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竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北東側の道路より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北東側の道路より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM
竹山聖 / 設計組織アモルフによる、東京・目黒区の「OAK BLDG II」。“地形的な結節点”となる敷地に計画。“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索。環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出す外観、北側の交差点より見る。 photo©Yoshio Shiratori ZOOM

竹山聖 / 設計組織アモルフが設計した、東京・目黒区の「OAK BLDG II」です。
“地形的な結節点”となる敷地に計画されました。建築家は、“街の起点”で“道を祝福する”建築を求め、人流を取込み“開きつつ閉じる”形態を模索しました。そして、環境と呼応するように壁面や開口を操作して“立体的な都市のファサード”を生み出しました。

目黒川を少し東に入ると旧朝倉家住宅の脇を通って代官山から下りてくる坂に出会う。
敷地はその交差点に面している。向かい側には新しく建設された東京音楽大学がある。そのような地形的な結節点なので、そこに発生する人の流れを取りこみながら、穏やかに開きつつ閉じる形を模索した。そして、街の起点となる建築をめざした。

建築家によるテキストより

現実に建築の設計をする機会に恵まれて以来ずっと、道を祝福する建築のあり方を求めて来た。道が単なる道路でなく、建築と街を結びつけ活性化する街路となれば、都市もまた祝福されることだろう。都市における建築の試みは、道を、そして街を、どのように祝福するか、である。

建築家によるテキストより

道が導き運んでくる力を受け止めて、景観の要とする。角地はそのための格好の場所だ。角地を道に開放しつつ景観的なアイストップを生み出す。道の力を受け止めるために少し窪んだ形の壁を置き、その前に象徴的な樹木を置く。そこを起点として、壁面を途切れさせぬように都市のファサードを連続させる。壁を穿ち、壁に守られるように通り抜け可能な空地を設け、例えばそこはカフェのテラスとなり、あるいは道にも空にも抜けた小さな広場となる。

建築家によるテキストより
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする外観、西側の駐車場より見る。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする俯瞰、北西側より見下ろす。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする売場、測定待合側から「お渡し待合 / キッズスペース」側を見る。 photo©阿野太一
大西麻貴+百田有希 / o+hによる、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」。郊外のメガネ店の計画。暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案。地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とする売場、中央から測定待合側を見る。 photo©阿野太一

大西麻貴+百田有希 / o+hが設計した、静岡・浜松市の店舗「まちのコモンズとしての店舗」です。
郊外のメガネ店の計画です。建築家は、暮らしを豊かにする“コモンズ”としての店舗を目指し、放射状に壁を配置して売場だけではない“性格の異なる居場所”を備えた建築を考案しました。また、地域の素材も使用して“暖かみのある空間”とすることも意図されました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

買物としてはもちろん、目的がなくとも立ち寄りたくなる、まちの暮らしを豊かにするコモンズとしての店舗を目指した。

建築家によるテキストより

放射状に配置された壁によって、商品カテゴリーごとに個性を持たせた売り場や、ゆったりくつろげる待合、多彩な本の置かれたライブラリなど、性格の異なる居場所が生まれている。

