全20施設のパース画像とコンセプト(後編)。後編では、サテライトスタジオ・トイレの10施設を紹介
  21. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、アラブ首長国連邦の複合開発「Oystra」。集合住宅を中心に商業とレジャーの施設も内包。海と空の自然のエネルギーに着想源とし、バルコニーやテラスのデザインは“波が砂に刻むさざ波の模様”も反映。環境予測で日射遮蔽の最適化と自然換気の強化も実施
  22. OKDOによる、静岡の「森を育む丘の家」。森を切り拓いた新興街区での計画。地域の成長や豊かさにも寄与していく存在を目指し、敷地境界の内外を緩やかに接続する“丘のような”建築を考案。人と犬の快適な共存も意図して建築の内と外も曖昧にする
  23. 川口裕人 / 1110建築設計事務所による、兵庫の「あわじ島のドッグヴィラ」。海と山があり建替えも進む地域に建つ貸別荘。周囲の視線等を防ぐと共に遠景の自然への接続も求め、中庭形式を採用しつつも“型を弱める”設計を志向。多様な規模の部屋が接続する“ネックレス”の様な構成を考案
  24. 浜田晶則建築設計事務所による、大阪・関西万博の「土の峡谷(トイレ4)」。トイレと休憩所の機能を持つ施設。“現代の人間の巣のような未来の建築像と社会”の提示を意図し、土を出力可能な3Dプリンターを用いた“峡谷”の様な建築を考案。国内で入手可能で全て自然に還せる素材で作る
  25. 関本竜太 / リオタデザインによる、東京・西東京市の「巣の家」。建蔽率と容積率が厳しい狭小地での計画。“広がりのある空間”の創出を課題とし、天井高があり高窓から視線が抜けるリビングを上階に設ける建築を考案。鳥の巣が宿木を飲込んで成長した“人の住み処”をイメージ
  26. 永山祐子建築設計による、愛知・名古屋市の飲食店「AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY」がオープン。地下にはボッチャも体験できる多目的なイベントスペースも備える
  27. アプロポス・アーキテクツによる、大阪・関西万博の「チェコパビリオン」。“人生のための才能と創造性”をテーマとした施設。身体と心の動きの接続を意図し、芸術作品が展示された“260mの螺旋状通路”を備えた建築を考案。ファサードのガラスは伝統の伝達と共に動的な視覚体験も創出
  28. 青木淳がキュレーターを務める、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の展示「中立点」の会場写真。生成AIと人間の関係をテーマに実施。キュラトリアルアドバイザーとして家村珠代、出展作家として藤倉麻子・大村高広・木内俊克・砂山太一が参加
  29. 関谷涼太 / タソ建築アトリエによる、愛知・名古屋市の住宅「地包みの平家建て」。発想の源泉を“職人”に求めて計画された設計者の自邸。社会に果たせる“職責”を信じ、施工者の“技術と熱を美しく実現させる場”を志向。議論を越えて技術と向き合う過程が“空間美”となって建物に還元される
  30. SANAAの妹島和世と西沢立衛へのインタビュー動画。王立英国建築家協会が制作して2025年5月に公開されたもの。日本語で視聴可能
  31. AMOのキュレーションとデザインによる、大阪・関西万博での展示「海岸線から、私たちは前進する」。カタール館の内部で公開。同国と海岸線の関係を提示する為に、海の複雑な層の重なりを表現する“深い青のカーテン”で囲まれたメイン空間を考案。中心のシネマスペースは“伝統的な冬のキャンプ”に着想を得る
  32. トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定
  33. IKAWAYA建築設計による、東京・目黒区の「Spiral Gardens House」。建て込んだ住宅街での計画。コロナ禍以降の新しい暮らしも考慮した“明るく開放的な住宅”を求め、4つの庭を“多方向に積み上げる”構成を考案。階段を“滞在空間”と捉え直した設計は“多様な場”の創出を意図
  34. コルデフィ+CRAによる、大阪・関西万博の「フランスパビリオン」。“生命の劇場”をテーマに構想された施設。日本の伝説“赤い糸”に着想を得たデザインで、対話の媒体として物理的空間を取り戻す建築を志向。循環型アプローチに基づき終了後の解体と再利用も想定し設計する
  35. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、中国・深センの「深セン科学技術博物館」。地域の新技術開発の創造力を紹介する施設。都市に向かう“堅固な球体”の様な外観と、壮大なアトリウムを中心とする内部空間の建築を考案。特殊表面処理技術を用いて青から様々なグレーに変化するファサードも実現
  36. 花井奏達建築設計事務所による、愛知・名古屋市の住宅「スロープと離れ」。施主宅の隣地に建てられた“離れ”としての住居。丘陵地形や既存建築との関係性を考慮し、庭全体を柔らかく回遊する“路地の様なスロープ”を備えた建築を考案。外部動線と連続するように平面構成も計画する
  37. SAKUMAESHIMAによる、東京・品川区のオフィス「菱熱工業」。全部署をワンフロアに集約する計画。部署間の交流と集中的な作業の両立を求め、ゲストからも見渡せる労働エリアを中央に据えて周囲に作業や会議の為の場を配置。最低限の移動で柔軟に働ける空間も意図
  38. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「Whisky Bank Shibuya」。センター街に位置するウィスキー販売店。棚を空間全体を包み込むように配置し、琥珀色の瓶のライトアップで通行人の視線を引寄せる計画を考案。時を経た鉱物を用いたテーブルは熟成された商品との親和性も考慮
  39. BWM デザイナーズ&アーキテクツによる、大阪・関西万博の「オーストリアパビリオン」。“未来を作曲”をテーマとした施設。同国の音楽と木造の文化の伝達を意図し、“歓喜の歌”をあしらった螺旋状で木造の“五線譜”を備えた建築を考案。会期終了後の容易な解体と再利用が可能な構法でつくる
  40. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「濤 TOH」。隠れ家的な環境にあるリスニングバー。音楽を楽しむ様々な状況をイメージして、DJカウンターを囲むVIP席・重心の低いソファ席・発光天板のカウンター席を用意。音響面では“伝統と最先端の同居”も意図する

