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2026.6.13Sat
最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/8-6/14]

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最も注目を集めたトピックス
最も注目を集めたトピックス[期間:2026/6/8-6/14]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2026/6/8-6/14)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。(弊サイトでは、作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)


  1. 矢板建築設計研究所による、長野・北佐久郡の「大きな屋根の家」。南東向きの明るい斜面地での計画。設計者が重視する“場所感”の思考に基づき、大屋根の下に大開口を備えたリビングをバルコニーで囲う構成を考案。愛を伴う“場所感”は自我のなす作為が消え去った時にのみ現れる
  2. 【ap編集長の建築探索】vol.021 妹島和世建築設計事務所「すみだ北斎美術館」
  3. 篠原一男による「上原曲り道の住宅」(1978年) をレポート。“第三の様式”の作品のひとつとして知られる。篠原が重要視した“ずれ”を強調する、鉄筋コンクリートの柱が広間にそびえる建築。詩人の鈴木志郎康とその家族の住まい
  4. OMAによる、トルコの百貨店「ベイメン・テルサーネ」。湾岸の旧帝国造船工場群を転用した施設。同事務所が関心を寄せる“商業”と“保存”を結ぶプロジェクトとして、既存躯体の中に複数の構造代を挿入する構成を考案。水平的な販売空間は通常生じる“階層性”を解消
  5. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、2026年6月1日に開幕。開催場所は、徳島市万代町の“第一倉庫”。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示
  6. MVRDVによる、フランス・ボルドーの集合住宅「ラ・ヴァレ・ヴェルト」。現地の言葉で“緑の谷”と名付けられた建築。“親密さ”の実現を目指し、3つの棟をくり抜いて“緑豊かな円形の中庭”を形成する構成を考案。様々な樹種を収めた植木鉢の維持管理の為に庭師のアクセス経路も用意
  7. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が、開催中止に。主催者のJIA 四国支部 徳島地域会と石上純也建築設計事務所がコメントを公開
  8. フランク・ゲーリーの、アメリカのガゴシアンでの展覧会「FRANK GEHRY」。2025年の逝去した建築家が手掛けた“彫刻”の展示。魚を主題とした作品群は、一連の建築作品にも繰り返し現れる“波打つような輪郭”を表現。会場構成はゲーリー・スタジオが手掛ける
  9. 佐久間徹設計事務所による、東京の「吉祥寺の書庫」。数万冊の書籍を収納する為の住宅。効率の良い収蔵と共に“過ごす時間が楽しくなる”場を求め、中庭を囲むように書棚と廊下を配置する構成を考案。幅に変化のある回廊は歩くたびに“本と緑との距離感”が変わる
  10. 鈴木理考建築都市事務所+座二郎+高橋みのり による、東京の、建蔽率50%の敷地を最大限活用する為に屋根のないリビングを計画した住宅「オープンスカイハウス」
  11. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  12. 石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が開催予定。約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示。ホール計画が混迷を極める中で様々な可能性を考える機会を提供。関連シンポジウムの企画も進行中
  13. OMA / デイヴィッド・ジャーノッテンの会場構成による、オランダの「State of Fashion Biennale 2026」。ファッションを社会的な存在として捉える展覧会。“視覚的スペクタクル”と“隠れた物語”の両面の理解を促す為、表が金属仕上げで裏を木造露出とした展示パネルを考案。表側で完成品を見せて裏側で舞台裏を明かす
  14. 熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVによる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の基本設計概要が公開。花弁を想起させるテラスの連なりが特徴的な建築。テラスからの新しい鑑賞体験や壁面を活用した映像発信も計画。“ホールの新たなあり方”や街に開き人を引き込む事も追求
  15. マリメッコの展覧会が、京都文化博物館で開催。入場チケットをプレゼント。60年代から近年までの“約70点のドレス”などで“創造の美学”を伝える内容。皆川明による新作インスタレーションも展示
  16. kurosawa kawara-tenによる、千葉・大多喜町の「SさんAさんのための家」。プライベートを大切にする家族の為の二世帯住宅。道のある南側に水廻りを配して視線を遮り、北側に“木の塊”の様な居住空間を配置する構成を考案。カーテンウォールは採光に加えて世帯間の緩衝地帯としても機能
  17. ビオフォルム環境デザイン室による、東京・世田谷区の「三年鳴かず飛ばずプロジェクト 長屋棟」。場所が持つ“人々が集う記憶”を未来につなぐプロジェクトの一環。子育て世代が暮らす為の建築として、コモン的な空間を備えた“長屋形式の賃貸シェアハウス”を計画。交流の場から外への“賑わい”の表出も意図
  18. トラフによる、大阪市の店舗「THE NORTH FACE FOOTWEAR SHINSAIBASHI」。フットウエアに特化したショップ。製品との関係を“身体的なスケール”に引寄せる為、石と木の角柱を井桁状に組んだ“展示台でありベンチにもなる”什器を考案。光膜天井や全面鏡の操作で空間に広がりも生み出す
  19. ランサ・アトリエによる、サーペンタイン・パヴィリオン2026「a serpentine」。毎年一組が選ばれ造られる期間限定の建築。“身近な素材や形態を再解釈”する設計姿勢に基づき、周辺の建物や伝統的な蛇行する壁から着想した煉瓦壁を用いた建築を考案。壁の意味も再考して“透過性”を付与する
  20. 鎌倉市の新庁舎等基本設計プロポーザルで、日建設計が最優秀者に選定。コンセプトは「ひとつながりの未来の庁舎『鎌倉ONE』」。提案のイメージも公開