建築家によるテキストより

地元産の天竜杉や、国内産間伐材を利用した木質ボードなど、地域に根ざした素材を使用することで、あたたかみのある空間としている。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/10/21-10/27]
最も注目を集めたトピックス[期間:2024/10/21-10/27]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/10/21-10/27)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
  2. 一色暁生建築設計事務所による、東京・新宿区の「上落合の家」。都市部の約10坪の敷地。建て込む環境を“ひと繋がりの岩山のような塊”と感じて、積上げるのではない“住宅を削り出す”ような設計を志向。シンプルな量塊の中に諸室を配置して環境と呼応する大小の窓を配置する
  3. 北村直也建築設計事務所による、岐阜・瑞穂市の「穂積の住宅」。“住宅街”の中の“田園”にも隣接する敷地。環境を大らかに受入れる存在を目指し、3つの量塊を“雁行型”に配置して空間同士の柔らかな関係を構築。視線が建築を“貫通”するように開口を配して両方の風景も繋ぐ
  4. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、ウズベキスタンの「アリシェル・ナヴォイ国際科学研究センター」。文学博物館・研究所・学校などが組込まれる施設。地域の伝統的な建築から様々な着想を得て、換気機能を持つ“アーチ型のファサード”や“中庭” を備えた建築を考案。外壁の素材には地域産の煉瓦も用いられる
  5. MVRDVによる、オランダの「トリポリス・パーク」。アルド・ファン・アイクの晩年作品の改修と増築。歴史的建築に敬意を払いながら変化した環境への対応も意図し、既存の背後に“ランドスクレイパー”を配置する計画を考案。記念碑的建物の不動産価値も再確立させる
  6. キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す
  7. 山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る
  8. 石飛亮 / WANKARASHINによる、長崎・福江島の「五島つばき蒸溜所」。小さな集落の教会に隣接する敷地。維持管理をする“教会守”の様な生産所を目指し、蒸溜室を中庭に見立てて“修道院のような回廊”で囲む建築を考案。島内の素材を建材に用いて“風土や歴史”への接続も意図する
  9. 髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする
  10. MADによる、アメリカ・デンバーの「ワン・リバー・ノース」。都市の中心部に建つ低層部に商業施設も備えた集合住宅。都市生活の再考を目指し、地域の特徴的な環境を参照した“亀裂“のような空間を備えた建築を考案。外と内の空間を融合させて自然と建築の境界も曖昧にする
  11. 吉田裕一建築設計事務所による、埼玉・川口市の住宅「東浦和の安居」。施主夫婦が自身の老後を見据えて依頼した住まい。車椅子での移動や介護がしやすい建築との要望に、其々の居室同士を接続して直に行き来できる平面構成を考案。趣味の園芸の為に土間や屋外の空間の使い方も考慮
  12. 篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
  13. 田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」。“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会。フランス国立建築・遺産博物館を会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容
  14. 宇野友明建築事務所による、愛知・西尾市の「Terabe Guest House」の写真と図面
  15. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
  16. アンドラ・マティンの初めての作品集『Tropicality: Houses by Andra Matin』をプレビュー。インドネシアを拠点とする建築家。内外の繋がる開放的なリビングを備えた自邸で世界的にも注目を集める
  17. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  18. 富永大毅+藤間弥恵 / TATTAによる、栃木・那須町の宿泊施設「赤松平の減築」。個人の別荘を簡易宿所に改修する計画。宿としては“大きすぎる”既存建物と向き合い、木々に囲まれた環境に対して“友好的に面積を減らす”設計を志向。居室の外部化や吹抜への転換で森と呼応する空間に変える
  19. 番場俊宏の展覧会「トシヒロバンバ テン 建築家・番場俊宏が見ていた風景」が開催。横浜を拠点に活動し45歳で他界した建築家に関する展示。“解像度”をキーワードとして、展示・冊子・スナックの視点から読み解く
  20. 藤原・室 建築設計事務所による、東京の「町田の家」。傾斜地の不整形な角地での計画。環境への応答とプライバシーの確保を考慮し、“壁”を主要素とし“角度や高さの調整”で多様な風景を切取ると共に外部からの視線を遮断。木漏れ日の様な多方向からの光の導入も意図

日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開
日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンの動画。石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体のプレゼン動画も公開 image©日建設計

日建設計が最優秀者に選定された、鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルの、最終プレゼンテーションの動画です。
石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所梓設計共同体のプレゼン動画も公開されました。

最優秀者に選定されなかった3社のプレゼン動画は以下に掲載します。

ビャルケ・インゲルス率いるBIGの、自社設計の本社ビル「BIG HQ」を紹介している動画。2024年10月に公開されたもの

ビャルケ・インゲルス率いるBIGの、自社設計の本社ビル「BIG HQ」を紹介している動画です。2024年10月に公開されたもの。デンマーク・コペンハーゲンの湾岸に建つ建築です。こちらのページで写真などの閲覧が可能です。