【ap job更新】 “物語る風景”を合言葉に“建築領域を拡張するプロジェクト”に取組む、菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 “物語る風景”を合言葉に“建築領域を拡張するプロジェクト”に取組む、菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中
【ap job更新】 “物語る風景”を合言葉に“建築領域を拡張するプロジェクト”に取組む、菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)を募集中中井町生涯学習融合施設/プロポーザル最優秀賞 新建築、architecturephotoなどに掲載

“物語る風景”を合言葉に“建築領域を拡張するプロジェクト”に取組む、菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

建築設計スタッフ(中途3年以上、2026年新卒者)募集

長期的なビジョンで【建築家ティール組織】を共に成長させ、建築の先をともに切り拓く仲間を募集します。

【事務所紹介】
弊社は「物語る風景」を合言葉に、建築設計にとどまらず、企画・運営・研究を横断しながら、地域や都市の未来の在り方を構想・実装する建築チームです。都市構想や地域交通拠点、公共施設、オフィスビル、グローバルブランドの商業空間、リノベーションまで、領域やスケールを越境するプロジェクトに構想段階から関与しています。

2025年には代表・菅原大輔による書籍『地域の場を設計して運営する』(学芸出版社)を刊行。設計者自らが企画・運営・経営にも関わる姿勢を社会に提起し、そこから切り開かれる建築や都市デザインの新しい可能性を示すことで大きな反響を呼びました。

現在進行中の『中井町生涯学習融合施設』では、敷地を超えた広域デザインと連動し、新しい公共性と空間体験の提案に取り組んでいます。このタイミングで、社会を次世代型にアップデートするために、プロジェクトからデザインする建築の職能と新しいライフスタイルを生み出す空間体験を展開し、世界に提示し続けていきたいと思います。

【弊社の三つの特徴】
弊社は、以下の三つの特徴(あるいは強み)を持った組織です。

01|物語と風景から設計する思想
地域の背景や時間性を読み解き、色褪せない空間体験を生み出す設計思想を大切にしています。

02|企画・運営段階から参画するプロジェクトデザイン思考
与条件を柔軟に捉え、設計以前から深く関わることで、空間の本質に迫る取り組みを行います。

03|多様な個性が活きる組織体制
メンバー一人ひとりの専門性や視点を尊重し、チームとしての思考の深度と創造性を高める体制を整えています。

ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案 photo©Brett Boardman
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案 photo©Trevor Mein
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案 photo©Trevor Mein
ザハ・ハディド・アーキテクツとコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」。次世代の空港デザインも意識した計画。国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向。“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案 photo©Trevor Mein

ザハ・ハディド・アーキテクツコックス・アーキテクチャーによる、オーストラリアの「ウェスタン・シドニー国際空港」です。
次世代の空港デザインも意識した計画です。建築家は、国との最初の出会いの場として、地域に根差している感覚を体験できる空間を志向しました。そして、“ユーカリの樹皮越しの日差し”を想起させる天窓のあるルーバー天井を特徴とする建築を考案しました。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

