



OMA / 重松象平が空間デザインを手掛けた、東京・墨田区の、江戸東京博物館のリニューアルです。
菊竹清訓設計の博物館を改修するプロジェクトです。建築家は、公共体験の向上を目指し、“アイデンティティの明確化”や“再訪動機の創出”を実現する計画を志向しました。そして、伝統的な文様や版画に加えて都市の情景などの映像を投影するピロティ空間を考案しました。
また、エグゼクティブアーキテクトしてトータルメディア開発研究所が、リノベーションアーキテクトとしてプランテックが参画しています。(詳細なクレジットは記事末尾に記載)
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
OMA / 重松象平が江戸東京博物館におけるサイトスペシフィックな介入を完成させる
東京都江戸東京博物館は、約4年にわたる改修を経て再開し、OMA / 重松象平によって設計されたサイトスペシフィックな介入およびインスタレーションが導入されています。本プロジェクトは、OMAにとって日本における初の公共プロジェクトとなります。
江戸東京博物館は、東京の歴史に特化した最初の博物館です。1993年の開館以来、この機関は江戸時代初期から現在に至るまでの都市の変遷を探求してきました。メタボリズム建築家・菊竹清訓による象徴的な建築の更新にあたり、OMAは、都市に対してそのアイデンティティをより明確に伝え、再訪の動機を創出し、よりアクセスしやすくすることで、博物館の公共体験を向上させる役割を担いました。OMAの提案は菊竹の建築を補完し、最も特別でありながら十分に活用されていなかった空間を、精緻で演出的な介入のためのキャンバスとして扱っています。
新たな庇は、特に近隣の交通機関からの動線との関係において、博物館への到着の流れを明確にし、明るくしています。西側の入口は、日本の伝統的な鳥居に着想を得た門を連続して通り抜ける動線となり、この空間に対する菊竹の当初の提案を想起させます。東側では、円形のサインが、著名な浮世絵の肖像に描かれた目を基にした博物館のロゴを想起させます。
展示室では、6階の天井へのプロジェクションが展示を没入型の環境へと変え、人々を過去へと連れていきます。変化する空の下で、来館者は建物や街区の実物大および縮尺模型と出会い、それらが展示物に生命を与えます。パノラマ効果は、垂直ルーバーと隣接する壁面から構成された曲面スクリーンに投影することによって生み出されます。
3階では、広大な屋外広場が活性化され、来館者が博物館を退出する際に印象的な締めくくりを生み出します。開館時間中および閉館後には、日本の伝統的な文様、空や植生、所蔵コレクションの版画や挿絵、そして江戸および現代の都市生活の情景といった映像が、建物の全面的な下面および巨大なピロティに投影されます。