府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットをプレゼント。現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開
府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットをプレゼント。現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開展覧会ポスター(表面) image courtesy of 府中市美術館

府中市美術館での展覧会「小西真奈 Wherever」の入場チケットを抽選でプレゼントいたします。
現代日本において“風景画の可能性を拡張する”画家の展示です。2000年代の代表作から新作まで絵画約100点を公開します。
会期は、2024年12月14日~2025年2月24日まで。展覧会の公式サイトはこちら
入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2024年11月29日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。

小西真奈は、現代の日本において、風景画の可能性を拡張しているひとりです。アメリカの美術大学で学んだ後、帰国して描いた作品が、2006年のVOCA賞を受賞します。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこんだ理知的な絵画は、広く人気を得ました。写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせず、穏やかに人々の記憶に語りかけます。

2010年代に生じた変化は、2020年代頭コロナ禍の時期に決定的になります。隔離生活を余儀なくされた時期に小西真奈は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描きました。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれます。絵を見るわたしたちの緊張を解くような、軽やかさとやさしさが魅力です。

本展は、小西真奈の美術館での初の大規模個展となります。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作をたっぷりと展示します。どこででもあり、どこででもないような場所を描いた風景画を、どうぞご堪能ください。

リリーステキストより

以下に、詳細な情報を掲載します。

篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる
篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催。2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われる篠原一男 提供:東京科学大学奥山信一研究室

篠原一男の展覧会が、TOTOギャラリー・間で2025年4月-6月に開催されます。また、2025年7月-10月には「(仮)1980年以降生まれの建築家展」が行われます。

(仮)篠原一男展
2025年4月17日—6月22日
キュレーター=奥山信一/貝島桃代/セン・クアン
アシスタントキュレーター=小倉宏志郎

(仮)1980年以降生まれの建築家展
2025年7月24日—10月19日
監修=平田晃久
アドバイザー=藤本壮介
出展者(予定)=井上 岳、棗田久美子、齋藤直紀 [GROUP]、大西麻貴、百田有希 [大西麻貴+百田有希/o+h]、桐 圭佑 [KIRI ARCHITECTS]、工藤浩平[工藤浩平建築設計事務所]、隈 翔平、エルサ・エスコベド [KUMA&ELSA]、小林広美、竹村優里佳、大野 宏[Studio mikke+Yurica Design and Architecture+Studio on_site]、小俣裕亮[小俣裕亮建築設計事務所/new building office]、小室 舞[KOMPAS JAPAN]、金野千恵[t e c o]、斎藤信吾、根本友樹、田代夢々[斎藤信吾建築設計事務所+Ateliers Mumu Tashiro]、佐々木 慧[axonometric]、佐藤研吾[一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所]、鈴木淳平、村部 塁、溝端友輔 [HIGASHIYAMA STUDIO+farm+株式会社NOD]、野中あつみ、三谷裕樹[ナノメートルアーキテクチャー]、服部大祐、新森雄大[Schenk Hattori+Niimori Jamison]、浜田晶則[AHA 浜田晶則建築設計事務所]、萬代基介[萬代基介建築設計事務所]、三井 嶺[三井嶺建築設計事務所]、山田紗子[山田紗子建築設計事務所]、米澤 隆[米澤隆建築設計事務所]

山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る外観、敷地内の南側より見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る外観、敷地内の南側より見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る2階、書斎側からダイニングとテラスを見る。 photo©Forward Stroke
山縣洋建築設計事務所による、山梨・南都留郡の別荘「KM」。別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画。地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案。床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作る2階、左:リビング、中央手前:ダイニング、中央奥:テラス、右:ホール photo©Forward Stroke