ウェスタン・シドニー国際空港(WSI)が建設段階の完了を示す

新たに完成したウェスタン・シドニー国際空港(WSI)のターミナルは、その場所に根ざし、光によって形作られ、航空の未来のために建てられたデザインを明らかにしています

WSIのCEOであるサイモン・ヒッキー(Simon Hickey)は、オーストラリアの首相アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)、インフラ・交通・地域開発・地方自治担当大臣キャサリン・キング(Catherine King)、そしてWSIの主要パートナーの幹部たちとともに、この大きな節目を祝いました

5つ星のグリーンスター評価を獲得したこのターミナルは、モジュール式の設計により段階的な拡張が可能であり、自然換気や現地でのエネルギー生成、さらには雨水の収集と再利用を活用する効果的なパッシブデザインの原則を取り入れています

50年以上ぶりにオーストラリアで建設された最初の大規模空港として、WSIは西シドニーを変革する世代交代を示しています。バッジャリーズ・クリークに位置するこのターミナルは、長期的な経済的、社会的、文化的機会の触媒となっています。

コックス・アーキテクチャーとザハ・ハディド・アーキテクツによる初期の設計コンセプトから、マルチプレックス(Multiplex)とウッズ・バゴット(Woods Bagot)による設計と建設に至るまで、このターミナルは革新性と機能性を融合させています。このターミナルは、その地域のアイデンティティを反映しつつ、直感的で将来に備えた旅客体験を提供しています。

「私たちは、オーストラリアでは他に類を見ない、シームレスでストレスのない空港体験の開始を目前にしています」と、ウェスタン・シドニー国際空港のCEO、サイモン・ヒッキー(Simon Hickey)は述べました。「WSIは、我々のグローバル都市に24時間稼働の国際的な玄関口を提供し、グレーター・シドニー全体にわたって重要な経済的機会を生み出し続けます」

「これは、世界の舞台で次世代の空港デザインを定義するための貴重な機会です」と、ザハ・ハディド・アーキテクツのディレクター兼デザインリード、クリスティアーノ・チェッカート(Cristiano Ceccato)は述べました。「COXとともに、私たちは建築の革新性、旅客体験、運用効率において最高水準を満たす設計を作り上げました。このターミナルを並外れたものにしているのは、人間的なスケールのデザインと国際的な志の融合です。地域に根ざしながらも、世界での競争力を持っています」

山本理顕による展覧会「コミュニティーと建築」の入場チケットをプレゼント。2024年にプリツカー賞を受賞した建築家の展示。およそ60点の模型・図面・ドローイング等を通して、約50年にわたる設計活動を紹介。代表作のひとつである横須賀美術館で開催
山本理顕による展覧会「コミュニティーと建築」の入場チケットをプレゼント。2024年にプリツカー賞を受賞した建築家の展示。およそ60点の模型・図面・ドローイング等を通して、約50年にわたる設計活動を紹介。代表作のひとつである横須賀美術館で開催ポスター画像 ©Flughafen Zuerich AG
山本理顕による展覧会「コミュニティーと建築」の入場チケットをプレゼント。2024年にプリツカー賞を受賞した建築家の展示。およそ60点の模型・図面・ドローイング等を通して、約50年にわたる設計活動を紹介。代表作のひとつである横須賀美術館で開催横須賀美術館(2007) photo courtesy of 横須賀美術館

山本理顕による展覧会「コミュニティーと建築」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
2024年にプリツカー賞を受賞した建築家の展示です。およそ60点の模型・図面・ドローイング等を通して、約50年にわたる設計活動を紹介します。代表作のひとつである横須賀美術館で開催されます。展示会期は、2025年7月19日~11月3日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2025年7月11日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

建築家・山本理顕(1945-)の50年にわたる設計活動を、およそ60点の模型や図面、スケッチ、ドローイングを通して紹介します。

山本理顕は、建築におけるパブリックとプライベートの境界を「閾(しきい)」と呼び、地域社会とのつながりを生む空間として重要視しています。こうした思想を体現した建築は、そこに住む人々だけでなく、周辺のコミュニティー全体を豊かにできるものとして世界的な評価をあつめ、2024年には、建築界で最も栄誉あるプリツカー賞を受賞しました。

代表作のひとつである横須賀美術館を会場として行われる本展は、山本理顕の設計思想を総合的に紹介する、過去最大規模の展覧会となります。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