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2026.06.15 Mon 06:02
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    村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第6回「参照すること、その先にあるもの」

    SHARE 村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第6回「参照すること、その先にあるもの」

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    今、なに考えて建築つくってる?村山徹論考杉山幸一郎
    村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第6回「参照すること、その先にあるもの」

    「今、なに考えて建築つくってる?」は、建築家の村山徹と杉山幸一郎によるリレー形式のエッセイ連載です。彼ら自身が、切実に向き合っている問題や、実践者だからこその気づきや思考を読者の皆さんと共有したいと思い企画されました。この企画のはじまりや趣旨については第0回「イントロダクション」にて紹介しています。今まさに建築人生の真っただ中にいる二人の紡ぐ言葉を通して、改めてこの時代に建築に取り組むという事を再考して頂ければ幸いです。
    (アーキテクチャーフォト編集部)


    第6回 参照すること、その先にあるもの。

    text:杉山幸一郎

     
     
    こんにちは。杉山幸一郎です。
    前回の村山さんのエッセイから、こちらも一年ほど時間が経ってしまいました。言い訳をして良いのであれば、それは今回のテーマ「リファレンスと歴史」につきます。
    歴史をとりわけ専門としていない僕にとって、もう一度「リファレンスとは?歴史とは?」と考え直す機会になったものの、そのぶん非常に書き始めづらいテーマでした。なんだか村山さんのテーマの方がいつも書きやすそうだな。と思ってしまうのは、「隣の芝生は青い」ってことでしょうか(笑)。(交換してもらおうかな)

    と、まずは村山さんの前回の仕上げの話を聞いて考えたことを綴ります。

    いろんな仕上げについての定義、そして村山さんのご自邸「オーバーホールインヨコハマ」で実践した「本仕上げ(本物の素材を使った本当の仕上げ)」という言葉を読んでいで、とても興味深く思いました。

    2025年秋学期から、クール市にあるグラウビュンデン州立の応用科学大学(Fachhochschule Graubuenden)で一年生の設計スタジオを持つことになり、そこで学生たちと話しながら「仕上げとは何なのだろう」と考えていたところです。
    2021年から2025年まで教えていたETH(スイス連邦工科大学)では、Deplazes(デプラツェス)教授のもとで設計を教えていましたが、そこでは高校を出たばかりの、建築を学び始めたばかりの生徒が大半でした。一方で今期からスタジオを持った大学では初学期ながら、約半数の生徒がすでにドラフトマン(Hochbauzeichner)としての教育・実務を3年間受けている有資格者です。

    スイスでは、中規模の事務所なら大抵ドラフトマンがいて、彼らはメインで実施図面を描いていくエキスパートです。そんな教育を受けた学生だから、素材の使い方も図面への落とし方もゼロからスタートした学生よりも知識がありますが、仕上げとは?となるとまだ素材の表面の話で止まっていますね。(スイスでのクラフトマンシップについて『建築雑誌 2026年4月号(特集:建築学生と就活の現在形)』で少し説明しています。)

    僕なりに村山さんの言葉をさらに考えてみると、それは«時間軸をも超えた建築の本質的なあり方»と深く関わってくるように思います。

    ドイツ語ではSein(ザイン・在り方)とSchein(シャイン・見え方)という対で用いられる言葉があります。
    これを今回の文脈で建築的に解釈すれば、その仕上げは「最終的に表れてきているものや、それによる認識体験を扱っているのか(Schein)?」それとも「建築の在り方そのものを抽象的、哲学的に定義しているのか(Sein)?」という問いに行き着きます。

    例えば、ル・コルビュジエの計画した建築を見ていくと、白いキューブで近代建築の五原則を唱えている時代はSein(在り方)。一方でロンシャンの教会やチャンディガールの建築群などの活動後期に計画したものはSchein(表れ方)と解釈できると思います。多くの建築家は、この「SeinとSchein」の両方を考えながら、もっとざっくり言ってしまえば「抽象な思考と具体的な事柄」に対峙しているのではないでしょうか?

    ではSeinでいうところの「建築の在り方を定義するってどういうこと?」と思われるかもしれません。
    村山さんの青森県立美術館で言うところの白く塗られた煉瓦は、きっと「表れ方」ではなく、実は「在り方」なんでしょうね。見た目の変化が少なかった版築風吹付仕上げではなく、時間が経って風化してきた白い煉瓦が、時間そのものを飲み込んで、かつての在り方をも変化させているような気もします。こういうのを見ると、当初の在り方は時間と共に変化しても良い。という風に考えても良いのだろうと思えてきました。

    • 残り6枚の写真と建築家によるテキスト
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    今、なに考えて建築つくってる?村山徹論考杉山幸一郎
    2026.06.15 Mon 07:20
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    2026.6.12Fri
    • アントニ・ガウディによる、スペインの教会「サグラダ・ファミリア」を特集したテレビ番組の動画。2026年6月に公開されたもの

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