山縣洋建築設計事務所が設計した、山梨・南都留郡の別荘「KM 河口湖の森の家」です。
別荘が建ち並ぶ地域の開けた傾斜地に計画されました。建築家は、地形自体の“美しさ”に着目し、斜面と呼応する緩やかな勾配屋根をもつ“シンプルな直方体”を浮遊させる建築を考案しました。そして、床のレベル差と開口の配置で様々な雰囲気の場も作りました。

敷地は川口湖の近くの別荘地内にある。
別荘地の入り口から入り豊かな森を抜けて敷地に近づくと急に視界が広がる。周囲の別荘は豊かな森の中に点在しているイメージだが、この敷地だけは整地されていて南の端部に20mぐらいの高さの針葉樹が一本だけ生えていた。周囲の道路から視線を遮る樹木がないので、無条件に周囲に開放することは難しかった。

建築家によるテキストより

U字型にカーブした道路に囲まれた敷地は3.8mほどの高低差があり、すり鉢状に少しへこんだゆるやかな傾斜地となっている。初めて訪れた際にこの敷地の地形自体がとても美しいと感じた。なるべくこの地形の美しさを活かすことを考えながら設計を進めた。

建築家によるテキストより

敷地の北側に東西方向に長いシンプルな直方体が斜面に接して浮いているイメージが浮んだ。次に斜面に沿うように床にレベル差を設けて、最後に屋根も斜面と同じ方向に緩やかな勾配をつけた。平面形状もわずかに傾いた台形となっているため、見る方向により表情が変化する不思議な外形となっている。

1階のピロティー部分には2台の車が停められ、玄関、水回り、納戸がある。内部空間は最小限に抑えられ、建物のフットプリントは小さい。2階の空間はドアがなく、ワンルームの空間となっているが床のレベル差で空間は分節されながら、開口の開け方によりそれぞれ雰囲気の異なる場がつくられている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 新しい視点で“不動産を発見”して紹介する「鎌倉R不動産 株式会社」が、建築設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 新しい視点で“不動産を発見”して紹介する「鎌倉R不動産 株式会社」が、建築設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 新しい視点で“不動産を発見”して紹介する「鎌倉R不動産 株式会社」が、建築設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中鎌倉団地 -withバスケ- 1期 [設計][施工][リノベーション]

新しい視点で“不動産を発見”して紹介する「鎌倉R不動産 株式会社」の、建築設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

鎌倉R不動産は、「東京R不動産」提携のもと、新しい視点で不動産を発見し紹介するサイトです。

現在、当社では「建築設計スタッフ」を募集しています。

業務内容は、主に鎌倉・葉山・逗子・湘南エリアの、建物の改修工事の提案や設計、図面作成、見積作成、予算管理、現場管理などです。

鎌倉R不動産で手掛ける建築の多くは、私たちがWebサイトで紹介する個性的な物件のリノベーションやリフォーム工事です。物件が個性的であれば、そんな物件に惹かれて来られるお客様も、多様な魅力と発想力をもった方々ばかり。お客様と物件を内見しながら、そこでの暮らしを形作る改修プランを、一緒に妄想することからはじめてみませんか。

建設会社の設計や施工管理の業務をされていて、一つ一つの建築に責任をもちながらもっと広く関わりたいと思われている方は、楽しく仕事ができるかもしれません。元ハウスメーカーの設計者なども活躍しています。これまでの建築業務のご経験を活かして、物件探しから建築までを楽しみたい方からのご応募をお待ちしています。

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図 image©Atchain
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図 image©Atchain
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図 image©Atchain
ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」。湾岸沿いの敷地での計画。店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案。様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図 image©Atchain

ザハ・ハディド・アーキテクツによる、カタールの集合住宅「ザ・グローブ」です。
湾岸沿いの敷地での計画です。建築家は、店舗が並び“交流の中心となる遊歩道”のある、先進的な冷却技術で“屋外でも快適に過ごせる”建築を考案しました。また、様々な再生可能エネルギーを取入れてラグジュアリーと持続可能の両立も意図されました。


