



上島直樹 / KAMIJIMA Architectsが設計した、東京の「House M」です。
植栽関係の仕事をする施主の住まいです。建築家は、庭の植物が近隣との交流を生み出していた話から、新たな建築も“地域に馴染む”存在となるように意識しました。そして、庇下や土間でコミュニティと生活空間を“段階的に繋ぐ”構成を考案しました。
東京都内の風致地区に位置する敷地での住宅の建て替え計画。
施主は植栽関係の仕事をしており、旧宅の庭に育てていた少し珍しい植物達は、近隣の人々との交流を生み出しているという話をはじめに伺った。 そのストーリーを拡張しながら、新しい家もまた、すっと地域になじむものにしたいと考えた。
立ち話をする庇下、人を招き入れる土間、施主が生活する空間と地域からグラデーショナルに配し、繋がりと程よい距離感を持つ間取りとした。ボリュームは風致地区の制限が掛かる敷地に対し、四方に大きく引きを取った配置となり、妻側を道路に向けた七寸勾配の切妻屋根によって、隣地との間にゆとりと光をもたらした。
竣工時には、旧宅から残した木々と最低限の植栽、仮の砕石敷までとなっている。今後、施主自ら植栽を行ってゆき、配置と切妻屋根による余白が緑で覆われた時、象徴的な切妻が植物と対峙しながら、家としてあり続ける未来を思い描いている。








