



フランク・ゲーリーの、アメリカ・ビバリーヒルズのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」です。
2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示です。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛ける。会期は、2026年6月27日まで。展覧会の公式ページはこちら。また、こちらの動画でも会場の様子を見ることが可能です。
こちらはリリーステキストです(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
ガゴシアンは、2025年の逝去後初となるフランク・ゲーリー作品展の開催を発表できることを嬉しく思います。本展は5月14日にビバリーヒルズのギャラリーで開幕し、アーティストの遺族との協力のもと実現され、ゲーリー・スタジオによって会場構成が手がけられました。展示される動物をテーマとした作品には、遺族所蔵の等身大彫刻「Bear with Us」(2014年)、ColorCore Formicaとシリコーンを素材として制作された「Untitled (Black Crocodile New York)」(2023年)、そしてゲーリーによる魚の彫刻シリーズとして最後に銅で制作された「Fish on Fire」(2023年)が含まれます。
「Bear with Us」は、その名が示すクマを輝く316Lステンレススチールで表現しており、磨き上げられた金属表面の複雑な起伏によって、しわくちゃにした金属箔のような外観を帯びています。(この彫刻は、アーティストが2023年にルイ・ヴィトンのためにデザインしたクラッチバッグの原型にもなりました)また、「A Pair of Snake Lamps」(1989年)では、ゲーリーはガッシュで彩色した張り子を用い、作品を発光させることで、その蛇のような形態を、装飾性と機能性を兼ね備えたオブジェへと変容させています。
高い評価を受けている魚の彫刻群は――そのうち数点が展示されていますが――それ自体で完結した作品である一方、それらが表現する太古の生物の「完璧なフォルム」は、ゲーリーの建築作品全体を通じて繰り返し現れており、そのことはロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール(2003年)やグッゲンハイム・アブダビ(今年開館)に見られる波打つような輪郭にも表れています。また本展では、黒い線の網目と色彩の雲によって魚の躍動的な動きを表現した、インク、水彩、アクリルによる紙作品10点も展示されます。