こちらはリリーステキストの翻訳です

JMJグループホールディングが、ZHAによるザ・グローブを発表
カタール、カタフィバン島北部

293戸の住居から構成され、ケタイファ湾とルサイルのスカイラインのパノラマビューを望むザ・グローブは、コミュニティの中心にウォーターフロントの遊歩道を配置して設計されています。

パッシブデザイン戦略と、現地の再生可能エネルギーによる先進的な冷却技術を組み合わせることで、住民や来訪者は、年間を通じて近隣のウォーターフロントプロムナードで屋外での生活、食事、レクリエーションを楽しむことができます。

この開発のユニークな幾何学形状を定義するファサードは、グローバル・サステイナビリティ・アセスメント・システム(GSAS)の目標であるガラス面積50%未満を満たすように設計された、垂直と水平の「くぼみ」の相互作用によって特徴づけられています。

カタールのJMJグループ・ホールディングは、ケタイファン・プロジェクツとの共同事業として、ザハ・ハディド・アーキテクツによる新しい海辺の地区とマリーナ「ザ・グローブ」を発表しました。この施設は、最高水準のデザインと持続可能性を組み込んでいます。

293戸の1~4ベッドルームのアパートメントで構成され、ケタイファ湾とルサイルのスカイラインのパノラマビューが楽しめるザ・グローブは、コミュニティの中心的存在としてウォーターフロントの遊歩道が設計されています。海岸沿いの緑の多い歩行者専用道路、ザ・グローブのウォーターフロントプロムナードには、地元のカフェやレストラン、そして地元のショップやブティックが組み込まれる予定です。これらは、世界中の魅力的な地域の活気を豊かにするものです。

パッシブデザイン戦略と先進的な冷却技術を組み合わせることで、居住者や来訪者は、年間を通じて近隣のウォーターフロントプロムナードで屋外での生活、食事、娯楽を楽しむことができます。現地の再生可能エネルギーを利用し、最適効率の為に開発されたこのシステムでは、建物から抽出された空気を事前に冷却し再利用することで、暖かい季節には遊歩道を冷やし、快適性を向上させます。

ザ・グローブの再生可能エネルギーの潜在能力を最大限に引き出しつつ、消費を最小限に抑えることで、この開発の冷房エネルギー需要は、統合された日除けと、建物から熱を逃がすように設計された基礎を含む低炭素コンクリート構造の高い熱容量によって削減されます。最適化された建物の外壁に設置された太陽光発電パネルは、高効率の地熱ヒートポンプシステムから供給されるエネルギーによって補完されます。

雨水の貯水と、その土地に適応した植物のためのマイクロ灌漑システムを併用することで、水の需要を削減することができます。また、遊歩道全体にわたって設置された太陽光発電「ツリー」のネットワークは、屋外の快適性を高め、日陰、雨水貯水、照明、再生可能エネルギー生産を組み合わせることができます。

鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開
鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開 image©日建設計
鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開 image©日建設計
鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開 image©日建設計

鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定されています。
計画案のコンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」です。また提案のイメージも公開されました。その他の応募者には、石本建築事務所 横浜事務所、内藤廣・松田平田設計共同企業体、隈研吾建築都市設計事務所・梓設計共同体が名を連ねていました。

※提案書の画像も追記しました(2024/10/24)

市と共に、新庁舎の基本設計を進める事業者(人・チーム)を選定するため、令和6年(2024年)9月1日(日曜日)に「新庁舎等基本設計者等選定審査会」を開催し、一次審査を通過した4者の提案について、二次審査(プレゼンテーションを含む)を実施した結果、総合的に高い評価を得た「株式会社日建設計」を最優秀提案者に決定しました。

以下に、その他の画像と審査公表を掲載します。

髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする
髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする居住前、左:ダイニング、右:リビング。 photo©大竹央祐
髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする居住前、左:寝室1・寝室2・寝室3、中央手前:リビング、中央奥:キッチンとダイニング photo©大竹央祐
髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする居住後、リビングからダイニング越しにキッチンを見る。 photo©大竹央祐
髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」。二面を外気に面した区画。開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案。用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にする居住後、ダイニングから寝室3と寝室2を見る。 photo©大竹央祐