藤本壮介・永山祐子・成瀬友梨が審査する、ケイミュー主催のアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」が応募作品を募集中。ケイミュー商品使用物件を対象として“未来へ繋ぐ建築を発掘する”をテーマに作品を選出し表彰。受賞者には表彰式と“総額185万”の商品券を用意
藤本壮介・永山祐子・成瀬友梨が審査する、ケイミュー主催のアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」が応募作品を募集中。ケイミュー商品使用物件を対象として“未来へ繋ぐ建築を発掘する”をテーマに作品を選出し表彰。受賞者には表彰式と“総額185万”の商品券を用意
藤本壮介・永山祐子・成瀬友梨が審査する、ケイミュー主催のアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」が応募作品を募集中。ケイミュー商品使用物件を対象として“未来へ繋ぐ建築を発掘する”をテーマに作品を選出し表彰。受賞者には表彰式と“総額185万”の商品券を用意

藤本壮介・永山祐子・成瀬友梨が審査する、ケイミュー主催のアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」が応募作品を募集しています。ケイミュー商品を使用した物件を対象として“未来へ繋ぐ建築を発掘する”をテーマに作品を選出し表彰します。受賞者には表彰式と“総額185万”の商品券が用意されています。応募受付期間は2025年7月31日まで。WEB応募ページはこちら【ap・ad】

ケイミュー株式会社(本社:大阪市中央区、社長:木村 均)は、「未来へ繋ぐ建築を発掘する」をテーマにしたアワード「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」を継続的に開催しており、昨年度も多くの応募をいただきました。

このたび、2025年5月1日より「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」として新たな作品募集を開始いたしました。美しさ、新しさ、そして景観への配慮を備えた意欲的な作品を広く募集し、藤本 壮介氏、永山 祐子 氏、成瀬 友梨氏という業界を代表する建築家3名を今年度も審査員としてお迎えし、作品を選出いたします。

当社は、こうした活動を通じて、街や社会の美しい未来を創造することに貢献し、建築業界の発展に寄与してまいります。

リリーステキストより

未来へ繋ぐ建築を発掘する。

未来へ繋ぐ建築デザインの発掘を目的とした ARCHITECTURAL DESIGN AWARD
デザイン的な美しさはもちろん、街並みや景観に対する心配り、設計面のこだわりなど、建築としてのクオリティの高さを総合的に評価するアワードです。

リリーステキストより

より詳しい情報は以下に掲載します。

ディラー・スコフィディオ+レンフロによる、ロンドンの「V&A イースト・ストアハウス」。美術品の収蔵と公開を行う施設。画期的な“新しい博物館体験”を求め、吹抜のホールを“保存用ラック”が取り囲む構成を考案。ラックの端や側面には頻繁に作品が入れ替わる“ミニ展示”のスペースも備える
ディラー・スコフィディオ+レンフロによる、ロンドンの「V&A イースト・ストアハウス」。美術品の収蔵と公開を行う施設。画期的な“新しい博物館体験”を求め、吹抜のホールを“保存用ラック”が取り囲む構成を考案。ラックの端や側面には頻繁に作品が入れ替わる“ミニ展示”のスペースも備える解説テキストの翻訳:高さ20メートルのウェストン・コレクションズ・ホール。この劇的な開けた場所は、密集した倉庫の中心にあり、固体の塊からくり抜かれた空洞を思わせます。コレクションズ・ホールには、あらゆる方向に、そして足元のガラス床の下にまで、無限に広がるかのように見える収蔵品があります。目指したのは、コレクションの広大さに対する崇高な感覚と同時に、通常は一般に公開されていない空間にこっそり入り込んだような感覚を生み出すことでした。 photo©Hufton+Crow
ディラー・スコフィディオ+レンフロによる、ロンドンの「V&A イースト・ストアハウス」。美術品の収蔵と公開を行う施設。画期的な“新しい博物館体験”を求め、吹抜のホールを“保存用ラック”が取り囲む構成を考案。ラックの端や側面には頻繁に作品が入れ替わる“ミニ展示”のスペースも備える解説テキストの翻訳:縦横6.5メートル、高さ5.6メートルの「トリホスの天井」は、体積で見てV&Aイースト・ストアハウス最大の展示物です。この精緻な15世紀の彫刻および金箔装飾が施された木製天井は、現在は失われたスペイン・トレド近郊のトリホス宮殿からのものです。 photo©Hufton+Crow

ディラー・スコフィディオ+レンフロが設計した、ロンドンの「V&A イースト・ストアハウス」です。
美術品の収蔵と公開を行う施設です。建築家は、画期的な“新しい博物館体験”を求め、吹抜のホールを“保存用ラック”が取り囲む構成を考案しました。また、ラックの端や側面には頻繁に作品が入れ替わる“ミニ展示”のスペースも備えています。施設の場所はこちら(Google Map)。