髙濱健嗣建築設計事務所による、兵庫の住戸改修「T Flat」です。
二面を外気に面した区画での計画です。建築家は、開放的な家との要望に、水廻り等の機能を“木の箱”に集約して大きなワンルーム空間を確保する構成を考案しました。また、用途に応じてカーテンで間仕切れる仕様とし“家族の距離感”の調整も可能にしています。

築39年の鉄筋コンクリート造の3LDKのマンション一室のリノベーション。

夫婦と子供2人の家族が求めるのは、開放的な家。
開けた眺望を持つ2面採光の区画に対して、各窓から外の空気が感じられるようなカタチを想像した。

建築家によるテキストより

機能を詰め込んだ木の箱と、手掛かりとなる木の壁を配置し、そこにカーテンを引くことで、それぞれの場所を生み出すカタチ。そのカタチは、ワンルームであり、4LDKでもあるような距離感を作り出す。回遊性のあるカタチは、行き詰まりを無くし、声や気配、匂いや光を届けてくれる。

朝目覚めると、キッチン・リビングに気持ちの良い朝日が入り込み、「おはよう」の声がカーテン越しに寝室から聞こえ、洗面所から「おはよう」の声が返ってくる。お出かけして帰ってくると、窓から入り込む自然光が、玄関の方まで伸びている。お昼ごはんが出来れば、キッチンからの声や匂いが書斎に届き、みんなで食卓を囲む。「おやすみ」と先に眠る子供たちは、カーテン越しに感じる気配に安心して眠りにつく。

カーテンは遮光性の高いものとし、光のコントロールや、空調のコントロールに寄与すると共に、ほどよく音もコントロールしてくれる。

建築家によるテキストより

上階が屋外バルコニーとなっている部分には、断熱材を据え天井を仕上げることが必要となるが、木板張りや木毛セメント板、コンクリート打ち放しなど、異なる個性を持つ天井が、システマチックな十字の構造体の存在をより強調し、住居内の空間を支える力強い大黒柱のような存在へと転換される。仕上げの異なる各天井は、新しいカタチのゾーニングとリンクし、各室の性格付けの役割も果たす形式となっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 “ローカリティと先端技術の融合”を掲げ、所属者の才能をいかした活動を心掛ける「高池葉子建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 “ローカリティと先端技術の融合”を掲げ、所属者の才能をいかした活動を心掛ける「高池葉子建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
【ap job更新】 “ローカリティと先端技術の融合”を掲げ、所属者の才能をいかした活動を心掛ける「高池葉子建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中コムレジ赤羽 photo©Kai Nakamura

“ローカリティと先端技術の融合”を掲げ、所属者の才能をいかした活動を心掛ける「高池葉子建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

みなさんこんにちは!
 

私は2008年に慶應義塾大学大学院(妹島和世研究室)を卒業し、伊東豊雄建築設計事務所で7年間働いた後(「川口市めぐりの森」「今治市岩田健母と子のミュージアム」東日本大震災の復興プロジェクト「宮城野区のみんなの家」含め計3軒の「みんなの家」などを担当)、自身の建築設計事務所を設立しました。

当所の建築コンセプトは、「前進し続ける建築」です。

初めて設計した「目黒八雲の長屋」で、「第46回東京建築賞」新人賞を受賞。2020年に公共建築プロポーザルにて選定された「陸前高田市ピーカンナッツ産業振興施設」は、2022年に完成し、震災復興や地域活性化に貢献したいという思いを新たにしました。

当事務所では、所属しているメンバーそれぞれの才能と特色を活かすことを、目指しています。そのため、作品発表時に、担当者と連名にすることがあります。

本年秋にSDレビュー展にて「ローカリティと先端技術の融合」をテーマに展示を行います。我々はRhinocerosやgrasshopperを用いて設計を行い、近年3Dデータを施工会社に渡し、施工図チェックも3Dで行うプロジェクトが増えています。先端技術を上手に使うことで、地方の土着の大工さんでも複雑な建築の施工が可能となります。同時に、大工さんからその土地固有の技術を教えていただき、それを設計に反映するというフィードバックを通して、新しい建築のあり方、新しい地方と都市の関係性を模索しています。

さらに、今後めざすものとしては、
「まち全体を活性化するにはどうしたらいいか?」「この土地をどんな風に活かしたらいいか?」といった、企画から提案するプロジェクトなども考えています。
建築のみならず、まちづくり・地域活性化の生の経験ができます。

事務所見学や不明な点はお気軽にお問い合わせください!

田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」。“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会。フランス国立建築・遺産博物館を会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容
田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」。“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会。フランス国立建築・遺産博物館を会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容 photo©Atelier Tsuyoshi Tane Architects

田根剛による、フランスでの建築展「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」です。
“考古学的リサーチ”を掲げる建築家の展覧会です。フランス国立建築・遺産博物館の近現代建築ギャラリーを会場として、“エストニア国立博物館”を含む3つの美術館に焦点を当てる内容となっています。会期は、2025年11月3日までを予定。展覧会の公式ページはこちら

Atelier Tsuyoshi Tane Architectsは、このフランス国立建築・遺産博物館より依頼を受けて、「エストニア国立博物館」の模型を寄贈しました。これを記念し、同館の近現代建築ギャラリーにて、ATTAの展覧会「Tsuyoshi Tane: Archaeology of the Future」を開催いたします。

リリーステキストより

「エストニア国立博物館」(2016年)、「弘前れんが倉庫美術館」(2020年)、「アルサーニ・コレクション財団・美術館」(2021年)の3つの異なる場所と歴史を持つ美術館に焦点を当て、場所の記憶を掘り下げ、建築を未来に向け創る思考のプロセス「考古学的リサーチ」と共に展示をします。

リリーステキストより

コンセプトリサーチ、スタディ模型とプレゼンテーション模型、そして竣工後の映像を通して、記憶とは過去のものではなく未来をつくる原動力だと考える「Archaeology of the Future-未来の記憶」を提示します。

リリーステキストより
【ap job更新】 再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」が、意匠設計・BIM・3DCG・秘書兼事務のスタッフを募集中
【ap job更新】 再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」が、意匠設計・BIM・3DCG・秘書兼事務のスタッフを募集中
【ap job更新】 再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」が、意匠設計・BIM・3DCG・秘書兼事務のスタッフを募集中

再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」の、意匠設計・BIM・3DCG・秘書兼事務のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

青木茂建築工房では、東京・福岡両事務所で設計スタッフおよびBIMマネージャー/BIMオペレーター/3DCGクリエーター、秘書兼事務スタッフを募集します。
実務経験のある方を積極採用します。2025年4月入社の新卒スタッフも募集中です。

青木茂建築工房は、主に再生建築に取り組む建築設計事務所です。国内でいち早く再生建築に取り組み始め、事務所開設から47年で多数の実作実績があり、建築学会賞(業績)、BCS賞、公共建築賞、BELCA賞などの受賞実績を持ちます。

「リファイニング建築」と名付けた環境に優しく持続可能な建築再生手法を用いて、古い建物の構造躯体を再利用し、耐震補強や劣化部分の補修、違法部分の適法化などを行い、建物の安全性・遵法性を明確にします。さらに、建物が持っている可能性を提案によって新たな価値へと昇華させ、建物を長く使えるようにすることで循環型社会の実現に貢献しています。

現在、文化施設、教育施設、大規模店舗、病院、オフィスビル、集合住宅、PFI事業など30以上のプロジェクトが進行しており、企画から設計監理まで再生建築にまつわる全ての業務の流れを経験することができ、幅広く社会性のある実務経験を積むことができます。また、デザインだけではなく、建設技術、法律やファイナンスを含めた再生建築を取り巻く多様なアプローチを実践、習得することができます。