こちらはリリーステキストの翻訳です(文責:アーキテクチャーフォト)

2025年5月31日土曜日、V&Aの新しい作業用倉庫兼来訪者向けアトラクションであるV&Aイースト・ストアハウスが、10年にわたる計画と広範な観客への調査、さらにV&Aイーストのユース・コレクティブからの意見を経て、初めて一般に公開されます。世界的に著名な建築家ディラー・スコフィディオ+レンフロによって設計され、ロンドン市長の支援を受けたクイーン・エリザベス・オリンピック・パーク内の新しい文化地区イースト・バンクの一部として開館します。

画期的な新しい博物館体験であり、4階層にわたり、広さ16,000㎡(バスケットボールコート30面以上に相当)を有するV&Aイースト・ストアハウスは、かつてのロンドン2012オリンピックのメディアおよび放送センター(現在のヒア・イースト)の大部分を占めています。そこは、25万点以上の収蔵品、35万冊の書籍、1,000件のアーカイブのために新たに建設された専用の施設です。

その規模、スケール、そして志において世界初であり、すべての人々にとって新たなインスピレーションの源となるV&Aイースト・ストアハウスは、ファッションから演劇、ストリートウェアから彫刻、デザインのアイコンからポップの先駆者に至るまで、あらゆる創造的分野にわたる50万点以上の作品に来訪者を没入させます。活気に満ちた動的な作業型博物館の収蔵庫であり、充実したセルフガイド体験を備えたこの場所では、来訪者はこれまでにない規模と方法で、自国の収蔵品に間近で触れることができます。

V&Aイースト・ストアハウスの構想を立案した、V&Aの副館長兼最高執行責任者であるティム・リーヴ(Tim Reeve)は、次のように述べました。「V&Aイースト・ストアハウスは、これまで想像もできなかった規模で人々が自国の収蔵品にアクセスできる方法を一変させる、まったく新しい文化的体験であり、V&Aへのバックステージパスでもあります。保存作業や、世界中の収蔵品および文化遺産をどのように保護しているかから、博物館技術者の技巧や新たな研究に至るまで、発見できることが非常に多くあります。来訪者の皆様が、創造的なインスピレーションを見つけ、活気ある作業型博物館としてのV&Aの持つ驚きと演出のすべてに没入して楽しんでいただけることを願っています」

【ap job更新】 様々な規模や用途の経験を活かし、皆で苦労や喜びを共有しながら働く「田中哲也建築構造計画」が、構造設計スタッフ(既卒・経験者・新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 様々な規模や用途の経験を活かし、皆で苦労や喜びを共有しながら働く「田中哲也建築構造計画」が、構造設計スタッフ(既卒・経験者・新卒)と アルバイトを募集中
【ap job更新】 様々な規模や用途の経験を活かし、皆で苦労や喜びを共有しながら働く「田中哲也建築構造計画」が、構造設計スタッフ(既卒・経験者・新卒)と アルバイトを募集中「北軽井沢住民センター(SALA)」施工写真

様々な規模や用途の経験を活かし、皆で苦労や喜びを共有しながら働く「田中哲也建築構造計画」の、構造設計スタッフ(既卒・経験者・新卒)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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田中哲也建築構造計画では構造設計を一緒に楽しめる仲間を募集しています。

弊社では構造技術者としての安全性の確保はもちろんですが、技術面を含めてプロジェクトの実現に向けた様々なハードルをクリア出来る様に、建築家をはじめとしたチームを構造の面からサポートします。

建築は設計から完成するまでに多くの“人”とチームとして協働するため、“仲間”のことを常に心掛けながら一緒に苦労や喜びを共有できることを楽しみにしています。

これまで、
インスタレーションから土木スケールの構造物まで
RC造、鉄骨造、木造、ハイブリッド、免制震など様々な構造形式
新築だけでなくリノベーション、耐震診断、耐震補強
伝統木造(重要文化財)から新しい工法、素材まで
といった幅広いプロジェクトに携わってきた経験を活かしながら、より洗練されたデザインになる様に最適解の提案かつ新しいことへのチャレンジすることを心掛けています。

【弊社で得られること】
将来独立を考えている人も大歓迎です。計画から設計、現場監理の建築ができるまでの流れを全て経験できること、幅広い多くのプロジェクトを通じて将来の糧になる様な経験やノウハウを得られると思います。もちろん事務所を経営するノウハウも。
構造家有志で活動しているENCODEを通じて、他の構造事務所の同世代スタッフを含めた交流会や勉強会も定期的に開催しています。

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