東京・福岡の2カ所に事務所を構え、約20名のスタッフが働いています。海外からの注目も高く、外国人スタッフも活躍する多国籍な職場環境で様々な経験を得ることができます。また、スタッフの中には働きながら博士課程を履修したり、大学の非常勤講師を務めるスタッフもおり、個人の力も養える事務所です。

再生建築のリーディングカンパニーとして確かな実績と経験を持ちながらも、常に次の時代を見据えた新しい建築に取り組むチームの一員となり、共に成長していく仲間をお待ちしています。

キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す
キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す外観、南側の道路より見る、夜景 photo©小川重雄
キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す外観、公園より南側ファサードを見る、夜景 photo©小川重雄
キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す2階、ワークエリア(製造部・経営企画室) photo©小川重雄
キー・オペレーションとパーク・コーポレーションによる、富山市の「十全化学本社社屋」。医薬関係の製造企業の新社屋。自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案。四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出す4階、ルーフテラス photo©小川重雄

キー・オペレーションパーク・コーポレーションが設計した、富山市の「十全化学本社社屋」です。
医薬関係の製造企業の新社屋の計画です。建築家は、自由な交流の尊重を意図し、“集中”と“交流”の切替が可能となるゾーニングの建築を考案しました。また、四周のバルコニーは環境調整や気分転換の役割に加えて“陰影のあるファサード”も生み出しています。施主企業の公式サイトはこちら

十全化学は医薬原薬の受託製造などを行っている1950年に創業された富山市の企業で、神通川と富岩運河の間に位置する工業団地の中に各種プラントのある4つの工場棟、研究棟等が展開されていた。将来の事業展開の為に各建物の機能を整理し、散らばっていた事務機能、会議室、食堂を集約した新社屋が計画された。

富山は、南北にのびる本州の中央北部に位置し、立山連峰などの急峻な山岳地帯から流れ込む豊かできれいな水と、日本海に面した富山湾は豊かな自然の恵みと、漆器、薬、ガラスなど多種多様な文化と産業を生み出している。豊かな森林資源と豊かな水がもたらした北前船の水運によって「富山の売薬」を生み出した薬文化が形成された。

建築家によるテキストより

新社屋の設計を始める前に十全科学の各部署から年齢性別が多様な社員が集まり、数回に及ぶワークショップを重ねて、今回の新事務所のテーマは何か、現状の事務所の問題点、どのように改善していきたいか、新しい働き方のモデルを考えた。ワークショップで十全化学の重要なカルチャーとして認識されたのは、様々な部門の社員が自由な交流を大切にしていることだった。

しかし現状では交流を培うため場所が足りないこと、また個人が集中して作業できる場も足りないことも分かった。そのため新社屋では「集中(solo)」、「交流(collaboration)」 の「切り替え(switch)」が出来る場が実現できるようにオフィス全体のゾーニングを構築していった。

建築家によるテキストより

周りの工場群は、機能上、窓のない高い壁で覆われている。そのためそれぞれの工場の間は配管で繋がれるものの、ヒューマンスケールで繋がる空間はほとんどない。この社屋は工場棟とは対照的にガラスファサードとして周辺の工場群全てを見渡せるようにして、職員が働いている工場群と空間的に繋ぐことを試みている。さらには西側の神通川、東側の立山連峰とも視覚的に繋げて、富山全域との連続性を感じられるようにした。

ガラスファサードの前にはバルコニーを設け、仕事の合間に外に出てリフレッシュできるようにした。その結果、平滑なファサードの工場群とは対照的な陰影のあるファサードとなり、ペリメーターゾーンの環境調整装置としても機能している。バルコニーは庇のように夏の室内への日射を遮断するが、日射角度が低くなる冬は日射を取得して、冬の暖房負荷を下げる事ができる。西日が入る階段部分にはグリーンスクリーンを設置して、日射を遮るようにしている。また火災時に2つある階段に何かしらの問題があった場合でも、この全周にあるバルコニーからの救助が可能である。

建築家によるテキストより

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